腰痛から足に症状が出るときに

腰から足にかけての痛み 腰痛特集

痛みはどんな痛みでもあまりうれしいものではありません。
しかし、痛みは必ずしも問題の程度を表していません。

例えば、ギックリ腰のような痛みは激痛で、動けなくなりますから、重症だと考えられます。

しかし神経の症状は激痛になる場合もありますが、最初のころじわりと痛いことも多くあります。

そのために症状に対して軽く考えられる方も少なくありません。

安易に考えることが問題を複雑にする場合もありますから、早く対応することが大切です。
今回は腰から足にかけて痛む場合について考えてみたいと思います。

痛いのが悪くて、軽いのは悪くないと思っていたのですが、違うんですね。

中塚カイロプラクター
中塚カイロプラクター

30万人の施術実績のある中塚カイロプラクティック研究所代表の私がご説明しましょう。

腰から足にかけて痛む

いろいろな原因で腰から足にかけて痛む場合があります。
中でも一番辛い症状について説明しましょう。
昔は腰が90度以上曲がって地面を見ながら歩いておられるご年配の方がたくさんありました。

最近は機械化が進み、農業など長時間肉体労働をされる方が少なくなったせいで極端な腰が曲がった方が少なくなりました。

生活のスタイルも椅子の生活になって、正座やあぐらも少なくなりました。
しかし、ヘソが天井を向くような姿勢で座っていたり、足を組んで座るような習慣がある方は、腰の前弯が無くなって後弯になってきます

腰の柔軟性がなくなるようになってくると腰が良かったり悪かったりを繰り返すようになります。

するとある日から片側のお尻から太腿の後ろ側にかけてしびれを感じるようになります。

それが痛みに変わってくると、腰の痛みよりもふくらはぎや足首が激しく痛むようになります。

パターンは違う場合もありますが、腰よりも下肢の痛みが特徴です。
足に力が入らなくなって歩くのが難しくなったり、身体がくの字に側弯する場合もあります。

これは椎間板が神経を圧迫するように状態になって座骨神経が痛むようになった状態です。
ひどくなると排尿や排便も思うように出来なくなったり、男性機能までダメになることもあるのです。長引くと筋肉まで衰えるようになってしまいます。

そんなにひどくなることがあるんですね。

中塚カイロプラクター
中塚カイロプラクター

最初は軽いので、皆さんが余り重要視されないですから。

腰から足にかけての痛みの原因

脊柱で24個の骨が一本の柱のようになって出来ています。

椎間板はその椎骨の間に挟まれた軟骨ですが、この椎間板のおかげで脊柱が柔軟性があります。
この椎間板は動きによってのみ栄養が補給されます。

逆に言えば、動きが無くなると椎間板に栄養がいかなくなってしまいます
その結果として老化していくのです。

実はこの椎間板、80のメッシュの層があって、非常に強い組織です。
しかし栄養がいかなければ問題が起こることも不思議では無くなります。

椎間板の中の髄角がはみ出すことによって神経を圧迫するために痛みが下肢に出るようになります。

こうした椎間板の問題は短期間では起こりません。
長年の不良姿勢で腰が丸くなるような姿勢を続けた結果です。

急に出てきたように感じても、実は長い間にそういう状態を作ってきたんですね。

腰から足にかけて痛みが出る時に注意

ひどい場合には手術が必要なほど、重症です。
問題は最初の頃には重症と思われることは少ないのです。

腰椎の後弯が習慣になっていて、良いとき悪いときを繰り返しているうちに悪化するのです

ほとんどの方が、こんなに酷い症状が出るとは思わなかったと思われます。
姿勢習慣が問題を作るということを理解しておくことは大切です。

レントゲンでは椎間板や神経は画像として写りません。
そのために確認するにはMRIを取る必要があります。
しかし、このMRIも問題があるのです。

私が学生だった頃には確定診断をするためにはMRIといわれていましたが、現代では確定診断にならないと言われています。

さらに、MRIは通常仰向けで取りますし、ポジショニングできちんとした姿勢にします。

お尻と背中が当たるために脊柱のカーブが立位の時と変わってしまいます。
そのために椎間板の問題が別の部位に見られることもあるのです。

画像診断と症状がマッチしないケースが非常に多くあるのでむずかしいのです。
だから医師の方々も苦労されます。
なかなか確定診断にならないからです。

手術も必要な場合がありますが、術後にまた同じ悪い姿勢習慣をしていれば、再発するのは時間の問題なのです
実は再発が非常に多いのも無理はありません。

腰から足にかけての痛みにすべきこと

姿勢習慣

背中を丸くするような姿勢習慣を改めましょう。
ヘソが天井を向く座り方、足を組む座り方、あぐらなど改めたいものです。

ただし、お腹を突き出すような姿勢は、問題を作ることになるので注意が必要です。
椅子に座るときには深く腰掛けて背もたれを使いましょう。

腰の体操

足を肩幅に開いて、両手を腰に組んで、そこをてこのようにして反らします。
一度に曲げようと思っても出来ない方がほとんどです。

お風呂上がりの時は柔軟性が増しますから特別良いでしょう。

腹ばいでも出来ます。

腕立て伏せのポーズで、お腹を床から離さないように、徐々に肘を伸ばします。

反ったらその姿勢のまま3呼吸します。そして元に戻ります。

背筋力

腰の筋肉が弱くなっています。腹筋では無く、背筋が強くならないといけません。

歩くことをお勧めします。
胸を張って30分程度歩くことが背筋をつけるには最適です。

神経の流れ

腰の柔軟性がなくなっていると、簡単に反れるようになりません。
カイロプラクティックで神経の流れを整えることが柔軟性回復の早道です。

44才塾講師女性Sさんのケース

Sさんは前から腰から足にかけて症状があったけれども我慢が出来たので、我慢しておられました。

このところ我慢が出来なくなって来院されました。
夏になってクラーが入るようになったことと受験生を担当するようになってプレッシャーが強くなったことが原因だと思うと話されました。

最初はお尻から太腿にかけてしびれを感じるようになっていたそうです。
でも忙しくてそのままにしておられました。

だんだん絞るような痛みになってきたのに、腰の痛みは余り感じなくなったそうです。
痛みが徐々に下がってきてふくらはぎや足首が激しく痛むようになりました。

今は立っても、腰掛けても、寝ているときも痛くて辛くてしょうが無い状態になったそうです。

病院に行かれると椎間板の問題で手術を勧められたそうで、出来れば手術したくないと思われたようです。

腰椎は後弯が出来ていて、座るときに足を組むのが習慣になっていました。

夜は遅くなるので、食べるのが遅くなることも多く、抜くこともよくあると言われました。

片手間では難しいこと、改善するためには二人三脚のような状況で施術する必要があることを説明しました。

仕事を休んで1日おきに施術して、2ヶ月半かかりました。

筋肉のバランスを取り、食事も気をつけてもらいました。

最初は一進一退、症状が軽くなるまで時間がかかりました。
徐々に忘れているときが出てきて、最初は良くなっているとなかなか思えませんでした。

でも「今までならこういうことが出来ないということが出来るようになった」と、だんだん忘れるときが多くなってきました。

ご自分でも改善を実感されるようになり、仕事に出ても問題ないところまで努力されました。

このような問題は簡単ではありません。
多くの方が手術を言われて、悩まれてたどり着かれます。

お互いが信頼関係に基づいて、必死になってやっと改善が出るようになります。
腰椎の後弯のある方は、ここまで行く前に処置をすることをお勧めします。

まとめ

足から腰にかけて痛みが出るのは重症です。
姿勢習慣が原因で神経が問題を起こしています。

姿勢習慣を改善すると同時に柔軟性をつけることによって、こんな問題を防ぐことは可能です。症状が出たらくれぐれ