運動していないからぎっくり腰になったんでしょうか?
ぎっくり腰になって運動をしようと考えられる方は多くあります。
鍛えていないから弱いのでぎっくり腰になったと考えられるからです。
ぎっくり腰になるときにはもちろん意味なく症状が出てきません。
実は痛みが出たときには、すべてのお膳立てが出来て、出てくるのです。
必ず原因があるのです。筋肉が弱い場合もあれば、緊張でガチガチになって柔軟性がないためにぎっくり腰になることもあります。
不安定があるためになる方もありますが、ほとんどの場合、同じような症状が出ます。
つまり、症状では判断がつきにくいのです。
鍛えることが解決になることもあれば、鍛えることが逆に害になる場合もあるのです。
一生懸命鍛えようとして一層悪くなる方もあります。
カイロプラクターは筋肉骨格の専門家です。
ぎっくり腰に関して豊富な知識を持っています。
解剖学をとってみても医学部以上に学んでいるのです。
だから、どのような原因かを判断し、適切な運動や始める時期をアドバイスすることが出来るのです。
ぎっくり腰になって運動を始めようとする際にカイロプラクティックが必要になるのです。
30万人の施術実績のある中塚カイロプラクティック研究所代表の私が解説しましょう。
ぎっくり腰で運動をすることを勧められる理由
「痛み=弱さ」と考えられる方は多くあります。
特にアスリートなどが復活する際に苦しいトレーニングをして筋肉をつけて鍛えたという例を何度も聞いているので、痛みのあるときは弱さを鍛えなければならないと考えられるのです。
ところがこういうアスリートの問題が、多くの場合に外傷が原因です。
靱帯を切ったとか筋肉を断裂したとかのケースでそのような苦しいトレーニングで鍛えることがあります。
この場合、故障した場所の周りを強くしないと負担がかかるから強くして対応できるようにしようとします。
しかし、多くの患者さんは外傷が原因というよりも、過労だったり、寝不足だったり、姿勢が悪かったり、ストレスで関節が不安定になっていたりするものです。
柔軟性が無い状態で運動すれば、衝撃を吸収することが出来ず怪我をすることになります。
関節が不安定なときには鍛えても筋肉が強くなりません。
多くの場合に神経の流れや血流が悪くなっているので、それを改善させることが先です。
運動はいつも良いものとは限りません。
「適切にすれば運動は健康のためになる。適切出ない運動をすると健康に悪い」これを覚えておくことは必要です。
ぎっくり腰で痛むときに運動して良いの?
ぎっくり腰で痛むときに運動して良いんでしょうか?
それを答える前に考えて欲しいことがあります。
そもそもなぜ身体はぎっくり腰になることを選択したのでしょう。
私達はそれをコントロールすることが出来ません。
身体は頭が悪いですか、それとも賢いですか。
身体は非常に賢いです。
ですから賢明の結果ぎっくり腰になっているのです。
つまり、それ以上無理をさせては身体がだめになると感じたために先手を打って動けなくしているのです。
もし身体が動いて欲しくないとすれば、運動することはどうですか?
良くないのが分かりますね。
では何も出来ないのでしょうか?
ぎっくり腰が適切にマネージメントされれば、比較的早い時期から運動をすることは可能です。
大切なのは身体の声を聞いてやることです。
そのために大変役立つのはカイロプラクティックです。
一緒に原因を探り、その原因を取り除くようにして、少しでも早く痛みから回復することが可能です。
そうなった段階で運動するのはとても効果のあることです。
痛みが出ないレベルでトレーニングすることがプラスになるように、メニューなども相談できます。
ぎっくり腰でどんなことをしたら良いのか分からない
ぎっくり腰になったら、もう二度とあんな痛みを経験したくないと思われるのは無理ありません。
とっても痛いです。
だから、怖くなる人もたくさん有って、重いものは持たないという方も少なくありません。
ぎっくり腰になった方は、まず自分が何で今痛みが出なければいけなかったを考えましょう。
無理を続けていたのか、睡眠をあまりとっていなかったのか、ストレスが非常に強かったか、ひどい姿勢をしていなかったか、食事のバランス崩れていたり間隔が開きすぎたりしていなかったか考えてみるべきです。
それを探した上で、それをやめること、そしてプラスになることすることです。
その一番がサブラクセーションをとり除くことです。
サブラクセーションは関節の配列や動きの異常で、神経の流れを妨げます。
サブラクセーションが改善できるのはカイロプラクターのみです。
サブラクセーションを取り除いたら、運動が出来る準備が整ったといえます。
まず、歩くことです。30分平坦なところを歩きましょう。
出来れば土の上が良いです。
コンクリの上は避けましょう。
自転車も効果的です。
坂道や向かい風は避けましょう。
軽いギヤで走ることをおすすめします。
水泳の上手な方ならプールで泳ぐこともとても良いです。
温水の中を歩くのも非常に効果的です。
焦らないことが秘訣です。
3週間はそういうことを続けて痛みがなければさらに15分くらい付け加えられるでしょう。
ぎっくり腰で原因を知らず運動する危険性
ぎっくり腰の原因を特定することが肝心ですね。
ぎっくり腰は様々な原因でなります。
原因を特定できないと何が良くて、何が害になるか知ることが出来ません。
例えば寝不足を続けていてぎっくり腰になった人は、身体がピーンと張った感じになっています。
身体は休んで欲しいのです。
そんなときに運動をすると、さらに緊張が強くなります。
たとえウォーキングであっても、痛みを増悪させるかもしれません。
そんなときにはまず睡眠不足を解消しておく必要があります。
数日よく眠った後、緊張が減っている状態であれば、ウォーキングをすることは可能でしょう。
ストレスを非常に持っている人であれば、関節は非常に不安定になっていることでしょう。
そんなときにはまずリラクゼーションになるようなことをする必要があります。
のんびり休息をとったり、自然の中でゆっくりしたりすることが必要かもしれません。
そういうことが出来た後、軽い運動をすることは可能になるでしょう。
不良姿勢をしていた人は、それをしないようにする必要があるでしょう。
原因を取り除かなければ、いつまで経ってもぎっくり腰の危険と隣り合わせになってしまいます。
それだけでなくさらに他の問題、膝や足首、頸椎の問題なども起こってくるでしょう。
いつでも運動するのがよいというわけではないですね。
カイロプラクティックはぎっくり腰から回復して運動する時に最適
アメリカでは腰痛といえばカイロプラクターを連想するほど、カイロプラクティックとぎっくり腰は密接な関係があります。
ほとんどのぎっくり腰には、サブラクセーションが見つかります。
そのために神経の流れや血流の流れが悪くなっています。
このサブラクセーションを矯正できるのはカイロプラクターだけです。
マッサージやハリでは良くなりません。
もちろん薬でもサブラクセーションを取り除くことはできないのです。
サブラクセーションを取り除き、運動をすると神経の流れの悪かったところが改善しているので、効果的に鍛えることが出来ます。
筋肉のトーンも変わって、バランスがとれるので、不安定な関節もなくなっています。
運動をすることが非常に好ましい状況ができあがるのです。
カイロプラクターは腰痛に強いんですね。早く見てもらった方が良さそうですね。
ぎっくり腰で来院された40才男性の場合、酒類販売のCさんのケース
ぎっくり腰をして鍛えて治そうと思った酒類販売の40才男性のCさん。
あるときCさんはぎっくり腰になりました。
ビールのケースや重い酒のビンなどを配達する仕事なので、それまでも何度もぎっくり腰になっておられました。
今回は、鍛えて改善しようと思われて、痛くなった日からジョギングを始められました。
毎日1時間ジョギングを続けました。
暑くても寒くても欠かさずされました。
1年くらい経った頃から、身体がくの字に曲がるようになりました。
走るときや歩くときにバランスが狂ってきて「キーットン、キーットン」というリズムになるようになりました。
それから1年半ぐらいしたある日、いつものように走っていると辛くなって、道路に倒れ込みました。
そこから家まで這って帰られました。
このままではだめだと病院に行かれました。
レントゲンをとって、注射をされました。全く効かず、痛いままでした。
そこでお客さんに聞いて来院されました。
身体は大きく「く」の字に曲がり、歩く際にスムーズに足が出ません。
足にもうずきのような症状がありました。
明らかにジョギングが適切でなかった運動でした。
その結果悪化したものでした。
カイロプラクティックの施術も3ヶ月かかりました。
最初一進一退が続きましたが、結果的には痛みがなくなり、まっすぐに歩くことも出来るようになられました。
自己判断が極めて危険だったケースでした。
ご自分で改善しようと思われたことは素晴らしいことでしたが、身体の声をお聞きになられなかったのが最大の失敗でした。
まとめ
ぎっくり腰になんか二度となりたくないと多くの方が話されます。
そしてそうすることは可能です。
自分がなぜぎっくり腰になったのかを、カイロプラクターとともに検討しましょう。
ほとんどの場合になにか原因があるものです、それを取り除く際にカイロプラクターは最高の働きをします。
サブラクセーションを取り除きましょう。
そうすれば、運度をしてぎっくり腰になりにくい身体を手に入れることが可能になるのです。
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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