腰痛と一口に言って、だるい程度の痛みから、立ち上がれないほどの激痛まであります。
どんな痛みであっても、腰痛はいやなもの、それが立ち上がれないほどの痛みとなれば、誰でも困られます。
そんな立ち上がれなくなるほどの痛みがなぜ起こるのか知っていることで、予防が出来れば良いなと思われる方もあるでしょう。
今回は立ち上がれなくなるような腰痛についてお話ししてみましょう。
あんな辛い思いは二度としたくないですね。
30万人の施術実績のある中塚カイロプラクティック研究所代表の私がご説明しましょう。
腰痛、なんで立てない?
多少の例外はありますが、腰椎の側弯があって関節が効果を起こしていることが原因で起こることがほとんどです。
動き自体が少なくなる30台には起こる可能性が増します。
疲労が原因になっていることがほとんどで、何気ない動作で起こることが多いです。
顔を洗おうとしたとか車からでようとしたなどちょっとしたことが原因で、激痛が走ります。
立つことが出来なくなります。
自分では余り気がつかれないことが多いのですが、関節の動きが硬化するために、そこからでている神経の働きが悪くなり、神経支配を受けている大腿の筋肉が働かなくなっています。
そのために足に力を入れようと思ってもほかの筋肉に過剰に負担をかけることになるので、痛みが走り、バランス良く立つことが出来ません。
筋肉に力が入らなくなっているんですね。
力が入らないから、歩くことが出来ないんですね。
あなたは腰痛が立てないほど激痛になる可能性がある?
うつ伏せに寝てみて、自分の姿勢をスマホで写してもらってみましょう。
まっすぐに寝ているつもりが、曲がっていることでしょう。
腰の部分が曲がって、両側の踵がそろわず、1センチ以上も短くなっているように見えます。
こういう人は腰に側弯ができています。
悪くなる前には仰向けに寝られなくなっている方もよくあります。
右下にして横寝になっておられるのが楽だと感じられるでしょう。
また腰の片側が痛んでいることも多くあります。
立ったり座ったリが辛かったり、寝ていて起き上がろうとすると痛んだりします。
温泉などの大きな鏡の前で裸で自分の姿勢を見てみる
見るとヘソの真上に鼻が無い場合があります。
鼻とヘソを結ぶ線が床と垂直になっていません。
足を開いて左右の側屈をしてみる。
膝を曲げず、真横にゆっくり深く曲げてみます。
左右してみるとどちらかが曲がりにくい場合には側弯があります。
右側弯が出来ていると右向きに曲がりにくく感じます。
以上のような状態になっている時には、側弯ができあがっていることでしょう。
つまり、そのままにしておくと激痛の走る腰痛を経験することになるのです。
腰痛になるとき立てないときにするべきこと
私たちは生まれつき右利き、左利きという特性があります。
この特性は、身体にいつも特定の使い方をさせるようにします。
パンツやスラックスを同じ足からはく。
同じ足でボールを蹴る
右利きの方が圧倒的に多いのですが、右手を使おうとするとそれが使いやすいように腰を右側に寄せようとしますこうした姿勢習慣のために背中に側弯が出来てくるのです。
こういう習慣を頭に置いて、確認して欲しいと思います。
1)右側弯か左側弯か
前のセクションで書いたことを確認してみましょう。
特に側屈してみるとどちらかに側弯しているかがわかります。
右側に向かって側屈しにくいとすると右側弯が起こっています。
2)姿勢習慣
側弯が起こるようになった姿勢習慣を探ってみましょう。
それがわからないと習慣をやめることが出来ません。
見つけても気がつくとやっているという状態ではなかなか改善しません。
足を組む習慣、テレビを見るときの肘をついて横になってみる習慣、横座り、横書きするときに身体をゆがめる習慣、掃除機をかけるときの習慣などは良くあるものです。
3)側屈体操
1)で見たように曲がりにくい方に向けて側屈をする体操をするべきです。
足を肩幅に開き、右側屈なら、左の手を上げて、右方向に向けてゆっくりと10回位を3分ぐらいかけて行います。
もう痛みがある場合には、カイロプラクティックの施術と合わせてすることが大切です。
腰椎の柔軟性を取り戻すことが先決です。
そうして、柔軟性が戻った状態で側屈体操をしましょう。
痛みがある場合は柔軟性をカイロプラクティックで回復してから体操しましょう。
腰痛になって、立てなくなるときの注意
ずっといってきているように姿勢習慣が腰痛で立てなくなるような場合側弯になっています。そのために、痛みが出ても我慢して休んでいると少しづつは楽になってくるものです。
しかし、この姿勢習慣を改善しなければ、症状がいろいろ増えていくことを覚えておいてください。
膝の痛み、
下腹部の痛み、
生理痛、
股関節の痛み、
下肢のしびれ、
尾骨の痛み、
踵の痛み、
下痢
などが起こるようになるでしょう。
しかもこのような症状は、原因がわからないと言われることでしょう。
なぜなら原因は姿勢習慣の問題から来る腰椎の側弯だからです。
薬を飲んでも改善せず、徐々に悪化していくので、不安になってドクターショッピングのようになる方が出てくるのです。
そうならないためにも自分の腰の状態についてよく理解しておくべきです。
自分でよくわからない場合には、カイロプラクターに相談しましょう。
国際基準のカイロプラクターは姿勢習慣や背骨の状態についてよく分析してくれることでしょう。
腰の柔軟性を取り戻し、姿勢習慣を克服すると、問題知らずの身体を手に入れることが出来るようになるでしょう。
44才工場勤務男性Nさんのケース
腰が少し辛いなと思うことがあったものの、すぐに楽になるのでそのままにしておかれました。
急に立てなくなるような痛みが出ました。
しかも今回痛みが改善しないので、病院に行ってみてもらわれました。
薬が処方されましたが、余り良くならず、下肢全体がしびれるようになって症状は悪化したかなと思うような感じだったと話されました。
知人に聞いて来院。
お仕事柄、前屈みになって作業をされることが多く、最近は無くなったものの、以前は3交代の仕事をしておられました。
そのときから睡眠がうまくとれなくなって、4時間から5時間程度しか眠れないといわれました。
体重が増えたので、筋トレを1年前から始められて、痛くなってからも続けていたので余計に悪くなったのでは無いかと思っておられました。
家に居られるときにはソファに寝転がってテレビを見ていて、肘掛けを枕代わりにする姿勢をしていると言われました。
腰椎には後弯と側弯ができていました。
柔軟性はなくなっていて、可動域も減っていました。
腰の筋肉アンバランスが出来ていて、足の力にも差が出来ていました。
カイロプラクティックの施術で腰の柔軟性を回復するようにしました。
また、後屈と側屈の体操をしてもらうようにしました。
姿勢習慣で、横になってテレビを見るのをやめるようにお願いしました。
筋トレは痛みが無くなるまで中断するようにお願いしました。
初めて施術した後すごくよく眠れて、何年ぶりかでこんなに寝たと話され、腰の状態がすごく良くなったと話されました。
しばらく続けて施術を受けられると筋トレが出来るようになり、バランスに気をつけて運動も出来るようになりました。
痛みが無ければ、問題が無いと考えておられて、自分の身体を余り顧みられないことから起こっている腰痛でした。
睡眠時間やライフスタイルがすべて腰痛を作り上げていました。
姿勢について特に知っていることが大切だと感じるケースでした。
まとめ
腰の側弯があるときには、柔軟性がなくなると激痛が走るようになります。
そうなる前に自分の身体の癖や姿勢習慣を明らかにして、激痛を感じること無く、元気でいられる身体を手に入れて欲しいと思います。
鳥取県米子に1973年に創業した、国際基準カイロプラクティックを行う「中塚カイロプラクティック」院長。慶応義塾大学にて社会心理学を学び、後に米国ナショナル・カイロプラクティック大学大学院(現NUHS)に留学しDoctor of Chiropracticとなる。国際スポーツカイロプラクティックドクターのディプロマも取得し、アスリートのパフォーマンス向上のための技術や知識を豊富に有しています。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会元会長、
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