『聞きづらい「尿もれ」の真相』PROバランス92号

尿もれ ニュースレター

中々聞きづらい「尿もれ」の真相

トイレに行きたくないときに、トイレ以外の場所ですこし尿がもれてしまい、生活する上で困ったり、衛生上でも問題となったりするものを尿もれ(尿失禁)と言います。
よくある症状なのですが、「恥ずかしい」という気持ちから誰にも言えず一人で悩んでいる方が非常に多いです。
「年のせいだから仕方ない」とあきらめてしまっていたり、「病気かどうかわからなくて相談できない」と困っている人も多く見られます。

「尿もれ」は、病気です

良くある症状」ですが、施術をすれば改善する病気です。
今回は、大変よく見られる腹圧性の尿もれを説明します。

原因は骨盤底の筋肉がゆるんでしまったことによると考えられています。
女性の骨盤の中には、子宮や膣、卵巣、膀胱、尿道、直腸、肛門などのいろいろな臓器がおさまっています。
これらを下からしっかり支えているのが骨盤底筋です。
妊娠出産や更年期のホルモン低下、又は肥満が原因となり、骨盤がひずみ、その結果、骨盤底筋が弱くなってたるんでしまうのです。

症状があると外に出るのが不安になったり、人と会うのが嫌になったりします。
自尊心が傷ついて精神的にも落ち込む様になることもよくあります。

尿漏れの症状

腹圧性尿もれでは腹部に力が入った時に尿がもれます。

  • 咳やくしゃみをした時、すこし尿がもれます。
  • 笑った時に、ちょっと尿がもれる
  • 更年期や閉経を過ぎて尿もれが始まり、ひどくなる
  • 長時間歩いていると尿がもれる
  • 立ち上がろうとした時にもれる
  • トイレに行きたい訳でないの時はずみで尿がもれる
  • 重いものを持ったり、持ち上げた時に尿がもれる

尿もれの施術

西洋医学では薬と手術が中心 カイロプラクティックでは骨盤腰部の骨格を整え、骨盤底筋のバランスを取ります。

同時に骨盤底筋のリハビリをすることにより、多くの尿もれは改善します。

尿もれ対策

比較的尿もれの軽い人は、骨盤底筋を鍛えることで尿もれを改善することができます

  • 仰向けに寝て、膝にテニスボールを挟んで、膝を90度に曲げて、立てます。テニスボールを落とさないように上げて肛門や膣を10秒くらい、ぎゅーっと締め、その後は力をゆるめて腰を床に下ろして30秒くらいリラックスする。これを1セットとして10セット繰り返します。
  • その後に肛門や膣を素早く締めたりゆるめたりする運動、「キュッ(締める)パッ(ゆるめる)」を1セットとして「キュッパッ、キュッパッ」と、10セットトレーニングします。どの姿勢でも出来ます。

尿もれの症状が改善しても、この体操を続ける事が大切です。予防にもなります。

尿もれ予防

日頃から日本式正座の習慣をつけましょう。
正座をして背筋を伸ばすと自然に骨盤底筋が緊張します。
正しい姿勢とカイロプラクティックで健康な体作りを。

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