魔女の一撃とも言われるギックリ腰。
なったことのある人は口を揃えて、「2度とあんな思いはしたくない」と言われるほど痛いものです。
痛みのために動けなかったり、動けても這うことしかできなかったりします。
しばらくは腰が心配で姿勢を変えるのも思い切ってできなくなります。
なぜそんな痛みが出るのはわからないために地雷を踏むような想いで過ごす人が結構あります。
今回はギックリ腰について解説しましょう。
ギックリ腰の原因
ギックリ腰は、日頃のライフスタイルの集大成のようなものです。
少しずつ、悪い習慣が重なって、体の柔軟性がなくなり、ある時に体が耐えられなくなって症状を出します。
姿勢習慣、過労、ストレス、睡眠不足、不規則な食事が大きな原因ですが、ギックリ腰になる人はどれも当てはまるような生活になっているものです。
しかもほとんどの人がそれを問題と思っておられません。
ギックリ腰の原因1:姿勢習慣
横になって肘をつく姿勢、へそが天井を向くような姿勢、あぐら、横坐り、座椅子などは多いもので原因を作っています。
いずれも腰に柔軟性があるうちは痛みが出ません。
無理をして疲れが溜まってくると雨の日には腰が痛いなどというサインが出る人もあります。
姿勢を変えないとどんどん悪くなるので、薬を使っても、病院で注射を打ってもらっても変化が出ません。
ギックリ腰の原因2:過労
車を24時間、365日止めることなく、使い続けるようなものです。
機械が壊れるように人間も休みを取ることがなければ、体の修復ができません。
1週間に1日も休みを取りませんと言われる人は、ギックリ腰のカウントダウンをしているようなものです。
肉体的な疲労が重なると、臓器も修復することができず、内臓の不調からギックリ腰につながることもあります。
ギックリ腰の原因3:ストレス
一般的にストレスというと精神的なストレスを思い浮かべますが、それだけではありません。
過労の中で書いたように肉体的無理をすること、次に書く化学的なストレス、気候のストレスなどもあります。
ストレスはそれぞれ別々に処理しているわけではありません。
だから、肉体的、精神的、化学的、気候的ストレスの一つでも、みんな重なっても体がアップアップすることがあります。
ギックリ腰の原因4:不規則な食事
きちんとした食事を摂らないことは、体にメジャーな負担をかけます。
食事をスキップすること、食事の間が開くこと、暴飲暴食、好き嫌い、偏った食べ方をすること、コンビニ食、ジャンクフード、アルコール、コーヒーやエナジードリンクの飲み過ぎなどは主なものです。
いずれも体に負担をかけることになります。
ギックリ腰の原因5:睡眠
睡眠が7時間以下という人は問題があります。
たとえ今問題がなくても、近い将来にかならず問題を起こします。
睡眠は、休んでいるのではなく、休んでいる時に組織を修復しています。
だから睡眠を摂らないと修復が先送りになります。
筋肉、臓器、血管や神経など修復しなくていいものは何もないのです。
睡眠が少ない人ほど腰や首を見るとピーンと張った筋肉になっています。
筋肉が硬くなると関節も動きが悪くなり、関節にも栄養がいかなくなり、ギックリ腰の準備ができることになります。
まとめ
自分の腰はどんな状況なのか自分で知ることは大切です。
しかし、自分の客観的に自分の体を見ることは難しいです。
そんな時、カイロプラクターはあなたの体を検査し、問題のある点を指摘してくれるでしょう。
あなたの体が健康を取り戻すコーチとなってくれることでしょう。
定期的なカイロプラクティックケアであなたもぎっくり腰知らずに。
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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