ふさわしい運動を見つけるのと同じように、足にあったシューズを見つけることは簡単なようで難しいです。なぜなら例え、すごくマスコミで宣伝しているシューズでも健康に害を及ぼす可能性があるのは真実だからです。
最近のスポーツシューズはサポートがされすぎていて、重すぎるし、底が厚すぎる。
たくさんの人が間違ったシューズを選んでいます。
最近はやりの厚底シューズを履いて、バランスが悪くなって腰痛になった人もあります。
今回はあたりまえに選らんでいるシューズについて解説してみましょう。
足の性質
足の裏には何百万という神経終末があって、一歩歩くごとに刺激を感じています。
この情報は脳に通じており、動いている間中、常にこの刺激に適応しようとしています。
この防御反応は障害を受けることから守ろうとしているのです。
この足の裏に厚いカバーをして神経終末からの情報が脳に行かないようにすることにより、危険性が高まります。結果は足や身体が正常な活動に適応する能力を妨げ、靱帯、筋膜、軟骨、骨などに潜在的なダメージを与えるようになります。
だからできる限り家にいるときや裏庭にいるときに裸足でいることは理想的です。もしきれいな浜辺や芝生が生えているようなところが有れば、裸足で走ったり、歩いたりすることが出来ます。
どんなシューズ?
比較的フラットで自然なシューズを探しましょう。
余りクッションが有りすぎるものや底の厚いものは避けたほうがよいでしょう。
シューズの誇大広告を無視しましょう。
小さいシューズは足の問題に付け加えて足首、下腿、膝、股関節、腰、時には頸椎や顎関節までにも痛みを出すことがあります。
そんなときに足はまったく痛くないこともあります。
プロサッカーチームの選手をサポートしたときに、チームの3分の2の選手のシューズが小さかったのです。また他の整形の医師の研究では88%の女性が日常的に小さいシューズを履いていました。
シューズへの誤解
足のサイズは20才ぐらいまでに決まると考えている人が多いでしょう。
正常なサイズは体重の変化の影響で変化します。
これは靱帯や腱がのびることが原因です。その結果、骨と骨の間隔が広がります。
この変化に合わせシューズを大きくしていないとメジャーな肉体的なストレスを作り上げることになります。
小さいシューズを履くとゆっくりと指を縮める様な力が働き、親指の機能異常を起こすようになります。
このことにより足にアンバランスを作り、治さないままでいると足や足首に問題を起こし、ハンマートゥや外反母趾になります。
理想のシューズを見つける秘訣
- シューズを買う前に必ず測ってみよう。サイズは変わります。
- 測ってもらうときには立った状態で、有能なシューズフィッターに固い床の上で測ってもらおう。足がむくむから夕方に測ってもらいましょう。実際に履いてみてそれがフィットしているかどうかを確認しましょう。例え、同じ会社の同じシューズでもサイズに違いがあることはよくあります。
- 固い表面のところで試着しましょう。カーペットの上では正確な状態が分かりません。いつもと同じサイズで大丈夫と感じてももう0,5cm大きなサイズを履いてみましょう。もしよくてももう0,5cm大きいのを試してみましょう。そうやってどう考えても大きすぎるサイズから0,5cm下のサイズを購入しましょう。幅の違うものを試してみる必要があるかもしれません。時間が経てばぴったりしてくるというような言葉を信じてはいけません。
- 足の左右差が大きい人は大きな足に合わせましょう。
- 女性は男性用のスポーツシューズの方がいいと感じるでしょう。でも最初のルールは足のサイズをきちんと合わせてみましょう。
- 骨格のズレのない状態でフィッティングしましょう。カイロプラクティックの出番です。
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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