ぎっくり腰はとても痛い。
一度なった方は分かるが二度と経験したくない痛みです。
しかも突然やってきます。
予防が出来るものだったらしたいと思っておられるぎっくり腰経験者も多いことでしょう。
ぎっくり腰の予防に実は役立たないものもたくさん有って、役立たないだけだったら問題ないけど、害になることをしている場合もあるので気をつけなければなりません。
根本を押さえていないとぎっくり腰の予防は出来ません。
ぎっくり腰は大きく分けると過労、寝不足、ストレス、不良姿勢、食事の問題などが原因です。
それぞれについて理解しておくことが予防の第一歩になります。
その時にカイロプラクティックは大きな役割を果たします。
先ほど挙げた原因によってできるサブラクセーションがと呼ばれる関節の配列や動きの異常があるので、自分では大丈夫と思っても、痛い思いをすることがあるのです。
カイロプラクターはサブラクセーションを見つけ取り除くスペシャリストです。
ストレッチや薬、マッサージなどでは取り除くことが出来ません。
だから、ぎっくり腰の予防にはカイロプラクティックの施術が欠かせないのです。
ギックリ腰を予防できるならしたいですね。
30万人の施術実績のある中塚カイロプラクティック研究所代表の私がご説明しましょう。
ぎっくり腰に突然なるので不安
なぜぎっくり腰は突然なるのでしょう。ぎっくり腰の患者さんに聞くと
「車から降りるときに痛みが走りました。」
「呼ばれて振り返ったら腰が抜けたようになりました。」
「落ちた髪を拾おうと思ったら立てなくなりました。」
などと答えられます。こういうことをして悪くなるのであれば、日常生活何も出来ないことになります。
実のところはもうお膳立てが出来ていて、どんなことがあっても痛みが出るような状態だったのです。
ちょうど、コップに水をいっぱい入れると表面張力で表面が盛り上がるようになります。
そんなときにはたとえ水滴一滴でもあふれてしまいます。
痛みがでる前にそんな状況になっていたということです。
多くの人は最初のドミノが倒れたのが、ぎっくり腰と思われます。本当は最後のドミノが倒れたのがぎっくり腰です。
痛みがなくても悪い状態があるのだということを忘れないようにしましょう。
黒と白があって、ぎっくり腰が起きたときに黒になるのではなく、中間には灰色の部分もたくさん有り、限りなく黒に近づいていたと考えられるとわかりやすいかもしれません。
痛みが無くても悪いときがあるんですね。
そうです。痛みが実はかなり悪くなってからで無いと出てきません。
ぎっくり腰は何でなるんだろう。
ぎっくり腰の種類は色々あります。
筋肉が原因するものだったり、筋膜だったり、関節だったり、椎間板だったり、靱帯だったりします。それぞれが違います。
しかし、ほどんどの原因は、過労、寝不足、ストレス、不良姿勢、食事の問題によって、サブラクセーションという関節の配列・動きの異常が出来るために起きています。
その結果、神経の流れが妨げられ、筋肉に力が入らなくなったり、筋膜が柔軟性をなくしたり、関節の機能異状が出来たり、椎間板に負担をかけたり、靱帯のアンバランスを生むことになります。
神経の流れが整わなければ、それを改善することも、予防することも難しいです。
だから、多くの人がそのままにしているために「ぎっくり腰がクセになっています。」とさへ言われることがあるのです。
痛めているからギックリ腰になるんでは無いんですね。
ぎっくり腰の対処法があれば知りたい。
ぎっくり腰になったときに皆さんがいろいろなことを考えられます。
病院に行く、
マッサージに行く、
整体に行く、
ストレッチをする、
痛み止めを飲む、
コルセットをする、
湿布薬を貼る
こういうことが一般的だと思います。
痛み止め、湿布薬は対処療法、根本は改善しません。
マッサージは筋肉をほぐして循環を助けますが、緊張を起こすには起こす理由があります。
反対の筋肉が弱くなっている場合には、両方弱くなるため、不安定を作るかもしれません。
ストレッチは多くの場合、問題が無い場合に有効で、問題が起こってからでは遅いです。
コルセットは痛みは押さえられますが、コルセットを使うことによって使わなくなる筋肉が弱くなっていきます。
整体は、先生が専門にそれを学んで資格を取られたわけではありません。
資格とは関係ないセミナーや勉強会で学んだものでレベルが一定していません。
病院は薬を処方されたり、注射をされますが、薬の副作用がある方も多く、原因を取り除くことが出来ません。
カイロプラクティックも皆同じではありません。
国際基準のカイロプラクティックは学位レベルで勉強しなければなれません。
私塾で勉強したものはカイロプラクティックとは呼べません。
カイロプラクターはサブラクセーションを矯正します。
そのことによって神経の流れを整え、筋肉のバランスをとり、関節の動きを正常化します。
国際基準のカイロプラクターは危険なサインを熟知しているので、必要なときに専門医に紹介できます。
ぎっくり腰に効果的なツボがありますか?効果的なストレッチ・体操がありますか?
ぎっくり腰になった患者さんが、よく聞かれるのが
「ぎっくり腰に効くツボありますか?」
「ぎっくり腰に効果的なストレッチや体操ありますか?」です。
多くの人が魔法を求めています。
しかし、世の中に魔法はありません。
理屈に叶わない近道はないのです。
健康的な生活は、ぎっくり腰になりにくい身体を作ります。
不健康な生活は、ぎっくり腰になりやすい身体を作ります。
整った神経の流れ、充分な睡眠、バランスのとれた食事、定期的な運動、ゆっくりとした時間を過ごせるときには健康的な生活を手に入れることが出来るでしょう。
神経の流れを整えるにはカイロプラクティックです。
神経の流れを邪魔するのがサブラクセーションと呼ばれる関節の配列・動きの異常です。
これを矯正できるのはカイロプラクターです。
日頃不摂生して、帳尻を合わせようと思ってもダメなんですね。
ぎっくり腰予防はどうすれば良いか?
ぎっくり腰になるのは最初のドミノが倒れたのではなく、かなりのドミノが倒れた後です。
そう言う最初のサインを見つけることは時には難しいです。
ある人がかっこいいジョギングシューズを購入しました。
外国製の革製です。
細身でおしゃれです。
彼はシューズがフィットしているということは、小さめのシューズを履けば良いと勘違いします。
そのため長さも幅も小さめのシューズになっています。
親指が、走ったりするたびに靴に当たります。
夜走るので、足はむくんでいて、非常に小さい感じになっています。
時間があまりないのでウォーミングアップもクールダウンも省略して走ります。
ある朝からハムストリングという太ももの後部の筋が張るになります。
入念にストレッチをしますが緩みません。
鍛えているのに何でだろうと不安になります。
走るために睡眠時間が減っています。
会社ではストレスのたまる苦情の処理をしなければなりません。
食事も立って掻き込む様に食べています。
そんなある日、ストレッチでぐっと身体を曲げたときに腰に電気が走ります。
こんな一連の出来事があるときに、腰に電気が走るようなぎっくり腰がドミノの一番最初の駒だとは思われないでしょう。
最初に足に合っていない小さめの靴を履いたというときにすでに最初のドミノが倒れているのです。
カイロプラクティックはサブラクセーションが起こるメカニズムを考えます。
そのメカニズムを考えて対処法をアドバイスするのです。
ほとんどの場合にライフスタイルです。
ライフスタイルにアドバイスをくれる人は多くありません。
多くの場合、「無理をしないで休息をとってくださいね。」で終わってしまいます。
ライフスタイルにアドバイスをくれるカイロプラクターほど大切な存在はありません。
国際基準のカイロプラクターはライフスタイルに対しても非常に大きな知識を持っています。
ぎっくり腰に度々なっている30才介護士男性のケース
何度もぎっくり腰になっている30才介護職の男性。
仕事柄ご年配の方を介助することが多く、少し不用意な姿勢で行うとすぐに腰を痛めておられました。
最近ぎっくり腰になる頻度が少し増えたと心配しておられました。
今回も夜勤で寝不足の中、夜間介助があり、変なところで入居者さんが力を入れられたので、腰を痛めました。
病院に行きましたが、痛み止めをもらいましたが、ほとんど効果がありません。
復帰したくとも痛みがあって自信がありません。
コルセットをしますが、暑くてかぶれることがあり、あまりしたくありません。
途方に暮れていたところ、同僚から紹介されて来院されました。
腰が柔軟性がなくなっていて、脊柱起立筋はカチカチ。
まるで鉄のワイヤーを2本背中に隠しているかのような固さでした。
夜勤による寝不足、食事の不規則さ、最近人がやめて忙しくなったこと、姿勢では腹ばいでパソコンを見るのが日課でした。
そのために背中が悲鳴を上げたと考えられました。
骨盤のズレを改善し、腰椎の調整をすることによって、柔軟性が回復しました。
姿勢を改め、食事のアドバイスをして、睡眠時間を確保することを勧めました。
また、定期的に調整することによって身体のバランスをとることをお勧めしました。
腰の不安がなくなり、元気になって、お休みでも一日中寝ていることが少なくなりました。
バランスの崩れた生活をすると、バランスの崩れた身体になっていたのです。
それを改善しないで、何とかしようと思っても理屈にかないません。
ライフスタイルの改善は予防になります。自分の問題を知り、適切な改善をつけることによって、健康を手に入れることが出来るでしょう。
まとめ
何か病に対処するときに予防に勝るものはありません。
なってしまってからどうにかするのでは遅すぎます。
悪くなるときにはすでにぎっくり腰が出来て不思議で無いような状態ができあがっているものです。
ライフスタイルを考えないでは、ぎっくり腰とさよならすることは難しいでしょう。
ライフスタイルについて深い知識持っているカイロプラクターと話すことにより、生涯ためになる洞察を得ることが出来るようになるでしょう。
そんな機会をあなたも持ってみませんか。
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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