コロナ禍で、リモートでの仕事や外出を控えられる人が多くあります。
そのせいでスマホをよく見るようになったという人が非常に増えています。
それに伴って、うれしくない症状も増えてきています。
全てはスマホ姿勢についての誤解が原因になっています。
スマホ姿勢の真実
スマホを使う時に多いのはのぞき込む姿勢、寝ながら見る姿勢です。
両方とも見ている間は動くことが無いのが特徴です。
のぞき込む姿勢は、多くの人が姿勢はあまり良くないと認識しておられても、仕方が無いと思っておられます。
現在ではストレートネックになる一番の原因です。
寝ながら見る場合は手を上げて見ています。
上肢の重さは6kgにもなり、それを持ち上げて長時間に過ごすのは肩周りの筋肉を緊張させます。
また、首の位置もかなり前に倒れます。
枕を二つ折りにしたり、クッションを置いて90度くらいの角度になる人も少なくありません。
これは危険な姿勢です。
スマホ姿勢の誤解
一度悪い姿勢をしたからといって、すぐに症状が出てくるわけではありません。
そのために毎日のように同じ姿勢をしてしまいます。
症状が出て最初のドミノが倒れるのではなく、いくつも倒れた結果として症状が出るのです。
バランスの崩れた姿勢は血液の循環が悪くなり、関節、筋肉の柔軟性が失われます。
その内、自分では柔軟性を回復できなくなってしまいます。
その段階まで来て、ある日、突然に症状が出てくるのです。
しかも、首だけで無く、肩関節、肘関節、手首、指と離れたところが痛みを出すようになります。
こういう場合にほとんどの人が首に根本的な原因があるとは考えられません。
スマホ首の悲劇
症状が出る場所が首で無いと症状のある場所に対してだけいろいろな処置をします。
湿布薬を貼ったり、痛み止めを飲んだり、病院で診察してもらったりします。
それでも改善しないとハリやマッサージなど、良さそうだと思うことを何でもされます。
それでも首の位置を変えたり、スマホを使うのを控えたりすることが無ければ、改善もないのです。その為に逆に精神的に病む人もでるのです。
まずは原因の姿勢の改善が必要なのです。
スマホ姿勢改善へのアドバイス
1)スマホの画面ができるだけ目の高さになる位置で使う。
スマホスタンドやスマホアームを使うのは賢明な方法です。
2)寝ながら使わない。
寝ながら使うと一見楽なような気がします。
首の柔軟性が徐々に失われていきます。
必ず起きて使いましょう。
3)目線をあげて遠くを時々見ましょう。
近くばかり見ていると眼球を動かす筋肉を酷使します。
時にはリラックスさせてやりましょう。
4)カイロプラクティックでチェックしてもらいましょう。
自分のことは意外にわからないものです。
専門家に見てもらうことは解決の早道です。
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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