「飲み物の不思議」Proバランス94号

青汁 ニュースレター

「飲み物の不思議」

患者さんの飲み方、食べ方を聞くと驚くようなことがたくさんあります。
特に飲みものは、簡単に内臓に流れるだけあって、大きな影響があります。
でもあまりに多くの人が無頓着にいろいろなものを飲んでおられるのを見て驚きます。

 水分

水分は非常に大きな影響を持っているものの一つです。
5%の脱水症状になれば、スポーツでいえば10%の成績ダウンです。
10%も成績がダウンすれば、世界新記録が平凡な記録にさえなってしまうものもあります。
飲むものによって水分補給をしているつもりで、実は利尿効果のある飲み物を飲んで、さらに脱水効果を進めることもあります。
お茶や紅茶、コーヒー、ウーロン茶、ココア、栄養ドリンクはカフェインの影響、豆乳はカリウムの影響、牛乳はカルシウムの影響があり、利尿効果があることが分かっています。
だから、軽い脱水症状になったときに水が一番という理由がおわかりになるでしょう。
ただ水も一気に飲んだのでは、尿意と共に多くの排尿をすることになって、効果的な給水になりません。
少しずつ飲むのが効果的です。一度脱水症状になると、48時間から72時間は元に戻れません。脱水症状にならないことが大切です。

糖質

糖質の量は、とてもわかり辛いです。
甘くないからあまり糖質を使っていないともいえません。
良くラベルを見ることが大切です。
糖質の量が極端に多いものは要注意です。
飲み物の糖質は直ぐに吸収されるから、直ぐに消化され、血糖値を上げてしまうからです。
昆布茶は塩辛いと思われると思いますが、実は炭酸飲料の3倍も糖質が入っています。
レモン果汁などでも9%くらいの糖質があります。
味はあまり参考にならないのが分かるでしょう。
野菜ジュースやフルーツジュースもビタミンや酵素が無くなっている場合がほとんどです。

アルコール

アルコールは糖質が少ないものがありますが、糖質が入っていなくとも、糖を蓄積する肝臓がアルコール分解に徹するため、他の食事で摂取した糖を脂肪細胞に送りやすいという特徴があります。
ですから糖質が少ないと安心してはいけません。 

温度

昔は冷蔵庫などで冷やした飲み物を飲むことは少なく、水道の水などで冷やしたものを飲む程度でした。
今はすごく冷やした上に飲むコップも凍らせて飲むという方もいます。
熱中症になりかけているようなとき、汗を大量にかいているときは冷たい飲み物を飲んで体の中から冷やしてあげることも重要です。しかし、普段から冷えている飲み物をたくさん飲んでしまうと体を冷やし、胃腸の働きを弱めてしまいます。
夏バテの原因の一つです。あまり汗をかいていないときの水分補給は、常温か温かい飲み物を飲むようにしましょう。
体が熱く感じるときには、冷たい飲み物を飲むようにしましょう。

カロリーオフ

ダイエットに最適と合成甘味料を使った飲み物が人気です。
アスパラテーム、スクラロース、アセスルファムKなどが使われています。
こういう化学合成物質は、体内で中々分解されず、臓器に負担をかけます。
ダイエットできるようなイメージで売っていますが、実は砂糖を使った飲料よりも体重が増えるというデータがあります。
満足感がないためにその分食事を多く取る傾向になるからです。

おかわり自由のコーヒー

一見得したように見えますが、植物添加物のリン酸塩が増量剤として混ぜられています。
失われた風味を香料で補っていますが、リン酸塩の取りすぎは危険です。
多く取りすぎると鉄分吸収が 出来なくなったり、カルシウムが排出されてカルシウム不足になることもあります。

何気なく飲んでいる飲み物が、実は危険なものだったと知って後悔しないように、転ばぬ先の杖です。

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