ニュースレターProバランス156号「肩こりについて理解しよう」

肩こり ニュースレター

肩こりは女性ではナンバーワン、男性でもナンバーツーの健康上の問題です。
その割には理解されていないことがたくさんあります。
今回は皆さんの理解が深まるように解説します。

首肩の筋肉が硬くなるから肩がこると漠然と思っておられる方は多いです。
だから凝ったら、もみほぐせばいいだろうと思われる方がたくさんあります。

中には、「あまり固いので金槌で叩いています」といわれる人もあるほどです。
もみすぎて悪くなったという人がよく来院されます。

ほとんどの場合、もみすぎて毛細血管が傷んだためにより硬化してしまったケースです。

 

肩こりの原因

肩こりは肩・首・背中・胸の筋肉が硬くなることで起こります。
これは間違っているわけではありません。
しかし、それよりもなぜ、固くなるかという点が重要です。

大概の場合、姿勢が悪くて首が前に倒れていること、動きが少ないこと、冷えること、ストレス、睡眠不足などが原因です。

 

肩こりのメカニズム

頭は体重の10分の一程あるといわれています。
その頭が身体の前に倒れると首や肩、背中の筋肉を緊張させて、バランスをとらなければなりません。

それが続くと血液の循環が妨げられて、筋肉の老廃物を運び去り、新鮮な栄養や酸素が送れなくなっていきます。
冷えることによって血管が収縮するとよけいにこの状態がひどくなってしまいます。

動くことが少なくなると静脈血の循環がし辛くなるために、新鮮な血液が循環しなくなってしまいます。

結果として肩の筋肉が硬化して肩こりになります。

 

肩こりの危険

多くの人が肩こりがあるのは普通だと思って、それほど重要視されません。
よく聞きますし、それでいのちに問題が起こることもなさそうだからです。

しかし、肩こりが入り口といってもよいくらい、多くの問題につながっていきます。

コリや痛み、しびれだけでは無く、肺や心臓や胃などの不調につながるようになります。
現代医学ではこのような見方をしていないので、薬で改善を図ります。
構造的な問題は化学的な方法で改善することは難しいです。

なかなか改善しないために精神的な問題とされたり、更年期障害などの診断がつくようになります。

姿勢が改善しなければ、肩こりは改善しませんが、それを認めることが至難の業なのです。
またその改善方法も限られています。

 

肩こりの改善のために

動かすこと、温めること、姿勢を改善することが最も大切になってきます。
しっかり睡眠をとることも大切です。

スマホやパソコンを使うことが多い人は、肩や首の筋肉が動かないことに気がつくでしょう
使用を控えたり、位置を変えたりすることが大切です。

シャワーで無く、お湯につかるように風呂に入ることや、首が冷えないように心がけることが必要です。

とりわけ姿勢の改善が重要です。
悪化したネコ背などでは、意識しただけでは改善しません。
そんな時カイロプラクティックが役に立ちます。

姿勢美人は肩こり知らずです。

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