猛暑の8月が終わり、少し涼しい季節になってきました。
まだまだ気の抜けない気候が続きます。
季節の変わり目には、体への負担も気づかずに出てくるものです。
いつもより体調管理を意識して過ごしましょう!
今回のニュースレターでは、前回に引き続き、肩の不調の1つ四十肩についてお話しします。
四十肩とは?
四十肩・五十肩など名前は異なりますが、基本的にはどちらも同じです。
肩の可動域が狭まり、無理に動かそうとすると痛みを伴うものを指して呼びます。
ひどい時には、背中に手が届かなくなり、夜寝ていても寝返りを打つときの痛みで目が覚めてしまい、よく眠れないということも起こります。
普段は特に肩に負担となるようなことをしていないと思っていても、だんだんと肩周りの違和感が増えます。
気づけば腕を上げることができなくなっていた、という方は非常に多くおられます。
なぜ肩が上がらなくなるのでしょうか?
肩関節が痛む1番の原因としては、普段の生活の中での負担によって、関節周辺での炎症や組織の変性が起きてしまった結果起こると考えられています。
以下の要因が関わっていると考えます。
・加齢
・睡眠不足
・ストレス
・長期間の良くない姿勢
・冷え
・繰り返す同じ動作
・不規則な食事
炎症や変性によって、関節の周りにある関節包が腫れて硬くなり、その状態で肩を動かそうとすると痛みが生じます。
この痛みを避けようとして肩をあまり動かさなくなると、余計に関節包が硬くなり、ますます可動域の制限と痛みが起こる悪循環を引き起こします。
また、関節への血流や栄養は、動かすことによって効率よく供給されるため、動かさないでいると慢性化し、治癒に時間がかかります。
四十肩の場合、痛みがあるからといって、動かさないでいるとかえって悪影響を及ぼしてしまうことにつながります。
四十肩への対処法
「何もしていないのに急に肩が痛くなった」と思っても、大抵は何か必ず原因が潜んでいます。
人間の体には変化が起きても、それを元に戻そうとする働き(ホメオスタシス)が備わっています。多少の無理では痛みが出たり、体調を崩しにくいです。
しかし、四十肩のように、すでに可動域が制限されたり、痛みが出ている場合、その働きを超えた負荷がかかっていることが多いです。
肩や首を動かし同じ姿勢を避ける、体を温める、食事を整える、睡眠をしっかりとる、ストレスを軽減しリラックスするなど、予防や痛みを軽減させる方法はあります。
ですが、「なぜ肩が痛みを出しているか」の原因を突き止め、生活を改善することが最重要事項です。
私たちカイロプラクターは、自分ではなかなか気づきにくい改善点を見つけ、施術を行います。もし不安や悩みがありましたら、ぜひ私たち
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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