足を組むと背もたれを使って座ることが出来ません。
必ず腰を丸くし、背もたれを少し離した状態で座るようになります。
このように座る時、片方のおしりが必ずおちることになります。
日本人は足が短いため、足を組むと骨盤に無理をかけるだけでなく、背骨にも歪みができてきます。
背骨を後ろから見ると、体がSの字かCの字になっています。
このような習慣がコンスタントにあると股関節の症状や片側が痛む腰痛が起きます。
大腿の側面、前面が痛んだり、がくがくして階段が登れなくなったりします。
女性であれば、生理に関する症状などで悩むようになります。
足組姿勢
50代男性。小柄な男性が腰痛で来院されました。
ぎっくり腰が癖になっていると言われました。
どんなときでも足を組んで座る習慣があると言われます。
いつもされる様に足を組んでもらった後、反対側の足を組んでもらいました。
そうするとその方は座っていることができず、検査台の上で倒れてしまわれました。
骨盤の歪みが大きかったために足を組んだら、反対のお尻が座面につかなかったからでした。ご本人もびっくりされました。
車で運転することの多い方でしたが、運転していて足は体の方向と違う方向を向いていると言われました。
確認のために車のところに行って座ってもらうと、体をひねって運転している様な感じに座っておられました。
姿勢の矯正のために体操をしてもらうことをお願いし、骨格の柔軟性を取り戻す様な施術を続けました。
腰も軽くなり、不安感がなくなったと喜ばれました。
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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