炎症を制する者は健康を勝ち得る!?
炎症は通常、体にとって悪いものと考えられています。腫れたり、鼻の粘膜の炎症だったり腸の炎症だったり関節の炎症だったり、「~炎」とつくものはみな炎症を表しています。
実は一般的に思われているのと違って急性の炎症は体の正常な反応で、治癒や修復のために必要な反応です。一方、慢性の炎症は、いろいろな病気や問題に結びつく異常な反応です。急性の炎症がちゃんと仕事を終わらなければ、慢性の炎症に移行していきます。いかにして急性の炎症を慢性にしないかということが大切になってきます。
炎症とは何?
炎症は、物理的、化学的障害に対しての防衛反応で、痛み、腫れ、発赤、発熱を伴うものとされています。もし、炎症が起こらなければ修復が出来ません。修復が出来なければ、ちょっとした怪我でも死ぬことになります。正常な急性の炎症反応は3日から6週くらい続きます。そこで治癒の過程が終わらないと慢性の炎症になっていき、健康に悪影響を及ぼすようになります。
慢性的な炎症は、ホルモンの分泌を乱し、神経系の働きを変え、ストレス解消の能力を落とし、免疫力を落とし、腸の働きが悪くなり、痛みに敏感になるような影響を与えます。いやなことばかりです。長く不調や痛みの続くあなたは慢性炎症があります。
炎症のチェック あなたは炎症がありますか?
- 外食やファーストフード、コンビニの食品を毎日食べますか?
- ミルクやバター、チーズを定期的によく食べますか?
- コーン油、大豆油、サフラワー油、ピーナツ油をよく使いますか?
- マーガリンをよく使いますか?
- 硬化油を使った食品を食べますか?
- 青魚を余り食べませんか?
- 動脈硬化だと診断されたことがありますか?
- 腫瘍、潰瘍の診断を受けたことがありますか?
- 「〜炎」とつく診断を受けたことがありますか?
- アレルギーや喘息がありますか?
- 慢性疲労がありますか?
- 体脂肪が増えましたか?
もし上記の質問に1−2つ「はい」があったとしても炎症があると考えられます。
炎症の原因
怪我、追い込むタイプの運動、食物のアレルギー、感染症、体脂肪の増加、ホルモン療法、栄養素のアンバランスなどでも起こります。
炎症に対処するために必要な方法
脂肪のバランスを取る
青魚が重要です。オメガ3脂肪を取りましょう。EPAのサプリメント
動物脂肪を控えめに
必要な栄養素を摂る
ビタミンB6(魚、卵、豆、アボガドなど)、ナイアシン (肉、卵、ナッツ)、ビタミンE (緑黄野菜、生のアーモンド)、ビタミンC (トマト、グレープフルーツなど)、マグネシウム(緑黄野菜、ナッツ、豆)、亜鉛 (肉、牡蠣、煮干し、のり)
炭水化物を控えめに(特に砂糖、小麦)
トランス脂肪(マーガリンなど)、酸化した油を摂らない
過剰なアルコール摂取を避けましょう
過剰なストレス(精神的、肉体的、化学的)を避けましょう
カイロプラクティックを定期的に
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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