意識して前屈して、持ち上げる
職場における一番の障害の原因は、重いものを持つことです。
職場を休む理由の一つがものを持ち上げて肩や腰を痛めた結果です。
こういうときには何度も何度も持ち上げたり、筋肉を痛めた結果がこういう障害を引き起こします。
指針
こういう問題から自分を守るためには簡単な指針に従うことです。
かがんだり、ものを持つときに、頭が足の上になるようにします。
ものを身体に近づけて重心が骨盤や体幹が中心にあるようにすると安定性が増し、痛める可能性は低くなります。
足と下肢
足を肩幅に開く。靴は足が安定するものを履く。
膝を曲げる
腰で持つのではなく、脚力を使って持ち上げる
骨盤
骨盤を立てて、体幹と一直線になるようにする。
荷物を身体にできるだけ近づける
体幹
腰をまっすぐにする。腰を曲げない。
肩を前に出さないで下げる。
しっかり荷物を持つ
頭
頭はまっすぐ前を向く。鼻が足先と同じ向きになるように。
頭を肩の上になるような位置にする。
ちゃんと持ち上げる姿勢を練習しよう
新しい習慣はすぐに身につきません。
理想の持ち上げる姿勢をイメージしましょう。
膝、股関節を深く曲げて、決して腰を曲げないようにします。
できるだけ荷物を身体に近づけて、腰でなく足で持ち上げるようにします。
何度か練習しましょう。
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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