何かわからないのに腰痛になって苦しんでいるという方はあなたの周りにもおられるはずです。
椅子から立ち上がるときゆっくりと立ち上がったり、車から出る時に時間がかかったりする方は意外に多いものです。
でもその多くの方が、どうして腰痛が起きるようになっているのか原因を思いつくことが出来ないでおられます。
そのために自信がなくなったり、やる気にも影響が出てしまったりします。
原因を知ることによって、腰痛を防ぐことが出来るばかりでなく、自信を持っていろいろなことが出来るようになります。
何より辛い腰痛とさよなら出来るようになります。
腰痛になりにくい体を手に入れるために知るべきことを考えてみましょう。

腰が辛いといろいろなことをするのが億劫になって。

30万人の施術実績のある中塚カイロプラクティック研究所代表の私がご説明しましょう。
腰痛は何でなるの?
腰痛は、外傷でなければ、腰の関節の機能異常で起こります。
関節の配列や関節の動きがおかしくなるために、特定の筋肉に負担がかかります。
その結果、余計に動きを妨げ、無理して動かそうとしたときに痛みを出すようになります。
関節の配列や関節の動きがおかしくなることをサブラクセーションと呼びます。
腰痛の多くの原因は、不良姿勢がサブラクセーションを生み出したものです。
それ以外にも、過労、ストレス、寝不足、食事などが原因でなります。
いずれも体の許容量を超えたときに体が対応しきれずサブラクセーションが出来て、痛みになります。

姿勢が悪くて腰痛になるなんて思ってもみませんでした。

多くの方が気がつかれないですね。そのためなかなか改善しないんですよ。
腰痛になったら放っておいても大丈夫?
もちろん、痛みは収まるかも知れません。
しかし、痛みがなくなったといっても問題が解決していない可能性が強いです。
もし解決していなければ、さらに悪化していくこともあり、結果として下肢の痛みやしびれなどに発展することもよくあることです。
そのようなケースをよく目にします。
腰痛は誰にも起こることだから、それほど重症なことではないと思っておられるかも知れません。
イギリスでは30歳から50歳の年齢で最も費用のかかる医療問題が腰痛です。
アメリカでは人口の増加の14倍の速さで腰痛が増加しています。
医療が進んでいる先進国でもそうなのです。
日本でも85%の人が人生のある時点で腰痛になる可能性があるといわれています。

そんなにたくさんの人が腰痛になっているんですね。
腰痛は危険?
腰痛を放っておくことは危険を伴います。
リサーチを見てみると痛みを6ヶ月以上感じていると脳が10%縮小するといわれています。
痛みを我慢していると老化を促進するだけでなく、人生の質も低くしていることになります。
体に対する自信がなくなり、やる気がなくなり、お休みでもゴロゴロしているだけの生活になってしまいます。
家族との関係も悪くなり、中には腰痛が原因で手術をして改善せず、お酒浸りになって離婚をなさった方もおられます。
そんなリスクを持っているのが腰痛であることを理解しておくべきです。
腰痛になったらどんな対処?
休むことです。
無理をしておられたのは間違いありません。
どこが無理だったか考えてみるべきです。
そして、また同じことを繰り返さないように改善していくことです。
姿勢です。
慢性的に腰に負担をかけるような姿勢になっていませんか。
横になってテレビを見たり、寝ながらスマホを触ったり、あぐらをかいてコンピューターを使っておられたりすると腰痛とさよならするのは難しくなります。
睡眠です。
睡眠は使った体を修復するには不可欠です。
睡眠が短いと修復も短くなります。
ただし、長ければよいというものではなく、長すぎるのも何か問題があります。
残念ながら寝だめというものは体の修復に関しては、効果的ではありません。
7時間以上の睡眠が望ましいです。
食事です。
食事を抜いたり、間隔が開きすぎたり、炭水化物ばかりを食べているのは、体に負荷をかけます。
毎食とまでは行かなくともバランスのとれた食事を心がけることが大切です。
甘いものを食べ過ぎていたり、いつも甘いものを食べている方は要注意です。
魚の脂、エゴマ油、亜麻仁油などは抗炎症作用のあるホルモン様の働きをする物質の前駆物質になります。
積極的に摂りたいです。
腰痛になったときに温めるよりも冷やす方が効果的です。
もちろん慢性期になると温めることも効果的です。
保冷剤などを使うと効果的に冷やすことが出来るでしょう。
病院とカイロプラクティックの違いは?
病院では、薬、湿布、電気の機械、重症の場合には手術が考えられます。
しかし、根本的な原因を取り除くというよりは、症状を抑える目的です。
しかし、症状を抑えて、無理をするでは本末転倒です。
また薬には副作用があることを理解しておかれるべきです。
例え薬局で購入する薬であっても、副作用があります。
電気の機械は効果があるとリサーチでわかっているものは存在しません。
余り効果的ではありません。手術はできるだけ避けたいです。再発率が高いからです。
カイロプラクティックは、たくさんのリサーチで唯一効果があるとされている施術です。
サブラクセーションが取り除けるのはカイロプラクティックだけだからです。
腰痛になって最初に選びたいのがカイロプラクティックです。
43歳公務員男性Uさんのケース
Yさんは訳もわからず腰痛が出るようになって、腰痛が癖になっていると思っておられました。
腰がいつも痛いので、休みの日もゴロゴロ寝ていることが多く、子供や奥さんにも申し訳ないなと思っておられました。
朝は起きるのに注意しないと不安な感じがして、起きてから30分は動くことが出来ませんでした。
首や肩の痛みや足のしびれも出るようになっているといわれました。
余り動かないので、体重も増えて、服がきつくなったと言っておられました。
でも腰痛の原因に心当たりが全くないといわれました。
検査をしてみると脊柱にCカーブが出来ていて、脊柱を挟む筋肉がカチカチになっていました。
Yさんはソファーで肘をついて毎晩テレビを見ておられて、それが習慣になっていました。
そのうち寝てしまわれて、夜おもむろに起きてベッドに行って寝るというのを繰り返しておられました。
排便も下痢になったり、便秘になったりを交互に繰り返すようになっておられました。
ソファーで寝ながらテレビを見るのをやめてもらって、Cのカーブと反対に側屈の体操をするようにお勧めしました。
カイロプラクティックの施術で関節の動きを整えるとだんだん腰痛は改善し、首肩の痛みや足のしびれもなくなりました。
背骨のカーブも徐々に正常になって、体を動かせるようになられたので、体重も元の体重に戻られました。
家族と出かけることも出来るようになって、家の中が明るくなったといわれるようになりました。
姿勢が原因で腰痛が起きていたケースでした。
姿勢が原因でなっている場合には、自分で原因として認めることが非常に難しく、腰痛が頻繁に起きるようになることがよくあります。
腰に自信がなくなり、やる気がなくなります。
内臓の調子にも影響があり、全体的な不調につながっていきます。
まとめ
腰痛の原因がわからないときには、皆さんが困られます。
不安や心配になるからです。
生活の質も落ちていき、ただ生きているような状態になる方がたくさんあります。
人生をもっとポジティブに有意義に生きるために、カイロプラクティックを役立ててほしいともいます。
原因がわからない腰痛の時に、ライフスタイルを含めて様々な角度から助けてくれるカイロプラクティックを試してみてほしいと思います。

鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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