コロナで動くことが少なくなったので、体重が増えた人も多く、スポーツをしようとされる人が増えています。
しかし、同時にスポーツをして腰痛になりました、肩が痛くなりましたという人も増えています。
体に良いはずのスポーツがどうしてそういう結果になるのか考えてみましょう。
スポーツで早死にする?
少し古い統計ですが、1998年にでた「スポーツと寿命」(大澤清二著)という本の中で、一般にスポーツ選手は平均寿命より10年以上早くなくなっていると書かれています。
だからスポーツは健康に良くないのでしょうか?
スポーツはストレスになる?
スポーツをするということは身体にストレスをかけることです。
ストレスが身体の許容範囲であれば、身体は鍛えられていきます。
しかし、許容量を超えると身体を痛めることになります。
自分の許容量を知ることは、一流のアスリートでも難しいことです。
これは一般の人にも当てはまります。
いきなりトレーニングをすれば、過剰な負担になるのはお分かりになるでしょう。
スポーツの何が問題ですか?
多くの場合には、休息不足です。
スポーツはいいものだからどんなときにもいいものだという思い込みがあります。
時には痛みがあるときほどスポーツしなければ、意味がないとまで思っている人も多くあります。
これは間違っています。
筋肉は使うと小さな傷がつきます。
この小さな傷は、休息や寝ているときに修復されます。
だから、修復する時間が少なくなる、つまり、休息や睡眠時間が少ないと修復が出来ないままで、蓄積していきます。
そういう状態を続けると故障するのは時間の問題です。
スポーツの準備をしない。
一般の人は時間がないため、ウォーミングアップやクールダウンを省略しがちです。
実はこの二つはスポーツの最も重要な部分です。
筋肉に徐々に血液を送ってやることにより、毛細血管に十分に血液があることになり、筋肉の栄養がある状態でスポーツできます。
終わるときに徐々に強度を落としていくと筋肉に溜まった老廃物を運んでくれます。
栄養も届きやすくなるので回復が早くなります。
だからこの二つを省略するのは故障につながるのです。
スケジュールに無理がある?
スポーツをしようとすると時間の確保が必要です。
しかし、皆さんが忙しい日々を送っておられます。
そんな中で時間の確保は難しいものです。
ジムなどでトレーニングしようとすると2時間くらい必要になります。
そうでなくても1時間は時間が必要でしょう。
その時間を捻出するために睡眠時間をカットする人が続出します。
習いごとをするように毎週決まった時間を取れなければ、スポーツを続けることは難しいです。
また、いつでも身体と相談しながら、疲れているときには休む勇気も必要です。
神経の流れは大丈夫?
スポーツしても神経の流れが悪いと筋力が落ちたり、バランスが悪くなったりします。
せっかくスポーツしても故障をするためにスポーツしているような状態になります。
カイロプラクティックで事前に身体を整えておきましょう。
まとめ
下手にスポーツすれば、身体に悪くなります。
上手にスポーツをすると身体に良くなります。
上手にスポーツして最高のパフォーマンスを手に入れましょう。
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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