毎日の生活の中でスマホやテレビを見ない日はありません。その一方でスマホやテレビが及ぼす影響についてはあまり注意を払いません。
時間が多ければ多いほどその影響は強くなります。
今回はスマホやテレビの影響について考えてみましょう。
テレビが脳を鈍くする
衝撃的なタイトルかもしれません。
たくさんの研究で、子供がテレビを長時間見ることの悪影響を指摘しています。
特に脳への悪影響が懸念されています。
テレビを長時間見ていると良い姿勢や歩行を保つ筋肉が萎縮することが分かっています。
筋肉が萎縮すると筋肉のハリがなくなるために脳に行く刺激が少なくなり、高次学習や思考を司る前頭葉への刺激が減ります。
テレビを1時間子供が見るとADHDなどを発症する可能性が10%も高まるという衝撃的な研究もあります。(Dr.Robert Mellilo” Disconnected Kids”より)
スマホゲームが及ぼす影響
アップルの創始者スティーブジョブズは子供にテクノロジーが及ぼす影響が心配で、自分の子供には製品を持たせなかったというニューヨークタイムズの記事は有名です。
ゲームをしているときの頭の働きは身体を動かしているときと全く異なっています。
短期的集中力は上がっても、長期的に集中する能力に欠けるとの研究結果があります。
しかもひっきりなしのご褒美(ゲームの達成感)が必要になるのです。
暴力的なゲームは右脳の前頭葉を抑制し、抑制力、社会性の欠如につながると結論づけています。
バーチャルリアリティーの世界に生きるようになると精神病と全く同じような精神構造になり、現実とバーチャルの世界の区別がつかなくなると言われています。
(Dr.Robert Mellilo” Disconnected Kids”より)
テレビのスマホの姿勢
テレビを寝転んでみる人、スマホを寝ながら使う人は読者の中でも多いでしょう。
一見楽そうなこの姿勢、実は続けていると筋肉が硬化し、関節の柔軟性が無くなります。
結果的に痛みやしびれに苦しむ人が出ます。
そうしているけど症状がないから大丈夫と思っているあなた。
あなたは痛みやしびれの予備群です。
そう遠くないうちに症状が出るでしょう。
スマホやテレビと自然の違い
スマホやテレビの性能がよくなり、全く自然の景色と違いがわからなくなりました。
しかし、スマホやテレビはカラーの小さな点による映像で、頭の中でそれをプロセスします。
手元や近くで見ているので使う目の筋肉も違います。
焦点を近くに合わせると交感神経を使い続け、興奮状態が続くようになります。
自然の景色を見ると目は遠くを見るのでリラックスできますが、近くを見続けるために非常に疲れることになります。
身体にとってストレスにもなります。
眼球のコントロールがうまく出来なくなっている人を最近よく見ます。
スマホやテレビと目の乾燥
スマホやテレビなどを長時間見ていると、まばたきの回数が少なくなり、目の表面を涙が十分に覆わなくなります。 こうして目が乾燥しやすくなることが報告されています。
ドライアイでは、乾燥感に加えて、異物感、充血、見えにくさ、目の疲れなどが症状としてみられます。
あなたの身体は大丈夫?
スマホやテレビで身体や脳、目に負担をかけ続けているあなた。使う時間をコントロールしなければ、あなたの身体は悲鳴を上げるようになります。
そうなる前にあなたの身体をいたわってあげましょう。
カイロプラクティックは身体の神経系を整え、姿勢を改善し、疲労した部位を回復するように働きかけられます。

鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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