腰が悪くて困っていたら、お腹も痛くなってきたといわれる患者さんはよく見られます。
問題を放置していたら、いろいろと悪いところが出てくるようになります。
その一つがお腹です。
さしこむような痛みが出たり、締め付けられるような痛みだったり、鈍い痛みだったりとさまざまです。
体はいい加減に症状を出してきません。
非常に知的に状況に適応しようとして症状を出してきます。
ですから、見過ごしにすることは危険です。
痛みがあるだけで、やる気や集中力にも影響が出て、仕事にも悪影響を及ぼすことがあります。
カイロプラクターはアメリカでは腰痛のスペシャリストを考えられています。
腰痛やお腹の痛みが出たら、カイロプラクターに相談しましょう。
それが筋肉骨格から来るものなのか、内臓その他から来るものなのかを見極めてくれます。
ライフスタイルや姿勢についてのアドバイスをもらうことで、腰痛やお腹の痛みを感じないような生活を手に入れることが出来るでしょう。
腰痛とお腹の痛みは別物と思っていました。
30万人の施術実績のある中塚カイロプラクティック研究所代表の私がご説明します。
腰が痛くてお腹も痛くなる?
「そのうち改善すると思っていました」という言葉は、患者さんが最もよく使われる言葉です。
ですから、痛みが出てすぐに処置をされる方は多くありません。
大概の方が様子をみて、だめだと思って来院されます。
腰が痛くなる原因は様々ですが、例えば、腰が問題があるのを放ってあったとすると腰から出ている神経が腸に神経支配を送っていますが、この神経の流れが滞るようになります。
そういうときに腸の働きがよくなくなって、下痢気味になったり、便秘気味になることをよく見かけます。
こういうときに差し込むような痛みが出ることもあります。
また、腰痛があると腰の筋肉が過剰に緊張するようになりますが、そのままに使っているとだんだんお腹の横の方やお腹の方の腹筋にも緊張を作ってお腹の圧を高めて耐えようとします。
腹筋が非常に硬くなっているのもよく見ますが、そのためにお腹が痛くなることもよくあります。
どういう場合であっても、腰痛を我慢しているとお腹が痛くなることがあります。
何でも早く処置をすることが、早期の解決につながります。
腰痛を長い間ほおって置かれることはご注意ください。
そのうち良くなると思って放っておくのが良くないんですね。
そうですね。問題が出たら速やかに改善することが大切ですね。
腰が痛み、お腹も痛むときは危険?
腰が痛み、お腹が痛むときは、単純なものではないというサインです。
素人判断は危険です。
通常、筋肉骨格系の痛みであれば、痛みが出ないような姿勢をとることが出来ます。
しかし、どのような姿勢でも痛みが出るようなときには単純な筋肉骨格系の痛みではありません。
また筋肉骨格系の痛みの場合は、大概、痛みが出るようになったきっかけがあるものです。
「寝ていたのに痛みが出ました」ということはありません。
もちろん、起き上がろうとしたら痛みましたということはあります。
いずれにせよ、休んでも変わらない痛みは病院の受診をお勧めします。
この場合には自分の腰痛が危険なものでないことを確認するために行くのです。
痛み止めや湿布薬がでる場合には危険なものでは無いと言われているのと同じです。
腰が痛く、お腹も痛むときの注意点?
腰痛があって、
同時に熱があるか?
食事と関係しているか?
痛みの場所、
どんなときに痛み出したか、
などは重要な要素です。
熱があれば感染症がある場合があります。
吐き気を伴えば虫垂の問題があるかもしれません。
食後、あるいは空腹時であれば胃や腸の問題。
激痛や冷や汗が出るようなときには結石などの問題がある場合もありますから、速やかに病院に行くべきです。
夜間に痛むのも余りよくないサインです。
勿論筋肉骨格系の痛みであっても、痛みが強くて眠れないことはあるでしょう。
しかし大概、ある姿勢をとれば痛みが少しは和らぐという姿勢があるはずです。
痛みが変わらないときや、女性であれば不正出血などは病院に行くべき症状です。
もちろん中には便秘が原因という場合もありますから、あまり神経質になる必要はありません。
腰痛があり、腹部の痛みも続いてなかなか改善しないという場合は、病院で見てもらう必要があります。
姿勢によって痛みが変わらないこともあるんですね。
腰が痛くて、お腹も痛くなったらカイロプラクティックいい理由
腰痛を我慢していて、お腹が痛みを出すようになってきたとき、カイロプラクティックが解決策になるかもしれません。
通常、腰痛を我慢していれば、腰の筋肉、お腹の筋肉も過剰に緊張してきます。
関節は動きが悪くなっているでしょう。
姿勢の問題やライフスタイルも問題があることが多くあります。
そんなときにただ、筋肉の調整や、骨格だけの調整では、すぐにまた問題が復活してしまいます。
しかも、腹痛まで出るようになっていれば、問題は根深いはずです。
根深い問題はそう簡単によくなりません。
改善するためには、ご自分もそれなりの努力が必要になります。
ライフスタイルや姿勢習慣についてのアドバイスは不可欠になるでしょう。
そういうアドバイスが出来るのは国際基準のカイロプラクターです。
骨格を施術で改善し、筋肉のバランスをとり、ライフスタイルを変えることによって腰の痛みやお腹の痛みとは無縁の生活が出来ることでしょう。
Bさんは腰痛を放っておられて、お腹も痛くなったといって来院されました。
腰痛はかなりひどそうで、たまたま窓から見たら車から出るとき手を地面につけて出てこられました。
入ってこられたときにそのことを聞くと「余り痛くて足から出られなかった」と言われました。
腰もお腹も痛いと言われるので尋ねると「シートを倒して2時間運転してきた。」といわれました。
その方の町から中塚カイロプラクティック研究所までは、カーブがあったり、坂があったりで、シートを倒されるような道ではありませんでした。
どうしてか尋ねると
「腰痛で病院に行ったときに腹筋背筋が弱いから腰痛になるといわれて、考えた末、シートをフラットにすれば、腹筋背筋が鍛えられると思った。」
と話されました。
2時間も背もたれなしで運転したら、腰が痛くなるだけでなく、お腹も痛くなって当然です。
睡眠時間も短く、長い間椅子に座っておられることがありました。
座る姿勢も足を組んでおへそが天井を向くような姿勢でした。
食事も時間がまちまちで、抜くこともあると言っておられました。
腰椎の前弯がなくなり、腹筋背筋はカチカチでした。
カイロプラクティックの施術をし、骨盤、腰椎の動きを整え、簡単な運動をするように勧めました。
睡眠時間を増やし、座る姿勢を正すように勧めました。
食事も定期的に食べることをお勧めして、改善するようになられました。
最初は目つきも険しく、落ち着かない感じで、受け答えもチグハグでしたが、体が整うにつれて、表情も動作も穏やかな感じに変わりました。
患者さんが自分の考えでよかれと思って最悪のことをされることがよくあります。
その典型的なケースでした。
腹筋背筋を鍛えるという発想は悪いものではありませんが、シートを倒すという選択は非常に危険な選択でした。
事故にでもなられなかったのは不幸中の幸いでした。
カイロプラクティックを使われて、情緒的にも安定されたのには驚きました。
まとめ
腰痛になって放っているとお腹が痛くなってくることはよくあります。
しかしその中には危険なものもあります。
危険なものかどうかの判断は難しいので、専門家に任せましょう。
危険なものでなければ、カイロプラクティックは非常に効果的に助けることが出来ます。
神経の流れを整えて、筋肉のバランスをとるだけ
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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