腰の下が痛いときは真っ先にカイロプラクティックを

骨盤と腰痛 腰痛特集

腰痛でお悩みの方は多いですが、一人一人別々の症状を持っておられます。
中には腰の下の方が痛むといわれる方が結構おられます。

腰痛も様々な種類がありますから、実は一つ一つ違った対応が必要なのですが、必ずしもそうなっていません。

腰痛は全部ひとくくりで、画一化された処置をされることも多く見られます。
その結果として改善しないといわれる方も多く見られます。
それは無理もないことです。

腰痛にあった処置をするのではなく、処置に腰痛を当てはめようとしているようなものですから。
今回は、腰の下の方が傷むという場合について書いてみたいと思います。

なぜ腰痛が改善しないのでしょうか?

腰の下が痛い?

患者さんにとって自分の痛みの場を的確に表すのはなかなか難しいです。
解剖用語をご存知ないため、難しいのです。

指で示してもらうと大方の場合、腰の下が痛いといわれる場合、骨盤のズレから来る痛みであることが多いです。

この場合姿勢やストレスに起因しており、いろいろなところに行くけどよくなりませんと言って来院されます。

姿勢が原因で腰痛になるというのは、テキストにも書かれていますが、ほとんど重要視されないことの一つです。

なぜなら同じ姿勢をしても痛みがない人があるからです。
その違いがわからないので、姿勢が原因とは考えられないのです。
姿勢で腰痛になるという概念はあまりないというのが正直なところです。

実は不良姿勢を続けているといつか必ず背骨の柔軟性がなくなり、筋肉が硬化して腰痛になる時が来ます。

痛みは場合によっては急に起こるので、それが姿勢のせいだと気がつかない人が多いのです。

腰の下が痛むときの問題

腰の下が痛む場合には骨盤の問題であることが多いと書きました。
骨盤は基本的には動かないと考えておられる臨床家が多くおられます。

もちろん、出産の時には骨盤は動くとご存知の方でも、平常は骨盤は動かないと思っておられます。

しかし解剖学でも私が学生の時に骨盤は動くということが定説になりました。
もう30年以上も昔のことです。

骨盤は動くので歪むこともあるのです。
残念ながら、そういう概念をお持ちでなければ、それに合わせた対応はされないでしょう。

そのために、骨盤のズレが原因で腰痛になった方は、原因もわからず、画一的な処置を受けられるため、改善せず、いろいろな臨床家を転々とされることになるのです。

腰の下が痛むときの対処

骨盤の問題が存在すると考えられないので、わからない問題を腰痛としてひとくくりで処置されます。

そのため、典型的な処置は、痛み止め、湿布、何もしないといったことになるのです。

しかし、原因をわからないで処置することほど効果の無いことはありません。
痛み止めも湿布薬も消炎鎮痛剤です。

問題を改善するというよりは、問題を抑えるだけです。
原因を取り除くことはないのです。

ですから、使い続けたとしても改善していくことはないのです。
もちろんそれが効かない場合もあるのですが、ほかに方法がないために処方されていることがほとんどです。

腰の下が痛むときに危険なのは?

骨盤が歪んでいるときには、それを矯正しなければ改善しないのですが、多くの場合に痛み止めを使います。

痛み止めは根本的な改善にならないばかりか、胃の不調や腎臓や肝臓に負担をかけるようになります。
結果として別の病気を生むことになってしまうのです。

さらに痛み止めは椎間板の再生をするための細胞の働きをブロックする働きがあるために、関節の動くが悪くなり、変形につながるようになります。

痛みを抑えるために関節が変形していくのでは本末転倒です。

骨盤の痛みを放って置けば、股関節に問題が出てくるようになります。
変な圧がかかるようになるからです。そのままにしていれば変形が出るようになります。
骨は変な圧がかかるときに変形が起こります。

つまり、痛み止めの薬を使うということは症状を抑えるために変形が起こるようになっていく訳です。
極めて危険な流れです。

腰の下が痛いときカイロプラクティックは?

骨盤からの痛みが出ているときに、関節の問題を見つけることの出来るのが国際基準のカイロプラクターです。

骨盤の問題を見つける専門家と行ってもよいでしょう。

しかも、それをアジャストメントという方法で矯正することが出来るのです。
それだけでなく、そのような骨盤の歪みが出る理由や原因を一緒に考え、ライフスタイル分析をしてくれるでしょう。

実は習慣や姿勢のせいで骨盤の歪みが出ることは非常に多いのです。
そういう歪みをカイロプラクティックの施術で改善することにより、股関節の痛みも改善していくことが多くあります。

ですから腰の下が痛いと感じる場合にはカイロプラクティックがとても頼もしい見方になってくれるのです。

56歳主婦Aさんのケース

Aさんの腰は昔から弱かったそうです。
いろいろなことを熱心にされる方でなんにでも120%というぐらいに頑張られる。
草取りも何時間もされる。

花を植えたりされるのも大好き。
痛みがあってもしないといけないことはされるタイプです。
寝返りで目が覚めるようになって来院されました。

Aさんが言われるには、腰の下の方が痛みがあり、最近は股関節も痛みが出るようになって足を引きずるような感じでないと歩けなくなっているといわれます。

座るのも辛い。
股関節が可動域に制限があるといわれます。

草取りを4時間くらいされた後から時に痛みがひどくなって、それから休んでも楽にならなくなったといわれました。

睡眠時間は5時間。
痛みで目が覚めるので、長く寝るのが難しいといわれます。
畳の生活をしておられるので、座るときは足を横に崩して座っておられて、テレビを見るときには肘をついて横になって寝ながら見るようになっておられました。

最近は、韓国ドラマにはまっていて、2話3話とみるので夜寝る時間が遅くなるといわれました。

脊柱は右の側弯ができていて、骨盤ははっきりと歪みが出来ていました
股関節の動きが制限されているのもうなずけるほどでした。
筋肉もアンバランスがあって、右の股関節周りの筋肉はほとんど弱くなっていました。

無理をされる習慣と姿勢習慣で体が悲鳴を上げていることをお伝えしました。
Aさんも納得されて、ちゃんとした状態にすると決意されました。

カイロプラクティックの施術で骨盤と脊柱を調整し、座り方やテレビの見方をアドバイスしました。

また、草取りは30分程度にして、根を詰めてやらないことや、痛みがあるようなときは控えるように勧めました。
睡眠時間も7時間以上とれるようにお勧めしました。

施術を重ねるごとに痛みが改善し、歩き方もよくなりました。

笑顔で話されるようになり、来られたときよりも穏やかな表情をされるようになりました。

腰の下のほうが痛くなって無理をしておられたケースでした。
腰や骨盤が歪んでいるときには股関節にも影響が出ることがあります。

このような状態を続けておられれば、股関節も変形したに違いありません。

改善出来る状態の間に来られてよかったと思いました。
ただ、頑張り屋さんのAさんはすこし私が手綱を引いてあげないと突っ走られる可能性はあるので、定期的なメインテナンスは不可欠だと思いました。

まとめ

腰や骨盤が歪んでいるときに、腰の下が痛いと表現されることが多いです。
そんな時にカイロプラクティックの施術やアドバイスを受けると、腰痛とは縁の無い生活が送れるようになることでしょう。

薬や湿布で痛みをごまかすのではなく、根本の改善を目指してほしいと思います。
あなたもカイロプラクティックを味方につけてみてはいかがでしょうか。

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