春になると身体を動かそうとジョギングをしたり、ガーデニングや草取りなど、冬の間には余りされなかったことをしたくなります。
気分が良いのでいきなり長時間してしまわれる人は多くあります。
身体の準備が出来ていないのにいきなり長時間では身体も悲鳴を上げることでしょう。
そんな時に起こるのが座骨神経痛です。
座骨神経痛とは
座骨神経痛というとご年配の方に起こるものと考えられがちです。
歳を取って身体の衰えが原因で神経痛は起こると思われるからです。
しかし、座骨神経痛は若い方でも起こります。
この座骨神経は身体の中で一番長く、下半身をほぼ縦に真っ直ぐ走っています。
その間にいろいろな箇所で圧迫や炎症を受けやすく、痛みがいろいろなところに出ます。
座骨神経の痛みは重症であることが多く、中には「脚を切って欲しい」とまでいう人があります。症状が悪化すると、痛み止めの薬は効かず、ベッドの上で痛みに耐えてなければなりません。
座骨神経痛の原因
カイロプラクティックの理論では腰椎・骨盤のズレであるサブラクセーションによることが多いといわれています。
ほかにも原因はありますが、ここではサブラクセーションについて取り上げます。
サブラクセーションが起こるのは姿勢の悪さです。
長時間中腰だったり、変な姿勢で座っていたりすることで起こります。
長い間の姿勢の悪さが、筋肉の柔軟性をなくし、関節の機能異常につながり、神経の働きが悪くなってしまうのです。
座骨神経痛の対策
残念ながら現代の医学ではサブラクセーションが原因といった考え方がありません。
ですからサブラクセーションからの座骨神経痛は認識されません。
しかしカイロプラクターはサブラクセーションによる座骨神経痛を臨床上よく知っています。
しかも、カイロプラクティックが何に効果的かと質問されれば、1に腰痛、2に座骨神経痛と自信を持って答えるでしょう。
座骨神経痛克服の4つのツボ
1)神経の流れが大切です。
神経の流れが悪くなると細胞の入れ替わりも悪くなります。
その結果として劣った細胞が出来るようになります。
カイロプラクティックは神経の流れを整えるには最高の方法です。
2)血液の流れが大切です。
血液が良い状態になるためには、十分な水分を摂取していることが必要です。
理想のpHになるためには、野菜や果物を十分に摂っていることが必要です。
3)適度な動きが大切です。
神経の流れがあって、血液がきれいで良いものでも、動きがなければ関節に栄養が行きません。
関節の椎間板には動かすことによってのみ栄養が行くようになっています。
適度な体操や運動もとても大切になるのです。
4)十分な睡眠が大切です。
座骨神経痛を経験する人の多くが無理をしている人です。
朝起きたときにすっきりと目覚められるような睡眠をとれるようにしましょう。
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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