最近はエアコンが導入されていて、四季問わず冷え性の人が多くなりました。
女性に多いですが、男性でも冷え性の人は結構あります。
子供でも冷えるという子供達も多く、こちらが驚きます。
皆さんがいろいろな対応をしておられますが、見当違いのことも多くあり、お困りの人をよく見ます。
シャワーだけ、サラダ、ミニスカートでは冷えない方がおかしいです。
今回は冷え性について書いてみましょう。
冷え性の分類
1)手足が冷える(若い女性に多い)
2)下半身が冷える(中高年に多い)
3)身体の内部が冷える(年齢問わず)
身体はいろいろなことを自然にバランスをとっています。
寒ければ、熱を逃がさないように、暑ければ、熱を逃がしやすくします。
このバランスが崩れている状態の一つが冷え性です。
解消法
それぞれに解消法を書いてみましょう。
1)手足が冷える
手足が冷えるのは、ダイエットによるカロリー不足、運動不足による代謝の低下、筋肉量の低下が原因です。
身体の中で熱を作ることが出来ず、冷えています。
- タンパク質を摂る。根菜類をとりましょう。
- 手足を温めるより、服装。
体幹をしっかり保温する。
首元が重要です。袖や服の間から熱が逃げます。
体幹を温めると熱を逃がそうとして手足の血管が開きます。
すると血流が増えて温かくなります。 - 運動をする。
運動で代謝を上げることによって、熱を生み出しやすい身体になります。
2)下半身が冷える
うっ血や動脈硬化などが原因で、血行障害が起こるため、身体の隅々まで血液が巡らず冷える場合です。
- ヒールの低い靴を履いて、ウォーキングをしましょう。
レッグウォーマーを履いたり、厚めのタイツは良いでしょう。
靴下は5本指のものが保温性に優れます。 - ウォーキングは手足を大きく使いましょう。
背中やお尻の大きな筋肉がしっかり使われます。
心臓が努力するため、ポンプ機能が向上します。全身への血流量がアップし、下半身にも熱が運ばれるようになるでしょう。
3)身体の内部が冷える
皮下脂肪が薄かったり、皮膚の血流が多く、汗をかきやすいことが原因で、身体から熱が逃げやすい場合です。
- 外出の時は汗をかきすぎないように、熱をこもらせない服装の工夫が必要です。
薄くて暖かい素材の服も出ています。
お腹や腰を冷やさないようにしましょう。
部屋でも靴下をはくことも大切です。 - 軽く汗をかく程度の運動は、冷えている身体の中の温度を上げられます。
自然な発汗や体温調節が出来るようになると、熱を逃がしやすい体質が改善します。
次回さらに細かい解消法について解説します。
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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