親指が痛い、手首が痛い、肘が痛い、肩が痛い、そんな時にあなたはどうしていますか?
きっと休めたり、湿布を貼ったり、サポーターを使ったりされるでしょう。
それでも改善がない場合には病院に行かれるでしょう。
しかし、こういう痛みが出ると中々改善せず、仕事が出来なくなったり、最悪の場合には手術をするように勧められたりします。
このような問題は、そんなに悪くなる前に原因に基づいて対応すれば、ひどくなることがないばかりか、痛みの無い生活が出来るようになるのです。
今日はそんな痛みに苦しまない方法についてご説明しましょう。
上肢の痛みの不思議
腱が痛む場合にはよく使い痛みと言われます。
不思議なのは、テニスやゴルフなどで痛みが出る場合、ベテランの人よりも始めたばかりの人がなることが多いものです。
使い痛みであれば、ベテランの人がなるのが当然と思えるのですが、実際はその逆です。
同じように使っていても、痛みが出る人もあれば、出ない人もあります。
無理をしていると思う人に痛みが出ず、それほど無理をしていないと思う人に症状が出ることもあります。
なぜこんなことが起こるのでしょう?
上肢の痛みの真実
上肢の痛みが出た人を検査すると必ず、筋肉が弱くなっています。
親指の痛みであれば、親指周りの筋肉、手首であれば、手首周りの筋肉、肘であれば、肘の筋肉、肩の痛みであれば、肩の筋肉が弱くなっています。
その結果、動作や行動で弱くなった筋肉を使おうとすると痛みが出るのです。
このような筋肉は、首から出た神経が、うまく神経信号をその筋肉まで届けられなくなっています。
萎縮したりしているわけではありません。
頚椎を見てみるとその部位と対応する関節にズレがあります。
このズレは小さいため、レントゲンでは認められません。
正常の範囲と判断されてしまいます。
上肢の痛みの原因
ではなぜこのような歪みが出るのでしょうか?
多くの場合には姿勢が原因です。
高枕やソファーの肘掛けに頭を置いてテレビを見たり、寝ながらスマホを使ったり、長時間うつ向けでコンピューターやスマホを使ったり、うつむいて手を使った作業をたくさんしたりした結果起こります。乗り物で寝てしまったり、イスに座ったままうたた寝をしたり、ヘソが天井を向くような姿勢でソファーに座ったりしても起こります。
きっと硬化した筋肉が見つかります。硬化した筋肉がある時に、寝不足になったり、過労になって無理をしていたり、ストレスが強かったりすると、さらに緊張が悪化し症状が出るようになります。
姿勢はあまり重要視されませんが、実は多くの痛みや症状の原因になっています。
上肢の痛みを悪化させず、改善する
上肢の痛みが出たらまず、重篤な病気で無いことを確認します。
一つの目安は、痛みが出ない姿勢があるかどうか、夜、痛みが出るかどうかは重要です。
そんな場合は、病院を受診しましょう。
そうでなければ、まず
- 姿勢をチェックしましょう。
- 寝不足はないでしょうか。
- ストレスはどうでしょうか.
- 過労になっていませんか?
熱を持っていれば冷やすことも必要です。
一時的に休めてやることはとても大切です。
しかし、姿勢が原因なら、休めても問題が解消されていないので、症状の改善は難しくなります。
カイロプラクターは姿勢の専門家。
検査を通して施術とともに、対応方法を教えてもらうことができます。
客観的なコーチがつくような物です。
あなた専用のパーソナルコーチがいればあなたも痛みから解放されるでしょう。
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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