腰は重いという方は結構おられます。
重くてもなんとかなるからそのままにしているという方も結構おられます。
重くなる理由は様々ですが、多くの場合には姿勢が原因でそうなります。
もちろんほかの原因でなるものもあります。
ですから注意が必要です。
しかし姿勢が原因であれば、それをそのままにしているといつか必ず激痛に悩むことになります。
今回は腰の激痛について書いてみたいと思います。
腰の激痛?
腰の激痛が起こることは決して珍しいことではありません。
しかし、多くの方が「今回初めてなりました」と言って来院されます。
何回も激痛を経験したという方も多くあるでしょう。
激痛になるにはなるだけど理由があります。
「何もしていないのに激痛が出ました」と言われる方は、身に覚えがないだけで必ず何かをしておられるのです。
体は偶然に問題を起こすことはありません。
多少の例外を除けば、ほとんどと言ってよいほど腰に側弯ができていて腰椎の関節が硬化しています。
柔軟な動きが少なくなる30台から多くなります。
必ず疲労があります。ですから、寝不足だったり、過労だったり、ストレスが非常に強かったりすることがあったはずです。
顔を洗う中腰から起き上がる瞬間と言ったような何気ない動作の瞬間に激痛が走ります。
柔軟性のなくなった関節に負荷がかかったために痛みを起こすのですが、関節の動きを改善すれば、比較的早く痛みが改善します。
激痛でお悩みでも、関節の動きが改善すれば、カイロプラクティックで改善することがよくあります。
一度ご相談ください。
腰の激痛で問題となること
腰の激痛で問題となることは、痛みが出たらその日から悪くなったように思えることです。
実は長時間、毎日、長年の間悪い姿勢習慣で腰椎が側弯を起こしていることが原因だからです。
だから、多くの人が原因について思い当たることがありません。
「車から出ようと思って痛みが走りました。」とか「物を取ろうと思ってかがんだ瞬間激痛が走りました。」といわれるから無理ありません。
それまでに何か悪いことがあったなどと想像することが出来ないのです。
何度も言いますが、体は意味なく症状を出しません。
長い間の不良姿勢へのつけを払ったような物です。
症状自体は取り除くことがそれほど難しい物ではありませんが、原因をきちんと明らかにしておかないと柔軟性がなくなった頃にまた同じような激痛に苦しむことになるのです。
痛みを取り除いてそれで満足してはいけないのです。
腰の激痛で危険なのは?
多少の例外を除いて姿勢が原因と言いましたが、そうでないものもあります。
夜中に起こる激痛は結石でなる場合があります。
内臓が原因で痛みが出る場合もありますが、食事が引き金になることが多いのも特徴です。
動脈などの問題でも激しい痛みが出ることがあります。
突然に痛みが出ますから、注意が必要です。
きっかけとなるようなことを思いつかないとか、寝ていて痛みが出るとか、熱があるというような場合、痛みが楽になるような姿勢を見つけられない場合は速やかに医療機関を訪問するべきです。
内臓から来るものは一刻を争いますから、安易な考えは危険です。
もう一つ危険なのは病院でも特に異常が認められなかった場合です。
残念ながら現代医学は姿勢で激痛が出るという概念がありません。
そのために原因がわからないまま投薬されることも多くあります。
この薬ですが、原因を取り除いてくれるわけではありません。
そのためにそのままになっているとドンドン悪化していく恐れがあります。
下肢に症状が出たり、膝やかかとなどに痛みが出たり、股関節が痛みが出たりするようになります。
そうなる前に自分の原因を知ることが大切です。
腰の激痛の対処法
腰が痛くなったら、まず楽な姿勢がとれるかどうか探してみましょう。
もし楽な姿勢を見つけることが出来なければ、すぐに医療機関を訪問すべきです。
通常、横になって膝を曲げて足の間に枕や座布団を挟むと楽であることが多いです。
「冷やしますか温めた方が良いですか?」と聞かれることが多いですが、熱を持って熱くなっているようであれば、冷やすことが必要です。
冷えているようならあたためることが良いでしょう。
湿布薬に関して鎮痛消炎剤ですから、温める方でも冷える方でも効果は変わりません。
実際に冷やしているのでも温めているのでもないので大丈夫です。
痛み止めは出来れば避ける方がよいでしょう。
胃の不調や腎臓や肝臓に負担をかけたり、関節の軟骨再生の細胞の働きをブロックしてしまいます。
痛みは休むと楽になることがありますが、痛みがなくなっても問題が無くなったわけではありませんから、無理は避けるべきです。
自分の原因がどこにあるのかカイロプラクターに相談することをお勧めします。
腰の激痛があるときカイロプラクティックではどのようなアプローチ
カイロプラクターは痛みについてだけでなく、ライフスタイルの多岐の部分に渡って質問します。
そのことによって原因を考えます。
変えるべきライフスタイルやアドバイスをします。
姿勢による激痛は、姿勢の問題が明らかにならなければ、改善していきません。
カイロプラクターは姿勢のスペシャリストです。姿勢を分析して教えてくれるでしょう。
カイロプラクティックの施術は、関節の不具合を調整するものです。
姿勢によって腰の激痛がある場合に、関節が動きが悪くなり、配列もおかしくなっています。この不具合を調整すると激痛であっても比較的早く楽になるものです。
この関節の不具合をサブラクセーションと呼びます。
サブラクセーションはマッサージや薬ではよくなりません。
熟練したカイロプラクターはサブラクセーションを取り除く専門家です。
サブラクセーションを取り除くことによって関節の動きがスムーズになり、神経の流れが回復され、筋肉のバランスがとれます。
また、痛みがなくなっても、定期的に調整してもらうことによって、腰の痛みが起こりにくくなるようになります。
姿勢が原因で腰に激痛が走る場合には待っていても改善するものではありません。早い内に中塚カイロプラクティック研究所までご相談ください。
26歳女性教員Sさんのケース
Sさんは腰がいつも重く、体が硬くなっていると思いストレッチを始められた。
特に雨の前日には腰に鉛の板が入っているようだといわれました。
ストレッチをしたら急に激痛が出て、何をしても痛くなった。
病院に行ったが、痛み止めだけで根本を改善するのではないと感じた。
痛み止めも余り効かなかった。
そこで同僚の先生に紹介されて来院された。
学期末で忙しかったのもあって、夜寝る時間も短くなっていたようです。
腰が痛み始めたけど、たいしたことは無いと思って、ストレッチをしたら激痛になって動けなくなったそうです。
今までも何度かこういう腰痛があって、少し休むとよくなっていたので、今回もよくなると思ったら全然よくならないので焦られたようです。
また何かの拍子に激痛が走るのではないかと恐怖感がありました。
腰を見ると完全に腰椎の後弯が出来ていて、全く前弯がなくなっていました。
Sさんは前屈すると手が床につくので、自分は柔軟性があると思っておられました。
背屈は全く出来ませんでした。
あぐらを組んで椅子に座る癖があり、いつも背中を丸くしておられました。
腰の柔軟性を取り戻すようにカイロプラクティックの施術をしました。
背屈の運動を一生懸命にするようにお勧めしました。
また、あぐらを組んで座る姿勢をやめて、深く腰掛けるように勧めました。
また背筋が弱いので毎日30分は胸を張って歩くように勧めました。
3回ほどの施術で痛みはなくなりましたが、腰の柔軟性がまだよくなかったので、続けて施術しました。
同時に体操をもう少し一生懸命してもらうようにお願いしました。
しばらくすると姿勢も自然と良い姿勢が出来るようになり、気持ちが変わりましたと話されました。
Sさんは若い方ですが、腰だけ見るとお年寄りのような腰になっておられました。
かなり若い頃からの姿勢のせいだったようです。
腰の柔軟性がなくなって激痛が出ていました。
もう少しそのままだったら、椎間板の問題へと移行するところでした。
若さゆえにそうならないですんだといえるでしょう。
まとめ
腰の激痛が出て、二度とこんな思いをしたくないと思いながら、また同じ痛みを経験しておられる方もおられると思います。
そういう方にとってカイロプラクティックのアプローチは大きな助け手になるでしょう。
ライフスタイルについてのアドバイスをもらうことによって、原因を根本から改善することが可能になります。
あなたもカイロプラクティックを試してみませんか?
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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