いつか腰痛になるかも知れないと思っているときは、地雷を踏むのではないかと思うほどストレスになります。
そんな経験は二度としたくないと皆さんが思われます。
そんな時になんとか改善する方法を考えて、実行しようとされます。
ォーキングは身体に良いと思って、始められる方も多くあります。
しかし、この歩くことがプラスになることもあれば、マイナスになることもあるというと驚かれることでしょう。
今回は腰痛と歩くことの関係について解説しましょう。
歩くことは健康に良いんですよね。
30万人の施術実績の施術実績のある中塚カイロプラクティック研究所代表の私がご説明しましょう。
腰痛を歩いて改善したい
歩くことが健康には良いと感じておられる方は多くあることでしょう。
運動不足解消にはもってこいと考えてされる方は非常に多くあります。
しかし、「歩くことが健康には良い」という言葉は、余り正確ではないのです。
「歩くことを上手にすれば健康に良い、歩くことを下手にすれば健康に悪い」が正確な言葉です。
だからいつでもどんな形でも歩くことは健康に良いわけではないのです。
特定の条件では歩くことがマイナスになり、別の条件では歩くことがプラスになるのです。
ではどういうときに良くて、どういうときには悪いのでしょうか?
えっ、歩くことが悪いときがあるんですか?
腰痛を歩いて改善するのが効果的なとき
身体のバランスがとれているときには最小の労力で必要な動きが出来ますから、身体にとても良くなります。
神経の流れがスムーズで無く、筋肉の抑制ができあがっていない状態では、歩くことで身体が鍛えられることになります。
そのような状況を作るものが5つあります。
休息が十分にとれているとき
夜の睡眠が十分にとれていると身体の筋繊維を修復するのが効果的に出来ます。
ストレスのマネージメントがうまく出来ているとき
ストレスが無い生活はありませんが、上手にストレスをコントロールできると問題が起こりにくい状態になります。
姿勢のバランスがとれているとき
姿勢のバランスがとれていると筋肉のバランスがとれているので、動きがスムーズに出来ます。
食事のバランスがとれているとき
食事をするということは身体の修復やエネルギーを十分に補給が出来るということです。
無理をしすぎていないとき
無理をしているときには、身体もいっぱいいっぱいです。
余分なことをする余地がありません。
以上のようなときには歩くことが、鍛えることになり、筋肉だけで無く、心肺機能や消化機能などすべてに渡ってまで整えることになります。
良いときと悪いときがあるということがわかりました。
腰痛を歩いて改善するのが効果的で無いとき
一方で効果的無いとき、むしろ問題になる時があります。
上記のすべてを逆さまにすると歩くことが、問題につながるようになります。
睡眠が十分にとれていないとき
ストレスがたくさんあるとき
姿勢が悪いとき
食事が乱れているとき
過労になっているとき
筋骨格系に問題があるとき
上記の場合には身体は鍛えようと思っても故障が先に起きるようになります。
腰痛を歩いて改善しようと思うときの危険
腰痛を歩いて改善しようと思うときに危険なことがあります。
それは歩くことは特別負荷のかかる運動で無いという思い込みがあることです。
通常は歩くことはそれほど大変な問題ではありません。
しかし、心臓の手術を受けた人にとっては、歩くことでさへ負荷になる場合もあります。
また、歩かれる場所によっても身体が受ける影響が違います。
下が硬い場所の場合、例えばコンクリなどの場合には、非常に負荷が大きくなります。
土の上が理想ですが、昨今ではそういう場所を歩けなくなってしまいました。
ショッピングモールなども冷暖房完備で良さそうですが、床は硬いので注意が必要です。
同じような意味では、履き物も大切です。
膝や股関節に負担がかからないようにと厚底のトレーニングシューズを履かれる人もありますが、実は身体にとっては余りよいものではありません。
底は余り厚くない方が良いでしょう。
通常は、歩いていて身体が鍛えられていれば、免疫力も強くなるはずです。
もしよく風邪を引くようであれば、何かが問題があるでしょう。
睡眠が十分でなかったり、食事に問題があったりしているでしょう。
そういう状況をそのままに歩き続けることはストレスになって、そのうちに故障を引きを超すようになるでしょう。
風邪をよく引くのは、良い状態で無いという証拠なんですね。
腰痛を歩いて改善しようと思うとき必要なこと
神経の流れ
神経の流れが整っていなければ、いくら歩いて鍛えようと思っても鍛えることになりません。
むしろ害を引き起こすようになります。
カイロプラクティックは神経の流れを整えるのに最良のチョイスになるでしょう。
ぐっすり眠る
夜の睡眠ほど重要なものはありません。
睡眠を取らずにトレーニングをしても、借金をしながら、貯金を使用とするようなもので、効果的ではありません。
11時前にはねましょう。
3時に寝て11時に起きるのは同じ睡眠でも成長ホルモンを上手につけませんから修復が十分に出来ません。
バランスのとれた食事
小麦や牛乳にデリケートで、問題を起こされる方は想像以上に多くあります。
自分は大丈夫という方も安心は出来ません。
3週間ほど控えてみるとその影響がわかります。
野菜や果物は非常に重要です。コンビニのサラダで満足してはいけません。
ほとんど栄養価がありません。
適切に歩く
時間を決めて歩くことがお勧めです。
必ず休みの日を作りましょう。
コースを決めず、時間の長さを決めて歩きましょう。
胸を張って歩きましょう。
まずは30分から。
静かな時間を取りましょう。
日記を書くことは非常に心を落ち着けるのに良い方法です。
瞑想も世の中の煩いから離れる良い方法です。
「マインドフルネス」という無料のアプリは初心者でもしやすいです。
Aさんは腰痛と膝の痛みで来院。頻繁に腰痛になるので、なんとかしたいと考えられて、ウォーキングをすることにされました。
毎日1時間程度ウォーキングをされるようになりました。
雨が降っても暑くても歩かれたようです。
あるときに雪の降る氷点下の日にいつものように歩かれました。
それから膝が痛くなって、歩けなくなりました。
少し休んで歩こうとするとまた膝が痛んで歩けず、困っておられました。
普段日中は家事をしておられて、それ以外の時には手芸をしておられます。
畳の部屋で足を崩した横座りで手芸をしておられて、ねこ背にもなっておられました。
背骨は腰に側弯ができていて、首から肩にかけて後弯が増していました。
柔軟性無くなって、骨盤の動きも悪くなっていました。
そのせいで、縫工筋・大腿四頭筋の働きが悪くなっていて、膝を曲げるときにサポートが出来なくなっていました。
カイロプラクティックの施術で腰や背中の柔軟性をつけ、骨盤の歪みを改善しました。
横座りをやめてもらって、椅子で手芸をされるようにお勧めしました。
また、横に曲げる体操とねこ背の矯正体操をしてもらいました。
またウォーキングは復帰するときには30分間にしてもらい、休みの日を作るようにして、天気の悪い日はお休みにするように勧めました。
また、いつも同じコースでは無く、時間で歩くようにして、体調に合わせて緩急をつける必要を説明しました。
しばらくすると歩いても膝も痛みが出なくなり、姿勢が見違えるほどよくなられて、若々しく見えるようになられました。
歩くことが健康にいつでも良いと思っておられたケースでした。
状況によっては悪くなることもあるという認識を持つことが必要でした。
Aさんの場合には骨盤の歪みによって足の筋肉が抑制されていたので、鍛えようと思っても強くすることはできません。
適切に骨格を整えて初めて歩くことが効果的になることを知っていることが必要でした。
まとめ
歩くことは上手に行えば、とても良い運動です。
身体を整え、ライフスタイルを整え、ウォーキングすることによって、腰痛やその他の問題を知らないような健康な身体を手に入れることが出来るようになるでしょう。
そんな身体を手に入れるためにカイロプラクターに相談しましょう。
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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