世の中には肩こり解消のためのグッズが非常にたくさんあります。
肩こり解消グッズのコーナーに行くといろいろな方がグッズを眺めておられます。
それだけ皆さんが肩こりでお悩みなのがわかります。
しかしグッズは果たして効果があるものでしょうか?
それともあまり効果のないものでしょうか?
よくわからないというのが正直なところではないでしょうか。
「こういうグッズは良いですか?」と聞かれる方は非常に多いです。
肩こりがどうして起こっているかわかると肩こり解消グッズについて分かりやすいと思います。今回は肩こりグッズについて考えてみたいと思います。
肩がこると手当たり次第に試したくなりますね。でも良くならないと悩みますね
30万人の施術実績のある中塚カイロプラクティック研究所代表の私がご説明しましょう。
肩こりグッズの種類
肩こり解消グッズはいろいろありますし、すべてを網羅することは出来ませんが、一応大まかに分けるとパターンがあります。
温めるもの、マッサージ器、圧迫するもの、パワーグッズ、電気の機械などがあります。
温めるもの
温めるものにはホットパック、サポーターなどがあります。
温熱を使うものと自分の体温を使うものとに分かれます。
マッサージ器
マッサージ器は様々な種類がありますが、首のコリをマッサージするものや背中まで出来るものもあります。
自分でマッサージする道具や電気で自動的にマッサージするものがあります。
圧迫するもの
圧迫するものには、自分の体重を使ってストレッチをするものや。
ツボ押しのような道具もあります。
パワーグッズ
パワーグッズはゲルマニウム、チタン、クリスタル、磁石などあります。
ネックレスだったり、ブレスレットの形があります。
電気の機械
電気の機械には低周波の機械やバイブレーターのようなものがあります。
その他
これ以外にも姿勢矯正ベルトや首の牽引器のようなものもグッズとして売っています。
本当にいっぱいありますね。
肩こりグッズの効果
肩こりの大きな原因は不良姿勢と動かないことによる血行不良です。
ですから、温めることと動かすことは非常に大切になります。
そういう意味では温めるもの、マッサージ器、圧迫するものなどが一定の効果があるといえるでしょう。
ただ、そういうものを使わなくても、蒸しタオルを用意してそれを首の所に当てても同様の効果が得られます。
また、動かすのであれば、軽いおもりを持って肩を大きく回すことでも肩こり解消の効果があります。
ですから身近なもので代用できるといえます。
しかもパワーグッズに関しては、人によいから自分によいとはいえず、試してみるほか有りません。
ただ効果が長続きするかどうかは疑問です。
わからないけど良いんじゃないかと思って使っているという方を時々見かけますが、使って効果を実感できなければそれ以降使っても効果は出ません。
肩こりグッズの問題
基本的に肩こりグッズは根本の問題を解決してくれるものではありません。
なぜなら姿勢が悪く、動きがなければ、結局の所肩こりを起こしてしまうからです。
ですから姿勢を改善しない限りは、肩こりが改善しないのです。
肩こりグッズで一時的に改善したように思っても姿勢が改善していなければ、すぐに元に戻るでしょう。
そう考えると肩こりグッズはほとんどのものが対処療法といえるのです。
肩こりグッズで姿勢が変わるようなものはほとんどありません。
ですから肩こりグッズで肩こりを克服しようとするのが難しいというのがお分かりになるでしょう。
肩こりグッズにお金を費やすのは懸命ではありません。
それよりは姿勢をどのように変えられるかを考える方が早道です。
肩こりグッズは対処療法なんですね。
肩こりグッズの危険
ただ懸命でないだけであれば、プラスマイナスゼロですから問題は少ないですが、実は問題があります。
肩こりグッズを使って問題を先送りしている間に、不良姿勢が体型になってしまう恐れがあります。
姿勢を変えようと努力しなければ、ドンドン動きが悪くなってしまいます。
しかもいったん体型になってしまうと解決するのはとても難しくなります。
そうすると肩こりは簡単に改善できなくなってしまいます。
さらに姿勢を改善しないで緊張した筋肉ばかりに焦点を当てるとそれを緩めることの躍起になりますから、筋肉が力を出せなくなっていきます。
前に倒れた首を支えるのが筋肉の緊張の原因ですから、倒れた首を起こすことなく筋肉を緩めると余計首が前に倒れることになるのです。
その結果もっと肩がこるようになる悪循環になってしまうのです。
つまり、現象を追い求めて原因を改善しなければ悪化するのです。
肩こりグッズを使いたくなったらカイロプラクティックを
肩こりグッズが姿勢を変えてくれることはありません。
しかも姿勢を余計に悪くする可能性もあると話しました。
そういうグッズにお金を使うより、最初から姿勢を改善できる方法を使う方が格段に良いわけです。
カイロプラクティックは、姿勢を改善する方法と理論を持っています。
また現状を分析して、姿勢の問題を明らかにしてくれることでしょう。
そして施術によって柔軟性を回復し、神経の流れを整えることにより、筋肉のバランスをとることが出来るようになります。
そうすると自然に良い姿勢になることが出来るようになります。
姿勢の問題につきもののサブラクセーション、関節の機能異常ですが、配列の問題や動きの問題をいいます。
サブラクセーションを取り除くことがよい姿勢を取り戻す一番の方法です。
このサブラクセーションを取り除くスペシャリストがカイロプラクターなのです。
カイロプラクターに相談することによって、自分のライフスタイルや姿勢を見直し、姿勢を改める機会を持たれることをお勧めします。
Kくんは肩がこるので様々なグッズを使っている。
枕もいろいろ試したそうです。
通販の枕やオーダーメイドの枕、低反発のものから高反発のものまで。
でも慢性の肩こりは改善しませんでした。
昔から長い間ゲームしているといわれました。
姿勢は自分でも悪いと言われます。
パワーネックレスや磁器ブレスレットも使っておられました。
ゲルマニウムのネックレスも高価なものを使ったことがあるそうです。
それは少しよかったようですが、だんだんパワーが弱くなったと言われます。
機械もいろいろ使いマッサージ器や低周波の機械や電気のホットパックを使ったりされたそうです。
生活は夜更かしをするので、朝は遅く起きてくる生活で、昼と夜の二食しか食べておられませんでした。
アパートにいるときにはビーズのクッションを使っていて、「一度これに座ると動けなくなる。」といわれて、背中は丸くなるような姿勢をしておられました。
Kさんは極度の猫背で、横から見ると首だけ前に突き出して、古代人のような姿勢でした。
背骨の柔軟性もなくなっていました。
運動も昔から余りしていないので、筋力も余りありませんでした。
携帯で漫画も見るので、いつも下向きになって長時間の猫背姿勢でした。
首の筋肉は両側ともに固くなっていて、背中の筋肉も柔軟性がなくなっていました。
カイロプラクティックの施術で頚椎と胸椎の動きをつけ、頚椎のカーブが回復するような体操をお教えしました。
ビーズのクッションをやめるように話し、1日に1時間の携帯使用にするようにお願いしました。
食生活を変えるように勧めました。
1ヶ月でとても姿勢がよくなり、元気そうになられました。
肩こりも感じなくなったと話されるようになりました。
肩こり解消グッズをいろいろ試してもあまり改善の見られなかったケースです。
肩こりグッズはその場を何とかしようとするもので、根本の原因を取り除くものではないのです。
原因を取り除くことが一番の早道です。
まとめ
肩こりを解消しようといろいろなグッズを探されることがあると思います。
でも残念ながらグッズは一時しのぎです。
根本的な原因を取り除くことが早道です。
姿勢の改善に最も大きな力を発揮するカイロプラクティックを使ってみられてはいかがでしょうか。
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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