産後に腰痛で苦しむ方は大変多くあります。
いまされていることといえば、骨盤ベルトを勧められるか、湿布薬ですが、湿布薬も強い薬品が使ってあるものは皮膚から吸収するので勧められません。
体操もひどくなった状態では効果がありません。
そうするとどうしていいかわからなくなります。
そんな風に悩んでおられる産後のお母さんたちはすごく多くあります。
しかし、こういう悩みは不必要な悩みです。
方法があるからです。
今回は産後の腰痛に関して考えてみたいと思います。
出産で腰痛になるのをよく聞くんですが、どうしたらいいのかわからないです。どうしたら良いんでしょうか?
30万人の施術実績のある中塚カイロプラクティック研究所代表の私が解説しましょう。
産後の腰痛なぜ?
産後に腰痛になる方は多くあります。
妊婦さんは妊娠中に急激に体重が増え、反り返るような姿勢になります。
数ヶ月の間に一気に10kg位も体重が増える人もあるのですから、ほかの部位はたまったもんではありません。
そのため骨盤や腰椎にズレが出来る方もたくさんあります。
もともと悪かった方はそれが誇張されるような形で出てきます。
さらに出産後は、夜授乳を非常に短いサイクルでしなければならず、寝ることもままなりません。
おしめを替えることだったり、授乳だったりと床の上に座ってされることも多く、椅子の生活が主になっている中で、床の生活は辛いものです。
また、小さいといっても抱っこをすることが多く、急激に大きくなる赤ちゃんはすぐにずっしりとくるくらい重くなります。
上にも小さい子供さんがおられるとなお大変です。
上の子供さんを面倒見ながら、赤ちゃんの面倒を見られるわけですが、上の子供さんが赤ちゃん返りされることもありますから、難しくなります。
今書いたのはほんの一部です。
産後に腰痛になるのはそれほど難しくないということです。
話を聞くだけで腰が痛くなりそうです。
産後の腰痛は危険
産後に腰痛になるのはよくあることだとわかっていただいたと思いますが、これは同時に危険です。
精神的にダメージを受けられる方も結構あるからです。
赤ちゃんが妊娠後期になると臓器によっては大人のような働きを出来るようになっているものもあります。
妊娠中にストレスが強くかかるようになっているとストレスを処理する臓器が過剰に動く必要があります。
その際に赤ちゃんの臓器の助けを借りることがあります。
2馬力ですから、ストレスをなんとか乗り切れるわけです。
しかし、出産後は赤ちゃんの臓器の助けを借りることが出来ません。
そのために何もなくても産後のウツになる方があります。
体の必要に臓器が対応できないのです。
それに産後の赤ちゃんのお世話などが加わると精神的にいっぱいいっぱいになって、精神的にやんでしまう方が多いのです。
腰痛で動きが辛いという状態では、精神的に元気になるのは難しいです。
赤ちゃんが生まれたうれしさが、つらさにかき消されてしまうこともとても多くあります。
だから、できるだけ腰痛が出たら、早い内に解消することが大切になってくるのです。
腰痛は早い内に解消しましょう。精神的にも影響を受けられることもありますから。
産後の腰痛の病院の処置
残念ながら病院では産後の腰痛に対して余り出来ることがありません。
授乳中であるので薬を使うことが出来ないからです。
もっとも授乳中の腰痛は筋肉骨格的な問題が多く、化学的な問題ではないので、薬が効きません。
最近では骨盤ベルトを勧められることも多いですが、それで楽になるものもありますが、ライフスタイルにまで踏み込んでアドバイスしなければ、辛くなる一方です。
いつかよくなるだろうとそのままにしておられる方は多くありますが、そのままにしてよくなることはありません。
むしろ酷くなっていくことでしょう。
ヨガなどをしてみようとされる方もあるのですが、悪いときにすると改善するよりも悪化することも多く、気をつける必要があります。
産後の腰痛にカイロプラクティック
産前産後にカイロプラクティックを施術を受けることはとても賢明なことです。
多くの場合に骨盤のズレや腰椎のズレが原因で腰痛になります。
もちろん原因として姿勢や過労、寝不足、ストレス、食事などがある場合は非常に多いですから、ライフスタイルのアドバイスは欠かせません。
腰痛だけを改善するように施術だけしたのでは、すぐにまた痛みが復活してしまいます。
ライフスタイルも変えて初めて腰痛になりにくい体になることが可能になるのです。
薬を使うことなく、自然で、人間の持つ自然な快復力を発揮するようにカイロプラクティックが産後の腰痛に働きます。
20歳アルバイト女性Gさんのケース
Gさんは若い2人のお母さん。2人目を生んで腰が痛くて辛い状態になったそうです。
1ヶ月ほどで仕事を始めたら、余計辛くて仕事が出来なくなりました。
ご主人とは出産の少し前に離婚をされているので、すごく不安を感じておられました。
夜も赤ちゃんの世話があって余り眠れないので、楽になりませんでした。
知り合いに聞いて来院されました。
骨盤がしっかりとズレていて、腰の筋肉はカチカチでした。
腰痛になるのは無理がないほどでした。
若いのに腰や骨盤はお年寄りみたいに動きが悪くなっていました。
病院では「骨に異常はない」ということで特に何もして貰えず、余計に心配になったそうです。
将来に対しても、仕事が出来るだろうかという不安が強く、精神的にもかなりまいっておられる感じでした。
授乳は床に横座りでしておられ、添い乳もしておられましたが、1歳の子供さんがおられるので前後で挟まれる形で、なおかつ二人の子供さんを見るように体をひねっておられました。
上の子供さんもまだ抱っこしないといけないので、日中は保育園に預けておられるものの、夕方からは抱っこが多く大変そうでした。
食事も子供のことが手一杯で、自分のことは二の次になっていました。
骨盤がちゃんと動くようにカイロプラクティックの施術をしました。
3日間、お母さんに助けてもらって熟睡が出来るようにしてもらいました。
また、肘掛けのある椅子で授乳をするようにして床で授乳を避けるようにお勧めしました。抱っこは避けるようにして、できるだけ愛情表現をするようにアドバイスしました。
食事は自分の食事をちゃんとするように勧めました。
簡単でも栄養価のある料理を勧めました。
腰の痛みは施術と3日寝てもらった時点で、かなり楽になりました。
体が楽になったことで精神的にもかなり楽になりました。
子供に対してももっと愛情表現も出来るようになられ、あまり上の子供もベタベタしなくなったそうです。
1ヶ月もすると全く腰痛はなくなって、仕事に復帰されました。
骨盤ベルトを巻いてもらって、仕事も無理なく出来るようになりました。
産後の腰痛で本当に困っておられるケースでした。
産後の腰痛はただでさへ辛いのに、精神的に参るような状況が続いて余計に腰痛がひどくなっていました。
問題を早期解決しないとドンドン悪い状況が広がって、自分ではどうしようもなくなってしまいます。
第三者が見てあげることで、問題を少しずつ解決していけば、難しく思えるような状態も改善していきます。
まとめ
産後に腰痛になる方は本当に多いです。
でも何もせず、いつかよくなるかなと思っている方は非常に多いです。
薬は使えませんから、ほとんどなすすべがないという感じです。
でも、カイロプラクティックを使えば、腰痛が改善するだけでなく、ライフスタイルに関してもアドバイスが出来ます。
このライフスタイルのアドバイスこそが、腰痛になりにくい体にする秘訣です。
あなたもカイロプラクターに自分のライフスタイルを相談してみませんか?
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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