膝の痛みや腰痛などになって、早く元気になりたいと思わない人はありません。
そんな時に皆さんが運動をして鍛えようと思われます。
しかし、この運動に関してたくさんの誤解があります。
その為にさらに傷めることになる人が後を絶ちません。
しかも多くの若者たちが,テレビで見ることや雑誌で見ることを鵜呑みにして,けがをしています。
そして痛みが無ければ意味がないと教え込まれています。 今日は運動にまつわる誤解について書いてみます。
誤解その1:痛みが無ければ意味がない
ランナーは道路を苦しげに走っています。
フィットネスのジムにいる人たちは素人離れしています。
ウェートトレーニングのジムでは彫刻のような身体がひしめき合っています。
実は週4回程度、30分軽く歩くだけでも非常に健康増進には非常に有効だと知ると驚かれます。
誤解その2:痛みは鍛えると良くなる
痛みが出たときにはそれを鍛えると良くなると考える人は多くあります。
痛みが出るのは炎症を起こして修復しようとしているサインです。
そこを鍛えればさらに炎症が起こり、一層問題を深くしてしまいます。
痛みがあるときには原因を考えそれを取り除く努力が先決です。
誤解その3:鍛えていると故障はしない
鍛えられた身体は故障をしないので、故障が出るのは鍛え方が足りないからだと考える人は多いです。
じつは全く逆で、回復していないのに鍛えたために故障する人が多いのです。
休息をとらないで運動をする人は、車のエンジンを切ることなく走らせるようなものです。
いつかは故障します。
上手に休息をとることは、よく鍛えることよりも大事です。
誤解その4:アスリートは健康
アスリートで故障をする人は多くあります。
自分は鍛えているから無理をしても大丈夫という気持ちがあるからです。
しかし、ご存知のようにオリンピックアスリートでも故障する人は実に多くあります。
食事が摂れていなかったり、睡眠が少なかったり、ストレスが非常に強いときには誰でも故障が起こるのです。
慢性の疲労感、アレルギー、慢性の膝の痛みはよく見る問題です。
運動を効果的にするために
自分の許容量を知る
すぐに一流の選手のようになることは出来ません。
早く結果を出そうと焦ることは禁物です。
軽いレベルからスタートしましょう。
ウォーミングアップ・クールダウンを省略しない
身体が準備できていないのに運動をいきなりすると関節や筋肉や内臓に負荷をかけすぎます。
徐々に血液が全身に送られるようにしましょう。
終わるときも末梢に老廃物が残った状態でいると筋肉が硬くなり、故障しやすくなります。
食事をタイムリーに食べる
エネルギーがある状態にしておくことは大切です。
食べて2時間は運動を控えましょう。
内臓に血液が行きにくくなって消化が悪くなります。
十分給水する
運動をする人で一番不足しているのは水です。
パフォーマンスが落ちる一番の原因です。
一度脱水になると48時間から72時間は回復しません。
運動の強度・時間をいきなりあげない
身体が対応できる強度や時間は30%程度です。
30分の運動をしていた人がいきなり1時間半したのでは無理になります。
また最低3週間は一つの強度や時間で続けましょう。
痛みが出たら早めのカイロプラクティックで。
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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