暖かくなってくると皆さんが体を動かしたくなります。ジョギングをしたり、サッカーやテニスなどいろいろなスポーツをしたくなります。太陽を浴びながらするスポーツは格別です。終わった後のビールを楽しみにしているという方もあることでしょう。しかし、そういう方が、腰痛で痛み止めを飲みながらやっているとか、膝の痛みで足を引きずるようにしてプレーしているという話をよく聞きます。スポーツをすることによって体を鍛えているというイメージがあるので、少々の痛みは大丈夫と考えられるのでしょう。しかし、これはとても危険なことです。今回スポーツを楽しむのに必要なことについて書いてみましょう。
体の柔軟性ありますか?
ストレッチをする人はすごく多くあります。しかし、このストレッチ、非常に故障の原因になるものだと知っていますか。実は体が温まっていないうちにストレッチすることは故障につながると研究で報告されています。実はストレッチはウォーミングアップにはならないのです。ウォーミングアップとクールダウンを上手にしてやると体の柔軟性がアップします。
運動する準備をしてますか?
ウォーミングアップとクールダウンは、運動をするときに皆さんが最も省略されるものです。忙しい中で、早くプレーしたいと思われるのはよく理解できます。中高生など、一番体が動く人たちが、熱心にウォーミングアップとクールダウンするのに、社会人の体の動かない人がそれを省力するでは、故障をしようとしているものです。これは心臓にある血液を、体の隅々にゆっくり送ってやることで毛細血管にも行き渡ります。終わるときにはそれがゆっくりと体の中央に帰って行くようにして、老廃物を循環させてやることです。ジョギングを徐々に早くしていくことが簡単なウォーミングアップになります。
睡眠を十分にとっていますか?
ストレスがあるときには通常より余計に睡眠をとる必要があります。しかし、多くの人が忙しく大変なときには睡眠時間を削られます。睡眠時間が十分でないと筋肉や臓器の修復が十分でなく、いつか故障するようになります。そんな時に腰痛が起こるのは無理もないことです。6時間で十分というようなことにはなりません。十分な睡眠時間をとりたいものです。
スケジュールは大丈夫ですか?
社会人でも学生でも同じですが、故障をするときには無理なスケジュールになっていることが多いものです。人に誘われたのでレースに出ることにしたら、元々の予定していたレースの2週間後になってしまった。そのためにフルマラソンを1ヶ月に2本走ることになった。こんなことでは十分な回復も出来ないままに無理をすることになります。前もって決めたスケジュールも柔軟に体と相談してからする必要があります。時には参加しないという勇気も必要です。
脱水症状になっていませんか?
脱水症状は、オシッコが黄色になっていたら、すでに脱水症状です。いったん脱水状態になると48時間から72時間回復できません。アルコールを飲むと余計に脱水症状になることもありますので、普段から少しずつ水を飲んでおくことが不可欠です。
神経の流れはスムーズですか?
せっかく運動しても、神経の流れが悪くては、故障をするために運動しているような感じです。パフォーマンスを上げるためにもカイロプラクティックで事前に体を整えておきましょう。
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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