『肩こりと枕』Proバランス106号

まくら ニュースレター

肩こりと枕

肩がこる、首が痛いと言われる方は、枕でとても苦労されることが多いものです。
ときどき、数万円の枕を購入したと知人の人から聞くこともあります。
最近では、6万円の枕を購入しましたとおっしゃる方が知人にありました。

中には、枕のコレクションをしておられるかの様に、押し入れが枕でいっぱいという方もいらっしゃいます。そもそもなぜそれだけ枕を変えてもよい枕が見つからないのかと不思議に思っておられると思います。
実は、体と枕について大きな思い違いがあるからです。

体の柔軟性

肩がこる、枕が合わないという方の多くが、背中から首にかけての柔軟性がなく、ストレートネックになっていたり、極度のカーブがあって、枕と首の間が空いてしまいます。
そのために、枕を使うと柔軟性のない首に大変負荷がかかる様になります。
だから、首に違和感があったり、痛みが出てきたりという結果になります。
実は、枕が悪いのではなく、ご自分の首が原因だということを理解しておられないのです。
残念ながら、このような方は合う枕を探されても見つかることがありません。

枕の材質

昔はそば殻の枕が一般的でした。
ほとんどの家でそば殻の枕が使われていました。
今そば殻の枕をお使いの方は大変少なくなりました。
アレルギーをお持ちの方だと反応される方もあります。
いまは、綿、羽毛、プラスチックパイプ、ウレタン、スポンジなど様々な材質があります。

大切なのは熱がこもりすぎないことです。
頭が温度が上がると快眠になりません。
できるだけ、熱をこもらないものが理想です。
材質は熱を逃がしにくくても、形状で熱がこもらないものもあります。
低反発のものは私はあまりおすすめしません。
沈み込む様になるので、熱がこもり、寝返りがうちずらいからです。

枕の形状

肩こりや首の痛みを訴える方の多くが、枕の形状が原因になっていることもあります。
枕の形が変わらないものでは、首のカーブに合わないものだったり、仰向けと横向きで寝るのでは高さに対応できません。
また、使っていくうちに、へたってくるものもあるので、いつまでも同じ枕がいいともいえません。
ちなみに中塚カイロで扱っている枕は、4つの高さが一つの枕(上、下、裏、表)にあります。
ですから、自分の寝る姿勢に合わせることができます。

寝ているときの動き

睡眠の中で、寝返りは非常に重要な役割を果たしています。
その際に出る音が大きいと眠りを妨げることがあります。
よい睡眠では、雑音をできる限り抑えることが重要な要素の一つです。
そういう意味で、買う前に音についてもチェックすることをお忘れなく。

枕を使うときの注意

寝る姿勢の中で、うつぶせ寝をする人は結構あります。
ストレスが強いときにはうつぶせ寝で寝たくなるものです。
しかし、首にものすごく負担をかけるために、どのような枕でも合いません。
また、仰向けで寝るときに、首の柔軟性のなくなった方は、枕を二つ折りにしなければ、眠れないという方もあります。
このような方は、枕を選ぶ前に必ず柔軟性を取り戻す様に、カイロプラクティックのケアをおすすめします。
7時間以下の睡眠では、いくらよい枕でも体の回復は十分にはできません。

もし、枕について質問があれば、遠慮なくご質問ください。
中塚カイロでは、枕のチェックもしています。
5分程度で終わります。
ご使用中の枕を持ってきていただければ、チェックできます。

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