肩こりに効くサプリメントを探したいときに考えたいこと

サプリメント コラム

肩こりにいいサプリメントがあったら教えてください。

中塚カイロプラクター
中塚カイロプラクター

その前に考えておかれるといいことがあります。30万人の施術実績のある中塚カイロプラクティック研究所代表の私が解説しましょう。

肩こりは国民病とも言われるので、なんとかしたいと思われるのは無理がありません。皆さんがそう思っておられるでしょう。

50才を過ぎれば、集まると健康の話になるということもよくあります。私も職業柄、いろいろな集まりに行くとそういう問題を持った人が周りに集まってきて、いろいろ聞かれます。

その中の一つが「○○に聞くサプリメントはないだろうか?」です。サプリメントは今非常に多くの人が摂られるようになっています。それだけに魔法の錠剤のように考えられることがよくあります。

しかし、多くの方が、これが良さそうだということでサプリメントを購入して使われますが、害が出たりすることもあるわけで注意することが必要です。そんな被害に遭わないように、今回は「肩こりに効くサプリメント」というテーマで考えてみたいと思います。

 

世の中は健康情報で満ちあふれています。最近ではインターネットの発達で、一個人の情報が瞬時にたくさんの人に広まるということもあります。

そのために良い情報も、悪い情報も一緒に流されていて、どれが正しい情報なのか悩むこともあります。判断することが出来ることが前提になります。

またサプリメントはメーカーが違えば、同じ名前のサプリメントでも原料が全く違うものであり、あるものは自然なものから、あるものは通常体に入れないものまで似たものであっても非なるものである場合があります。

また同じ一粒でも分量も非常に少ないものから、高分量のものまであります。値段もピンからキリまで、高いから良い品物とはいえないことがあります。こういうたくさんの異なるものを一つの基準で摂ることは誤った摂り方になることもあるのです。

 

肩こりにサプリメントを使いたいときに考えること

肩こりで一番重要なのは、何が原因かということです。
多くの場合に、肩こりはねこ背で運動不足です。

ねこ背をサプリメントで改善できるか?運動不足をサプリメントで改善できるかという点を考える必要があります。ねこ背は力学的な問題です。ですから、力学的に解決しなければなりません。残念ながら化学物質で力学的問題を解決することが出来ません。

もちろんサプリメントが助けになることはあります。サプリメントという言葉は、補うという言葉から来ています。ですから栄養補助食品と呼ばれるのです。

あくまで補助なのです。そういう認識が必要です。魔法のピルというような印象を持たないようにすべきです。

やっぱり魔法のピルを探していますね。

 

肩こりに良いサプリメントは?

肩こりによいと言われるサプリメントはあります。

たとえば、ビタミンE。肩こりの原因の一つが血行が悪くなっているためで、ビタミンEは血管を広げて血流を流れやすくする働きがあると言われています。血流がよくなるということは栄養が体の隅々に行き、体が作った老廃物を取り除くように運ぶ働きが盛んになります。

ビタミンB筋肉の疲れに効果があります。B1は糖質をエネルギーに効率よく変える働きがあり、乳酸などの老廃物が筋肉にたまるのを防いでくれます。B6はタンパク質からエネルギーを生む働きがありますし、B12は神経の働きをよくするために使われます。

もちろん、これがサプリメントと考えられないと思いますが、が非常に重要です。多くの方が不足しているために血流が悪くなっています。喉が渇いたと思うときにはすでに脱水症状になっています。早めに補給する必要があるでしょう。

 

肩こりにサプリメントが問題になること?

サプリメントは問題が出ないわけではありません。たとえばビタミンAとビタミンCは拮抗関係にあります。単純に一つだけ摂れば、もう一方の不足を作ります。

また脂溶性のビタミンはたくさん摂ると問題が出てきます。

食事で摂ることを考えないで、ただ、サプリメントを摂れば良いと考えることも間違っています。マルチビタミンを摂れば、理想のバランスで含まれているから大丈夫と考えられる方も多いですが、それぞれのビタミンやミネラルなどが、必要摂取量があり、バランスがとれている人は摂り過ぎになることもあります。

足りない人は足りないままになることもあります。また必要な量は体型や活動、そのときの活動の状況によっても異なるもので、いつも同じというわけではないので、いつも同じものを同じように取っておけば大丈夫といえないところがあるのです。

肩こりにサプリメントを使っていることによって、肩こりが体型化してしまうことが一番の問題です。

肩こりはねこ背と運動不足が問題ですが、これを改善しないでおくと体型化して自分で姿勢を改善できなくなります。

肩こりは様々な問題を引き起こします。肩の痛み、肘の痛み、手首の痛み、指の痛み、腕がしびれる、指がしびれる、頭痛、顔の神経痛、顔の神経麻痺、顎関節の問題、寝違え、肋間の神経痛、心臓の症状、喉の弱さ、咳が止まらない、胃の不調、潰瘍などほかにもまだまだたくさんあります。

しかもこういう症状が出てくると、原因がわからず、症状を抑えるだけの処置になります。改善せず悩まれることになるのです。

中塚カイロプラクター
中塚カイロプラクター

原因を理解しないとその場しのぎになります。結果的に悪化してしまうこともありますね。

 

肩こりにサプリメントを使いたいときカイロプラクティック

サプリメントを使いたいと思うときには国際基準のカイロプラクターに相談しましょう。国際基準のカイロプラクターは栄養学も学んでいます。ですから、サプリメントのアドバイスも出来ます。

また何よりも肩こりの原因であるねこ背を克服するために、サブラクセーションという関節の機能異常を取り除くことが出来ます。サブラクセーションを取り除くと神経が正常に働くようになり、筋肉のバランスがとれ、姿勢が改善するようになります。

さらに、ライフスタイルや姿勢習慣を改善するためのアドバイスをもらうとさらに肩こりになりにくい体を手に入れることが可能になります。サプリメントのアドバイスは食事の指導の一環として受けられたら良いでしょう。

康はバランスのとれたからだとバランスのとれた生活のたまものです。そんな健康を手に入れていただきたいと思います。

 

カイロプラクターが栄養学も勉強しているとは知りませんでした。

58才主婦Jさんのケース、Jさんは肩こりで来院されました。とっても肩がこると言われました。話をすると家事はされますが、余り活動的ではなく、家にいることが多いと言われました。家では畳の部屋で新聞を畳の上に置いて毎日1時間半くらい新聞を読まれます。

ジャムを作るのが趣味で、いろいろな果物をジャムにしていると言われます。そういうときには大きな鍋で、ずっと焦げないように木のへらでかき混ぜ出ておられます。結構力がいると言われました。

検査をしてみると肩や首の筋肉は柔軟性がなくなっていて、姿勢もねこ背でした。検査をしていてふくらはぎを見たときに、皮膚の表面に毛細血管が紫色に蜘蛛の糸を広げたようになっているところがいくつもありました。

これを見た私が「ビタミンCの欠乏症のようなサインがありますね」というと「そんなはずはない」と言われます。聞いてみると「マルチビタミンとビタミンCをずっと摂っています。」

肩こりとは別に、病院でチェックしてもらうようにお勧めしました。

新聞を下を向いて読むのをやめられるように勧め、ジャムをたくさん作らず、小さい鍋で作られるようにお勧めしました。また1日に30分は外を歩かれるようにお勧めしました。

カイロプラクティックの施術で、柔軟性を回復するようにし、頚椎のカーブを回復するような体操と肩が後ろに下がるような体操をお教えして、してもらいました。

後日談ですが、内臓の問題は無いと病院で言われたということで、ビタミンCを摂るのをしばらくやめられるようにお勧めしました。サプリメントは害が無いと思っておられる方も多いと思いますが、取り過ぎも問題を作ることがあり、自分で判断することは危険な場合があります。注意が必要ですね。

 

まとめ

サプリメントも安易な判断は危険です。肩こりの原因を取り除いた上で、きちんとした情報の元でサプリメントを使われることが大切です。そんな時にカイロプラクターはとても力図良いコーチになってくれることでしょう。

 

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