『交通事故とカイロプラクティック』Proバランス95号

ニュースレター

毎年、たくさんの方が交通事故でむち打ち症になり、苦しんで居られます。
たくさんの人が知っておられるにも関わらず、意外に理解されていないのではないかと思います。
ぶつかったときに、逆向きの力がかかり、首をムチのように振ることからむち打ち症と呼ばれます。
車を持つ15%-30%の人がむち打ち症で悩んでいると推測されています。

むち打ち

むち打ち症は、軟部組織(靱帯、筋肉、神経、血管など)が傷つく場合が非常に多く、レントゲンには骨格しかうつらないために、どこも異常は無いといわれることも良くあります。
そのため、仕事に出てうつむき加減になったり、少々無理をするようになったりすると損傷した部位に負荷がかかって異常が現れる方も多くあります。
軽症で比較的早く回復するものもあれば、重症で長い期間慢性痛や障害に苦しむ方もあります。
ダメージが長く続くと非常に深刻な問題になることがあります。
むち打ち症になった人の半分以上が数年経っても何らかの痛みや障害を抱えているといわれています。

むち打ちの症状

首筋、背中、肩のこりや痛み、しびれ、耳鳴り頭痛めまい吐き気食欲不振などの不定愁訴などの様々な症状がでます。

医学的アプローチ

交通事故になった方は、骨折や、出血、内臓の損傷、打撲など、重篤な問題が起こっていないかを確認する必要があります。
これは救急医療の専門領域です。

外傷や怪我などは専門的に施術を受ける必要があります。
レントゲン検査やMRIなどの専門的な検査を受けるべきでしょう。
通常は薬や牽引、理学療法(電気や運動療法など)を受けます。

カイロプラクティックアプローチ

緊急を要する問題が除外されたり、適切な処置を受けられた場合には、カイロプラクティックの出番です。
カイロプラクティックのアプローチは軟部組織の問題に非常に効果的です。
早ければ早いほど、効果的ですし、薬や手術の助けを借りることなく慢性症状になることを防ぐことが出来ます。

痛み止め、筋弛緩剤、理学療法ではサブラクセーション(骨格の歪み)は治すことが出来ません。
サブラクセーションを取り除くことにより、神経の流れを整え、筋肉や靱帯などの回復を早めることが出来ます。

画像診断を受けて、異常がなかったというときでも、カイロプラクターに診てもらうべきでしょう。
カイロプラクターはいろいろな部位を動かしてみて、軟部組織の状態を確認して、サブラクセーションを取り除きます。
出来るだけ早くカイロプラクティックを受診し、しっかりと治れる様に背骨の調整をするべきです

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