姿勢が悪くて、肩がこるというのはみなさんも頷けると思います。
しかし、姿勢が悪くて病気になると聞くと首をかしげられる人も多いことでしょう。
姿勢の研究
ある人が2500人ほどの姿勢を8年にわたって調べました。
姿勢が悪い人、ゆがんだ人ほど、決まって何かの病気を持っているか、さまざまな不定愁訴が多いことが分かりました。
上手に姿勢が曲がっていて、今のところ何ら不都合を覚えないと言う人もありました。
しかし、それは例え、今症状がないといっても、将来的な問題の予備軍ということが出来ます。
例え最初はわずかな歪みでも、それが長く続くと変化を引き起こし、病気になる準備が整うことになります。
ケース
ある患者さんが来院されました。
動機、息切れ、死んでしまうのではないかという不安感、頭痛、めまい、食欲不振、不眠、上肢下肢のしびれ、首の痛み、腰痛を訴えられました。
病院では特に異常が見つからなかったと言われました。
検査の結果、リクライニングのきくイスで、首が90度になるような姿勢でテレビを見ておられるのが原因ではないかと考えました。
体は硬く、筋肉は硬化して、老人のような身体でした。
関節の動きをつけ、姿勢を改善するような努力をされると徐々に症状が改善し、元気になっていかれました。
中塚カイロ3大不良姿勢
1.うつむきスマホ姿勢
最近非常に多くなった不良姿勢です。
コロナのせいでスマホを使ったり、動画を見られることが多くなっているからです。
首が倒れ込んでいる姿勢が長いため、首・肩・肘・手首の痛み、上肢のしびれ、頭痛、めまい、空咳、動悸、息切れ、胃の不調などを訴えるようになります。
2.横寝・肘つき頭を支えてテレビを見る姿勢
疲れているときに多い姿勢で、リラックスした姿勢と勘違いされます。
首の痛み、寝違い、弱い喉、肋間の傷み、しびれ、頭痛、吐き気、顎関節の痛み、めまい、顔の筋肉の麻痺などが起こります。
調子悪くなっても、それが原因だと思われないので、姿勢を変えられないために徐々に症状が悪化していきます。
3,へそが天井を向くようなイスの姿勢
腰の柔軟性がなくなってくると多い姿勢です。
首も圧迫するようになるので寝てしまう人も多くあります。
首の痛み、上肢のしびれ、頭痛、めまい、胸焼け、胃腸の不調、腰痛、下肢痛などが起こります。
解決方法
1)姿勢を直すこと
2)深呼吸をすること
3)適度な運動
4)カイロプラクティック
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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