腰痛になって原因に靴を疑う?

靴による腰痛 腰痛特集

皆さんが履いておられる靴を見ると様々です。
これはデザインや色を言っているのでは無く、履き方や癖や底のちび方のことを言っています。

底の外側だけが異様にちびている靴だったり、踵を踏んで履いていてヨレヨレになっていたり、踵の高い靴でバランスが悪そうに歩いておられたり、靴が硬くてロボットのように歩いておられたりします。

サンダルなどを履いている人を見ると脱げそうになっていたり、中には歩いている間に靴下が脱げてしまう方もおられます。

靴や歩き方を見ているとある程度問題のありかが推測できる場合もあります。

今回は腰痛と靴の関係について考えてみたいと思います。

靴が腰痛の原因になることがあるんですか?

中塚カイロプラクター
中塚カイロプラクター

30万人の施術実績のある中塚カイロプラクティック研究所代表の私がご説明しましょう。

靴と腰痛

私たちは二足歩行をしていますから、足は私たちの土台と言ってようでしょう。

しかし、私たち日本人は余り靴を昔から履いていたわけではないので、歴史が浅く、靴についての知見もあまりないというのが現状です。

アメリカなどでは寝ているとき以外靴をいつもはいているため、足の専門医がいます。
くるぶしのあたりから下の問題を専門に診るドクターです。

それだけ歴史もあり、足が非常に重要だと考えている現れです。

実際に日本の靴を見ると高価な靴でも余り考えられていないような靴が多くあります。

日本人は甲高幅広の足である一方、ヨーロッパやアメリカなどの人々の足を見ると余りに幅が細くてびっくりすることがあります。

外国のシューズは格好も良いし、作りも良いと言うことで履こうとすると全く日本人の足に合わないことが起こります。

合わない靴を履いているということは、車で言えば、タイヤのアライメントが狂っていたり、タイヤがちゃんと装着されていないようなものです。

そういう状態では車がきちんと走ることが出来ないように、土台がきちんとしていないとその上のどこでも問題が起こることになるのです。

足が痛いときぐらいしか、靴が合わないと考えることは少ないですね。

中塚カイロプラクター
中塚カイロプラクター

実は皆さんが思っておられる以上に、合っていない靴を履かれることが多いですね。

靴のチェックの仕方

感覚

はいてみるとこの靴は良いとかおかしいとか感じると思います。
その感覚は大抵合っています。

測定1

紙の上に立って足の形を鉛筆でなぞります。
その線をはさみで切ってみます。
その切った足形を靴の中に入れてみます。

曲がったり、折れたりすること無しにおけるとすれば大丈夫です。

測定2

実際に靴屋さんにある足の計測器ではかります。

縦・横幅をはかって確認します。

インソールチェック

インソールが外せる靴は、外してみます。

新しいものは出来ませんが、ある程度使っているものなら、足形がインソールについています。

自分の足形が、インソール内に収まっていれば、大丈夫です。
でも結構な方がはみ出していると思います。

靴が合っているということは非常に重要です。
確認してみることが大切です。

靴と腰痛のメカニズム

足には固有受容器という一種のセンサーのようなものがたくさんあります。

足を床につけた瞬間から、その受容器が脳に信号を送り、身体の他の部位のバランスを取ろうとします

ロボットが二足歩行するのが難しいように、非常に多くの情報を脳でコントロールしています。

靴が合っていないと足から過剰な信号が送られるようになります。

例えば、親指がつま先でぶつかるようになっていると親指に関節のサブラクセーションが起きます。

そのことによって足に不安定が出来るようになります。

内出血が出来たり、まめが出来たりします。
でも症状がそれだけなので問題とは考えません。

そのままにしておくと太腿の前の大腿四頭筋が弱くなります。

この頃には膝が痛くなるでしょう。
それを補うように太腿の後ろのハムストリングが痛みを出すようになります。

この頃には骨盤が歪んでいるようになります。
そんな症状を我慢していると急に腰が痛くなります。

靴が腰痛を起こすときの難しいこと

多くの人が足は変わらないと思っておられることです
普通に高校を卒業した頃から成長が止まるので、靴の大きさは変わらないと思われるからです。

足には土踏まずを含めて4つのカーブがあります。
これは筋肉によって維持されています。

どれかの筋肉が弱くなるとこのカーブが落ちてしまいます。

その結果足のサイズが変わることになるのです。

もちろん左右でサイズが変わっている方もあります。
大概の場合にはサイズが大きくなります。

しかし、それに気がつかれないので小さいサイズの靴まま過ごされるのです

先ほど説明したようなメカニズムで腰痛が起こってくることがあるのです。
体重の変化でもサイズが変わることもあります。

靴を買う前に測って買いましょう。

朝と比べると夜の方がむくんでいます。夕方に靴を買いましょう。

硬い床の上で履いてみましょう。

足に左右差がある方もあるので両方はいてみましょう。

高いからいい靴と思うのはやめましょう。

値段が高ければ良いというわけでは無いんですね。

中塚カイロプラクター
中塚カイロプラクター

そうですね。値段が高いものはデザイン料だったり、材質の問題ですが、靴としての機能を測ることが出来ないですね。

靴が腰痛を起こすときにすべきこと

時々裸足になりましょう。

先ほど書いたように足には非常にたくさんの固有受容器があって、足が接する面の情報を伝えます。

伝えることが出来れば出来るほど足を含めた体に良い影響があります。

プロテクションの効き過ぎた靴はやめましょう。

ショックを吸収するために底が厚くなっている靴は重くなって、足がまっすぐには動かなく無くなります。

薄い底がよりよいです。

家ではソックスを脱いで裸足でいましょう。

裸足で家を歩くだけで無く、砂浜や原っぱを裸足で歩いてみましょう。

マッサージしましょう。

足の裏を自分でマッサージして、いつも柔らかな足でいましょう。

体操をしましょう。

ゆっくりとつま先立ちをして踵をあげます。できるだけゆっくりしましょう。

そのときに足の指一本一歩に意識して力を入れるようにしましょう。

神経の流れを整えましょう。

カイロプラクティックでいつも歪みの無い、神経の流れが整った状態を保ちましょう。

40才臨床心理士Eさんのケース

Eさんは腰痛になって来院。仕事が忙しく、学会もあって無理を重ねられました。

寝不足、ストレス、食事が不規則でした。

腰は後弯が出来ていて、長時間座位で居られて、余り身体を動かしておられないためになったと考えられました。

カイロプラクティックの施術で柔軟性を取り戻し、後ろに腰を反らす体操をしてもらいました。

4回ほど施術すると痛みは無くなりました。

そのときに

「東京に学会で行くんです。」と言われるので、

「じゃあ、歩かれますよね。」と聞くと

「そうです。

だから、歩きやすいようにウォーキングシューズを買って履いていくんです。」と言われました。

3日後に昼に電話がかかってきました。

「昨日東京でかなり歩いたら、腰がまた痛くなって辛いんです。」

その日は土曜日の3時過ぎ、聞くと居られるところもへんぴなところで、近くに紹介できるオフィスもありませんでした。

帰られるまでできるだけ無理をされないようにして来院してもらうことにしました。

来院されるとシューズをチェックしました。

すると長さはいいものの幅が狭く、幅広の足のEさんには狭すぎました。

もともと靴紐をしっかり締めて居られ、そのせいで筋肉に抑制がでたと考えられました。

紐をかなり緩めてもらうと余り問題ない状態になりました。

靴が原因で腰痛が出たケースでした。
ウォーキングシューズだから大丈夫と私もEさんも思ってしまったのですが、実は問題がありました。

きちんと計測しておられたら未然に防ぐことが出来た問題でした。

まとめ

靴は身体の土台をカバーしているものです。

それだけに身体に与える影響が大きいです。

自分に合った靴を履くのはもちろん、柔軟性を保つようにすることによって、腰痛を防いだり、他の問題を起こすのを防ぐことが可能になるでしょう。