『夏の飲み物』Proバランス 99号

ニュースレター

暑い日が増えました。夏になるとのどが渇き、のどごしの良い飲み物を飲みたくなります。
特に最近は屋内にいても熱中症になる方が多く、いっそう給水は大切になってきます。
水分補給はただすれば良いというものではなく、よく理解していないと体に良いと思いながら、実は体に悪いことをしている事もよくあります。
よく理解して体を労り、上手に給水することで、厳しい夏を乗り切りましょう。

食べ物を消化して栄養を吸収する力が落ちることは、夏によく見られる現象です。
そんなときはきちんと食事をしても 体を通過するばかりで、それを体が使える状態に返還することが出来ません。
だんだん体力が落ちてきて、疲れやすく疲れがとれにくくなるようになります。
冷たいもののとりすぎ、暴飲暴食、ビールの飲み過ぎなどを毎日続けていると、更に胃腸障害を進めることもよくあることです。

避けた方がよいもの

炭酸飲料

炭酸飲料は喫煙とおなじくらい害があります。

炭酸飲料には非常に多くの砂糖が入っています。

またゼロカロリーを売りにする炭酸には人工の甘味料が使われています
炭酸にはリン酸が含まれていて、体がカルシウムの利用するのを妨げ、虫歯や骨粗鬆症になります。
人工の着色料もよく使われています。
時には発がん物質であることも良くあります。
よく使われる保存料も肝硬変やパーキンソン病になる可能性があるといわれています。

ビール

ビールの問題は多くはアルコール分にあり、栄養価のないカロリーと呼ばれています。
ビールは尿酸の誘因として知られています。
高いレベルになると痛風になる可能性があります。
もちろんメタボリック症候群の大きな原因にもなります。

ジュース

絞りたてのフルーツジュース(ストレート)以外のジュースは多くの場合に砂糖がかなり添加されています。
果汁100%と表記しているジュースが健康的と思っておられる方も多くいらっしゃいます。
大抵が濃縮還元と書かれています。
この濃縮還元は 水分を蒸発させ、ペースト状にして海外から運んで、再び水分を加えて元の濃度に戻したものです。
その過程で栄養素なども失われているものもあります。
リンゴジュース・オレンジジュースなどは加糖されていても指定された量以下なら加糖と記述する必要はありません。
またフルーツジュースの食品添加物も認められています。
つまり100%といっても純粋なフルーツの絞ったものとは言えないものも多くあるということです。

スポーツ飲料

スポーツ飲料には大概6%の糖質が使われています。
500ccのボトルの中には30gの糖質(角砂糖6コ分)が入っています。

意外に多いと思う方も多いと思います。
確かに塩分が入っていますから、汗をかいて失った必要な電解質バランスを回復することが出来るといっても嘘ではありません。
しかし、スポーツドリンクが必要なほどの運動をしている人はそう多くありません。
1時間以下の競技時間のスポーツではスポーツドリンクはほとんど必要ではありません。
水で充分です。

フローズンドリンク・アイスコーヒー

フローズンドリンク、アイスコーヒーは問題ないと思われる方も多いと思いますが、甘味料が非常に多く使われています。
更にたくさんの食品添加物によって味を良くしようとしています。
スターバックスのキャラメルフラペチーノ(トール)など12 個の角砂糖分の糖質が入っています。

健康的なドリンク

皆さんは「じゃあ何のんだらいいの?」ときっと思っておられることでしょう。
いろいろなものが考えられます。

ミネラルウォーターとレモンやミント

炭酸飲料の替わりに炭酸ミネラルウオーター(ペリエ等)新鮮なレモンやペパーミントの葉を浮かす。
自分で作ったフルーツジュースや梅ジュースなどを割って飲むのは最高です。

グリーンジュース

ほうれん草やパセリ、キュウリ、セロリなどをミキサーでジュースにし、ひとつまみの塩を入れて、レモンジュースをいれると最高のエネルギードリンクにすることが出来ます。

ココナッツ・ジュース

ココナッツジュース(若いココナッツの中の水分の)はビタミン(特にB)、アミノ酸、酵素、抗酸化物質、ファイトニュートゥリエントが豊か。体が酸性になるのを中和する働きがあります。
スポーツドリンク代わりに最高です。

暑いときには冷たいものを飲みたくなるものです。
しかし、ハーブティーなどをホットで飲むことによって体をいたわってやることも夏に効果的な方法です。

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