ぎっくり腰になって、痛い中で病院に行かれる方は多くあります。
それは大切なことです。
ぎっくり腰にもいろいろな原因があり、中には重篤な病気の症状として起こっていることもあるのです。
そんなときに、病院は非常にありがたい存在です。
しかし、同時に難しいこともたくさん有ります。
整形外科が多いと思いますが、どこもいっぱいです。
たくさんの患者さんが待っておられて、いたくて辛くても何時間も待合室で待たなければならないこともよくあります。
また、多くの患者さんが言われるのは、レントゲンを撮って、どこも異状が無く、痛み止めをもらって帰った。
中には何もしてもらえず、様子を見ましょうといわれた方もあります。
痛みをなんとかしてもらいたくていっているのに、何もしてもらえなかった。
健康のスペシャリストが居られる病院に行って、どうしてそんなことが起こるかと思われるかもしれません。
病院で見ているものは病理と呼ばれる変化が組織に起こっているかどうかを見ています。
しかし多くの場合にぎっくり腰は機能的な問題で、変化はないが機能が落ちていることが原因でなっています。
そのため、機能の検査はほとんどされないために、病院で分からなかったということが起こるのです。
一方カイロプラクターは、機能的な問題を見る専門家です。
だから、病院で分からなかったのに、カイロプラクティックで分かったということが起きてくるのです。
ぎっくり腰にはカイロプラクティックが適している理由です。
悪くて見てもらいたくて、いったら異常なしと言われるとがっかりします。
30万人の施術実績のある中塚カイロプラクティック研究所代表の私がご説明しましょう。
ぎっくり腰になって病院でしてもらうこと
ぎっくり腰になると病院では、まずレントゲンを撮られることが多くあります。
そして、いくつかの整形外科的検査を受けると、注射、投薬、湿布薬、電気をかけてもらうことになります。
次からは薬をもらうか、電気をかけてもらうかでしょう。
しかし、なかなか改善しないといわれる方も多くあります。
レントゲンは骨の形しか写りません。
残念ながら、筋肉や内臓の状況はほとんど分かりません。
レントゲンを撮って、ぎっくり腰の原因が分かるということが実は少ないのです。
圧迫骨折などがあって痛む場合もありますから、レントゲンは重要なものですが、それでぎっくり腰の診断は非常に難しいといえます。
海外の急性腰痛ガイドラインでは、研究で効果があるとされているものは、薬局で売っている痛み止めとカイロプラクティックのアジャストメントだといわれています。
残念ながら先に挙げた病院でしてもらうことはその中に入っていないのです。
なんとなく、レントゲンを見ると何でもわかるような気持ちがしていましたが、そうでは無いんですね。
ぎっくり腰で病院で処方される痛み止めって何?
痛み止めの正確なメカニズムは実は分かっていません。
炎症を促進するホルモン様のものの前駆物質と炎症を抑えるホルモン様のものの前駆物質のバランスがとれるために痛みが和らげられると言われています。
この痛み止めは、胃に負担をかけたり、腎臓の働きを低下させます。
それ以外にも心臓の病気などを悪化させることが報告されています。
また、椎間板を形成する細胞を作るのをブロックする働きもあります。
関節の状態を犠牲に痛みをぼかすようなものです。
ですから病院で出された痛み止めといえども安易な気持ちで使ってはいけません。
ほかの方法で改善がない場合や他の症状が出る場合は速やかにお医者さんに見てもらうことも大切です。
痛み止めが関節にも余りいい影響が無いとは驚きました。
レントゲンで異常なしと言われたのにどうして痛むの?
レントゲンは骨しかはっきりと写りません。
そのために筋肉、靱帯、椎間板などは状況が分かりません。
多くの場合に、骨に何も問題が無い場合が多くあります。
そのために、「骨には異常がありません」つまり、骨折や脱臼や変形が無いといっておられるのです。
骨に異常が無いということは全く異常が無いと言うことではありません。
カイロプラクティックの検査をすると、筋肉に問題があったり、靱帯に問題があったり、椎間板に問題があったり、関節の動きに問題があったりするのです。
だから、病院で「異常なし」と言われた患者さんをカイロプラクターが見ると「問題があります」と言うこともあるのです。
だから、「異常なし」というのはした検査で引っかかるものがなかったということをいっておられるのです。
必ずしも全てが正常と言っておられるのではないわけです。
カイロプラクターが得意としていることは、サブラクセーションと呼ばれる、関節の配列異常や可動の問題です。
サブラクセーションがあると関節の動きが悪くなったり、神経の流れが悪くなって、筋肉が力を出せなくなったりします。
その結果、痛みが出ることになるのです。
サブラクセーションがあるからすぐに痛みが出るとは限りません。
サブラクセーションが出来て、しばらくは症状がないことも少なくありません。
そのため、患者さんは症状がないと自分は問題が無いと解釈されます。
でも、実は問題があっても症状が出ていないだけということかもしれないのです。
そんなときにカイロプラクターはサブラクセーションを探すことが出来、それを取り除いて問題を未然に防ぐことも出来るのです。
異常なしと言われるのが、検査に引っかかるものが無かったと言うだけで、健康と言われているわけでは無かったのですね。
もうぎっくり腰にはなりたくないけどどうしたら良いの?
ぎっくり腰をならないようにする方法があります。
ぎっくり腰が起こるずっと前にサブラクセーションが起こっています。
そのサブラクセーションを早く取り去ることによって、ぎっくり腰になりにくい身体を作ることが出来ます。
サブラクセーションは薬やマッサージでは取り除けません。
それを得意としているのがカイロプラクターです。
カイロプラクティックで定期的にアブラクセーションを取り除き、神経の流れをいつも整えておくことにより、ぎっくり腰になるような生活とはさよならできるでしょう。
朝起きて、突然、痛みがでて動けなくなった30才の溶接工のAさん。
肩を支えてもらってやっとの事で病院に行きましたが、病院はすごく混んでいて、なかなか見てもらえませんでした。
やっと見てもらったものの、レントゲンを撮られて、「骨は良い骨しているね」といわれ、痛み止めを出されて帰りました。
痛み止めは全く効かず、寝ていても良くなりませんでした。
1週間ほど経ったときに、カイロプラクティックのことを聞いて来院されました。
色々話を聞かれて、いろいろな検査をしました。
夜勤の時でも朝なかなか眠れないので、パチンコをしておられました。
また溶接の仕事は中腰のことが多く、一日中腰になっていることもよくありました。
釣りも好きで夜釣りとかにもいっておられたので、「身体が悲鳴を上げている」ととはなしました。
家では座椅子にいつも座って寝たような格好になって、テレビを見ていて、そのまま寝てしまうこともよくあるのが問題だと話しました。
施術を受け始めて1週間で普通に歩けるようになりました。
朝少し遅く起きてきた子供が「父ちゃんが歩いてる!!」と言うので「俺だって歩けるわ」と強がりましたが、子供達も毎日寝床で寝ている状態を見て不安だったのでしょう。
カイロプラクティックの施術を受けて、初めて腰の痛くない生活をすることが出来るようになりました。
痛み止めが効かないという患者さんは結構あります。
そうすると痛みが修まるまで待っている感じです。
しかも、どうしたらならないように出来るか全く分かりません。
そのために自信が無く、いつも地雷を踏むかのような気持ちで生活しておられます。
そんな方がカイロプラクティックで元気になられる姿を見てきました。
病院で特別何も見つからなかった人にとってカイロプラクティックは最良の選択肢になります。
まとめ
病院で検査をしてもらうということはとても大事なことです。
重篤な問題が隠れていることがあるからです。
しかし、問題が無いとすれば、カイロプラクティックの出番です。
カイロプラクティックはぎっくり腰につきもののサブラクセーションを取り除くことが出来ます。
サブラクセーションは他の方法では取り除くことが出来ません。
たとえ症状がないときでも、チェックしてもらうと自分の状態が分かるものです。
定期的にチェックしてもらうことにより、ぎっくり腰になりにくい身体を手に入れましょう。
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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