ニュースレターProバランス200号『食欲の秋を健康的に楽しむために』

食事 ニュースレター

食欲の秋を健康的に楽しむために

秋は新米や果物、きのこ、根菜など旬の食材が豊富にそろう「食欲の秋」。
季節の恵みを楽しむことは大切ですが、食べ方を誤ると、体重増加だけでなく、痛みや不調を悪化させる原因にもなります。

今回は食べ方と体の痛みの関係についておはなします。

1. 炭水化物と血糖値コントロール

炭水化物は重要なエネルギー源ですが、過剰に摂取すると血糖値が急激に上昇します。
血糖値の急激な変化はインスリンの過剰分泌を招き、炎症反応を促進しやすくなります。

この炎症は関節や筋肉の痛みを悪化させる要因のひとつです。
秋は新米や果物で糖質が増えやすい季節なので、「主食を腹八分目に」「果物は食後のデザートではなく間食で少量に」など食べる順番や内容を考える必要があります。

  1. タンパク質と修復のしくみ

筋肉や関節、靭帯といった組織は常に分解と修復を繰り返しています。
修復に欠かせないのがタンパク質です。
不足すると筋肉量が減り、関節や背骨を支える力が弱まり、慢性的な痛みに直結します。

秋の食卓では、魚・卵・大豆製品などをバランスよく取り入れ、体を修復する材料をしっかり補給することが重要です。

  1. 脂質と炎症の関係

脂質は単なるエネルギーではなく、炎症やホルモン調整に深く関わります
特に青魚に多いオメガ3脂肪酸は抗炎症作用が強く、肩こりや腰痛などの慢性痛の軽減にも効果的です。

逆に、揚げ物や加工食品に多いオメガ6脂肪酸を過剰に摂ると炎症を促進してしまいます。
脂質は「量」よりも「質」を選ぶことが大切です。

  1. 食べる時間とホルモンバランス

夜遅い食事は消化吸収の負担が大きく、成長ホルモンの分泌を妨げます。
成長ホルモンは睡眠中に分泌され、組織修復や炎症抑制に関与します。
したがって、就寝の3時間前には食事を終えることが、回復力を高め痛みを減らす生活習慣につながります。

  1. 加工食品と炎症

精製された砂糖や小麦、加工肉、添加物を多く含む食品は、腸内環境を乱し慢性的な炎症の温床となります。

炎症は「目に見える腫れ」だけでなく、組織レベルで持続的にダメージを与え、慢性痛の背景に隠れていることが少なくありません。

できるだけ自然に近い食品や、スープや煮物、蒸し野菜などを中心にすることが望ましいです。

  1. 食事と痛みの総合的な関係

近年の研究では、「炎症性食品を避け、抗炎症性食品を選ぶこと」が慢性痛管理の一環として注目されています。

糖質過多や加工食品中心の食生活は炎症を悪化させ、結果的に肩こり・腰痛・関節痛を強めます。
一方で、オメガ3脂肪酸、抗酸化物質、ビタミン・ミネラルを含むバランスの取れた食事は、炎症を抑え、痛みの軽減や組織修復を助けます。

まとめ

体は食べたものでできています。

良いものを食べれば良い体に、悪いものを食べれば悪い体になります。

何をどのように食べるかが、健康状態だけでなく痛みの出方までも左右します。今年の秋はぜひ、体に優しい食習慣を意識してみてください。

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