寝過ぎて腰が痛いときすべきこと

長時間睡眠による腰痛 腰痛特集

朝起き上がるまでにしばらく布団の中で思案するという方は決して少なくありません。
休みの日に少し長く寝ようと思ったら余計に腰が痛くなったという経験した方もあるでしょう。

いつも腰に不安があって、思い切りいろいろなことが出来ないと言われますし、ひどいとやる気にも影響することがあります。

夜寝て休んでいるはずなのに腰が痛むというのはなぜなんでしょう。

そんな寝過ぎると腰が痛くなる状態について説明してみましょう。

よく休んでいるのに腰が痛いなんて。

中塚カイロプラクター
中塚カイロプラクター

30万人の施術実績のある中塚カイロプラクティック研究所代表の私がご説明しましょう。

寝過ぎて腰が痛くなるメカニズム

普段の睡眠が少ない場合

睡眠というのはただ休んでいるだけではありません。
日中に使った筋肉や臓器を修復しています。

睡眠時間が少ない場合には修復が十分ではないのです。

そのために修復できないところがドンドン広がっていき、最終的に問題を引き起こすようになります。

睡眠が妨げられる場合

赤ちゃんと一緒に寝ている、

ペットと一緒に寝ている、

ご主人のいびきがうるさい、

子供が受験勉強で寝ていても気になるなど、

浅い睡眠になっている時には、身体が十分に休むことが出来ません。

環境が悪い場合

朝、太陽が差し込んでくるような部屋で寝ている場合や

こたつやソファーで寝ている場合、

寝具のせいで身体が沈むために寝返りが打てない場合など、

睡眠環境が良くない場合には睡眠が余り深くなりません。

ストレスが強い場合

睡眠を取っても途中で目が覚めて、なかなかもう一度寝入れ無い場合には睡眠が十分にとれません。

泌尿器の問題があったり、寝る前に飲み物を飲み過ぎて、何度もトイレに行く場合にも睡眠が十分ではありません。

姿勢習慣が悪い場合

姿勢習慣が悪いために腰の緊張が強く、寝返りすると目が覚めるために十分な休息になっていない状態が出来ます。

いずれにもいえることは十分に睡眠が休息にならないために、腰の筋肉の柔軟性がなくなり、血液循環が悪くなり、そのことが余計筋肉の緊張を悪化させるために、腰が痛くなります

また歪みがあるときには寝姿によっては、その歪みにすごく負荷がかかるようになります。

そのために腰が痛くなることがあります。

睡眠を取るときに腰に問題がある方は健康な方に比べて痛みのために寝返りが少なくなります。
寝返りは血流を妨げないためにする身体の自然の知恵です。

また睡眠が十分でないときには修復も十分には出来ないですから、十分な回復が出来ないことになります。

姿勢習慣によって変な歪みが出来ていると、冷えたり、疲労があるようなときに痛みがひどくなってしまいます。
この姿勢習慣を改善しないとちょっと良いようでも問題がすぐに出るようになります。

睡眠が悪くて痛みが出るのでは無く、そんなに良い身体で無いから痛みが出ると言うことですね。

寝過ぎて腰が痛くなる危険

寝過ぎで腰が痛くなる方はほとんど十分には睡眠を取られなくなられます
寝ると痛みが増えるからです。

寝なければ、痛みはひどくならないのです。

しかし、これはカビの生えたミカンを見るときになるから、見えないように箱を開けないというようなものです。

見えなくてもミカンはドンドン腐敗が広がり、カビだらけになってしまいます。

腰が悪いときに睡眠を取らないようにすることは、必要なことを制限していることになります。

しばらくすれば、我慢できないような痛みが出てくるようになります。
そうなってから何とかしようとするのは手遅れになってしまうこともあり得るのです。

同じような意味で低反発のマットがあります。
腰の悪い人が低反発のマットを使うと寝やすいと言われる場合があります。
歪んだ骨盤や腰椎のあるまま寝ても、沈み込んでそのままを維持してくれるからです。

しかし、一時的にはよいように感じても、根本的に問題を改善しているわけではないのです。

根本的に問題を見つけて対処しなければ、いつかは大きな問題へと発展してしまうのです。

長く寝ると痛くなる時は、原因を見つけることが大切なんですね。

睡眠に重要なこと

環境を整えること

寝る部屋の温度は重要です。
寒すぎても暑すぎても眠れません。
良い温度に調整することが大切です。

真っ暗にすることが重要です。
夜目が開いたときに人は時間を確認します。
しかし、時計が見えなければすぐに睡眠に戻ります。

寝具

適度な硬さがあるマットレスが重要です。
身体が沈むようなものはNGです。

また、枕は首の所に拳くらいな高さがあるものが良いでしょう。
掛ける布団は重いと寝返りが打てません、
軽すぎても蹴ってしまい冷えることになります。

適度な重さや保温が必要になります。

寝室の中

寝室の中にスマホ、テレビ、ラジオ、タブレット、コンピューターがあると、寝る以外のことをするようになります。

寝室は可能なら、寝るためだけに使うべきです。

寝る条件反射が必要です。

寝る条件反射というのは、寝室は寝るところという条件反射を作るということです。
寝る以外のことをすると条件反射が出来ません。

いつも決まった時間に就寝しましょう。

お休み前日に夜更かしは避けましょう。

飲食

寝る間際に飲食をすると寝ている間も胃腸が消化しなければなりません。
就寝前に時間くらいまでには食事や飲み物を摂らないようにしましょう。

トイレで目が覚めたりするのが妨げになります。
寝るときにナイトキャップ代わりにアルコールを飲むのは寝入るには良いかもしれませんが逆に夜中に覚醒して、睡眠に戻れなくなります。

寝過ぎて腰が痛くなる時にすべきこと

神経の流れを整えましょう。

問題を解決するには神経の流れが重要です。
カイロプラクティックが効果的です。

姿勢習慣を改め、改善しようとするときに、根本から問題を立つことが出来ます。

睡眠

10時半までにはねましょう。
身体が最も休み、修復が効果的です。
寝る前にお風呂に入るのはリラクゼーションには最適です。

運動

適度な疲労は必要です。
そのために適度な運動がお勧めです。
最初は15分歩くことから始めましょう。

同時に太陽の光に当たることも重要な意味があります。

瞑想や日記

自分のリラクゼーションには両方が非常に役に立ちます。

食事

発酵食品を食べましょう。
野菜や果物を食べましょう。
グリーンスムージは最高です。

飲みにくければ、リンゴを入れると飲みやすくなります。

29才会社営業女性Sさんのケース

Sさんは毎朝腰が痛くて、30分ぐらい動けないと言って来院されました。

起き上がる時にとても痛いので、起きてからどうして起きようかと悩むと話されました。
少し時間が経つと動けるようになるので、そのまま何もしないで来たと話されました。

このところ痛みがひどくなって日中にも痛みを感じるようになったそうです。
「今までも何度かギックリ腰になったことがあって、またなるんじゃないかと思っている」と言われました。

仕事ではピンヒールのハイヒールを履いておられ、きちんとした格好をしておられました。

仕事も頑張ってしておられるようで、ストレスはかなりあるとご自分でも言っておられました。

椅子に座るといつも足を組んで座る習慣があり、夜はソファーで肘掛けに頭をおいて横になっていると言われました。
そのままうたた寝をしてしまうこともあって、夜起きてもう一度寝ると話されました。

仰向けに寝るのが難しく、右下に横になって寝ると一番楽だと話されました。

平均睡眠時間は5時間で、

「長く寝ると余計に腰が痛くなるので、自分は長い間寝ない方が良いんだ」と言っておられました。

食事は朝調子が悪いので、コーヒーをブラックで飲んで終わり、昼は結構食べて、夜は9時くらいに食べておられました。

チョコレートも欲しくなるので、カバンにはいつも入っていると言われました。

腰椎には側弯ができていて、腰の筋肉はアンバランスになっていました。
柔軟性もなくなっていました。

「足の方にしびれなどありませんか?」と尋ねると
「ときどき骨盤の外側、大腿の外側や前側がしびれることがある。」といわれました。

カイロプラクティックの施術で腰椎の側弯と柔軟性を回復するようにしました。
ソファーで横になる習慣はやめてもらうようにしました。
側屈の体操をしてもらうようにして、睡眠時間をのばすように提案しました。

「私は今までそうしてきているので大丈夫」といって睡眠時間は増やされませんでした。

数回施術すると痛みはかなり軽くなりましたが、そこから一進一退になりました。

「多分睡眠時間がブレーキになっていますよ。」と話すと今度は「わかりました。」といって睡眠時間を増やすようにされました。

次の施術の時に「睡眠時間でこんなに違うと思いませんでした。」と話されて、すごく改善したと話されました。

食べることに関しても改善されるようになると痛みを全く感じないで生活することが出来るようになりました。

若い方なのにお年寄りのような背中になっておられる方でした。
立ち振る舞いは格好が良いものの、朝は気をつけなければ動けないでは台無しです。

バランスのとれたライフスタイルが健康の元だと感じるケースでした。

まとめ

寝過ぎて腰が痛くなる方は、寝ることが悪いのでは無く、その前に悪い状態があるから悪化するのです。

原因を取り除いて、睡眠がとれるようになると腰の痛みから解放されるようになるでしょう。

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