今日は木曜日、あなたは日曜日のレ−ス準備は出来ていることでしょう。
でもスタ−トラインに並ぶのに最後の詰めを誤ってないでしょうか?
レ−スまでの数日の過ごし方がレ−スの成績にも、回復にも大きな違いを生むことになることもあります。
時にはほんのわずかなストレスが成績に大きな影響をもたらすこともあります。
重要な事柄について理解し、上手に調整することによりレ−スが楽しいものになり、回復もずっと早くなるでしょう。
水
恐らく、アスリ−トにとってもっとも不足しているものは水です。
脱水症状はレ−ス直前の緊張や暑い天気によってもっとひどいものになります。
アスリ−トの多くがよく脱水症状になっています。
特にレ−ス前日は余計にそうなっています。
そうならないために効果的なのは少しずつ水を飲むことです。(50ccくらいずつ)
一日中、また夜も飲みつづける事です。
これはいちどにたくさん飲むよりはるかに効果的な方法です。
レ−スの前の日、レ−スの朝も水の入ったボトルを持ち歩くべきです。
太陽に当たらない
レ−ス前に太陽に当たらないようにすることです。
太陽のもとでは脱水症状ももっと早く起こります。
もっと重要なことは太陽は体にとってストレスになるためレ−スの成績に悪影響を及ぼすからです。
だから日陰にいて、太陽に当たらないようにしましょう。
もし太陽のなかにでるなら、帽子と軽く服をきるようにしましょう。
直前のトレーニング
もししたとしても、トレ−ニングは時間も強度も最少にしておきましょう。
レ−スの週の特に2−3日前のトレーニングは少なければ少ないほど良いでしょう。
しかし、他のストレスがあって緊張をほぐしたいと思うようなら、軽くするのはよいことです。最少限にとどめることをわすれないようにしましょう。
前の日、その前の日ぐらいは何もしないようにしてリラックスするためにはウォ−キングをするとよいでしょう。
精神を鍛えよう
アスリ−トはいつも筋肉のパワ−について考えますが、精神のパワ−については軽くみなします。
しかしこれも筋肉を鍛えるようにきえることができます。
レ−ス前にストレスになるようなことはコントロ−ルできるでしょう。
どのように考えるかです。
レ−スに対してのネガティブな思いはもっとポジティブな考えに置き換えることができるでしょう。
人は思いをコントロ−ルしていますが、伝統的な考え方や、過去の経験(自分や人の)、広告は非常に大きな影響力を持っています。
だから忘れないようにしてほしいです。
あなたは楽しむためにここにいるのだし、最高のレ−スをしようとしているのだから。
いつもと同じ食事
いつもと同じような食事をとりましょう。
もちろんあなたが正しい食事をしていることは前提ですが。
それから同じようなスケジュ−ルで時間を過ごしましょう。
遅く食べたり、飲んだりするのはレ−ス結果に大きな悪影響与える可能性があります。
体というものはあまり変化を好まないものということを忘れないようにしましょう。
レースで試さない
自分にとって効果的だと分かっている事をレ−スではしましょう。
もちろん健康的なものであるのは言うまでもないが。
効果的かどうか分からなければ自分の体に注意をはらいましょう。
やみくもに人の真似をするのはやめましょう。
新しいシュ−ズ、レ−ス中の飲食物に新しいものを試すのはやめましょう。
練習で新しいものは試し、レ−スでは試さないのが得策です。
ウォームアップ
レ−スの朝、ウォ−ムアップしましょう。
距離やレースの順番にもよりますが、ウォーキング、軽いランでもよいでしょう。
もししっかりとエアロビックベースが出来上がっているなら、充分なウォームアップというのは最低でも20ー30分はレースのために割くべきです。
(もしエアロビックベースが出来上がっていないなら、レースの準備が出来ていないということになります。)
クールダウン
レースの後、クールダウンとしてウォーキングや軽いジョギングやスイムをして回復を速めましょう。
レース後の夕方散歩や泳ぐこともやはり回復を速めることになります。
レース後の回復は非常に重要です。
効果的に練習が続けられるし、次のレースに備えることも可能になるのです。
ウォーキングは長距離旅行をしながら帰るならとくに重要です。
多分長い間座っていなければならないことが多いですから。
もし飛行機にのるなら空港や機内で歩くべきだし、車で帰るなら、途中で停って歩くことをお勧めします。
レース後の飲食
レース後に食べる食事や飲み物も回復には非常に重要です。
ほとんどの人が80ー100gの液体の炭水化物を競技後15分以内にとることによって、グリコーゲンの補給を速めることが出来ます。
多くの水を飲むことも重要です。
どんなにレース中に飲んでいたとしても、レース後には脱水症状をおこしているでしょう。
アルコールを飲むのは水を充分とり、なにか食べてからにするべきでしょう。
しょっぱい食べ物や塩分の入った飲み物をとることも汗として失った塩分の補給には重要なことです。
レース翌日
レース翌日はとくに回復にとって重要です。
体に充分休息を与えましょう。
朝軽く散歩しましょう。
トレーニングは午後からにしましょう。
強度の強いトレーニングや長いトレーニングは禁物です。
若し一日の終わりに回復できていると感じるなら、普通のトレーニングをまた再開してもよいでしょう。
自分の体をいたわってやりましょう。
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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