肩こり、痛み?あなたのはどちら?

肩こりと痛み 肩こり特集

あなたの肩はこっていますか?こう聞くと「はい」と応えられる方は結構おられます。面白いことにアメリカには「肩こり」という言葉がありません。どちらかというと「肩が痛みます」と言う表現になっています。ですから、私がアメリカにいたときに、日本人の患者さんが「自分の肩こりを理解して貰えずこまった」といわれたこともあったほどです。

あなたのは「肩こりですか」「痛みですか」これは同じように思われるかも知れませんが、症状を起こしているメカニズムが違います。もちろん両方を混同しておられる方もあるでしょう。自分の症状を現すのは難しいものです。今回は肩こりと痛みについて話したいと思います。

肩のこりと痛みは違うんですか?

中塚カイロプラクター
中塚カイロプラクター

30万人の施術実績のある中塚カイロプラクティック研究所代表の私が説明しましょう。

肩こりと痛みの違い

前述したように、肩こりと痛みは違いがあります。一般的に肩こりは、首、背中の上部や肩上腕に関わる圧迫感や違和感、不快感をまとめて呼んでいます。痛みも含める場合もありますが、痛みが出ると原因には違いがあります。コリと呼ぶ場合には、肩周辺の筋肉の緊張と血流不足が原因です。その元となっているのがねこ背姿勢です。一方肩の痛みや腕の痛みなどは肩こりにより、神経の流れや血流が妨げられて、症状が出ています。首と痛みの出る場所の部位の2カ所で問題が起きていることがよく見られます。Double Crash Injuryと言って首と肩、首や肘など2カ所で神経や血管が締め付けられていることによって起きます。コリは筋緊張による血流不足、痛みは首が前に出ることによって起こる神経、血管の締めつけによって起こるというと分かりやすいでしょうか。コリはまだ軽症の間で、進んでくると痛みが出てくるようになります。

似ているように見えても違いあるんですね。

肩こりと痛みで知っておくべきこと

いずれもねこ背が関わっています。つまり、ねこ背を放っておくとコリがドンドン悪化していって痛みになっていくのです。さらにねこ背も軽症の内は、自分で意識すると関節の位置を変えることが可能です。しかし、関節そのものの柔軟性がなくなってしまうとねこ背を改善することが難しくなります。

関節も含めて細胞はいつも入れ替わっているのになぜ、関節が動きが悪くなっていくのでしょうか?

関節は動きによって栄養が行くようになっています。関節が動きがなくなると栄養が行かなくなるので、よい細胞が出来なくなるのです。そのために関節が硬く動かなくなります。しかし神経の流れが整い、関節を動かして栄養が行くようになれば、関節の動きや位置を変えることはできます。逆に長い間そのままになっているとそれだけそれを改善しようとしても時間がかかるようになるのです。

肩こりと痛みが危険なとき

コリが悪化すると痛みになっていくことを説明しました。両方ともねこ背が原因であることも話しました。しかし、多くの方はねこ背を改善しようと思う代わりに筋肉を緩めようとされるのです。マッサージや湿布薬、筋肉の弛緩剤、電気の機械などもみな同じです。筋肉を緩めると肩こりは少し楽になりますが、ねこ背が改善していなければ、すぐに緊張が返ってきて肩こりになります。それだけでなく、緩めた分だけ首が余計に倒れるようになってしまうのです。つまりねこ背がさらに悪化する原因になってしまうのです。

ねこ背はたくさんの問題の原因になります。首の痛み、肩の痛み、肘の痛み、手首の痛み、指の痛み、腕がしびれる、指先がしびれると言った症状が出るようになります。頭痛や顔の痛みや麻痺、寝違え、顎関節の問題、肋間の神経の問題、心臓、肺、胃、腸などの問題が起こるようになります。このような問題がねこぜから出ているとほとんどの方が考えられませんから、薬をもらっても改善しないとドクターショッピングをされるようになるのです。その間にねこ背は体型のように硬くなっていってしまうことになるのです。

結構いろいろな症状が肩こりを放っておいて派生して出るんですね。

肩こりと痛みにすべきこと

肩こりが出てきたら、ねこ背を改善するように努力することが必要なのです。

  • 歩くとき、腰掛けるとき、絶えず背筋を伸ばして顎を引く。つまり胸を張る姿勢を心がけることが大切です。

  • 深呼吸の習慣。顎をあげなければ呼吸できないのがねこ背の特徴なので、背筋を伸ばし、顎をあげないので胸いっぱいの呼吸をする。

  • 下着や洋服など、窮屈なものは着ない。大きく息を吸って苦しくなるような服はねこ背になります。

  • ポケットに手を入れる習慣をやめる。女性は両手で胸の前で腕を組む姿勢をやめる。

  • 仰向けで寝る習慣をつける。一日30分くらいフロアで背中を伸ばす時間を持つ。

  • 胸を張る体操をする。肩が後ろに下がるように腕を後ろでつないで真後ろに引っ張る。ゆっくりとすることが大切です。

肩こりと痛みにカイロプラクティックを試すべき理由

肩こりが痛みに変わると簡単に姿勢を変えることが難しくなります。自分の力で胸を張ろうものにも辛くなりますから出来ません。そんな時にカイロプラクティックはとても大きな助けになります。カイロプラクティックは関節の機能異常の改善が最も得意です。動きが悪くなっている関節に動きをつけるためにカイロプラクティックはアジャストメントというテクニックを使います。関節の動きをつけることによって神経の流れが整い、筋肉のバランスが整います。バランスが整うと自ずとよい姿勢になります。それは本来あるべき姿なのですから。しかし、そのままにしておけば、元々の習慣からねこ背になっていきます。そうならないために姿勢習慣やライフスタイルを見直すことも重要なポイントです。カイロプラクターは姿勢習慣やライフスタイルに関しても多くの情報を持っているためにあなたに合ったやり方をアドバイスしてくれることでしょう。

 

58才病院事務女性Fさんのケース

Fさんは個人経営の病院の事務をしておられる方。いろいろなことをしておられるので、忙しく、ストレスもたまっています。基本的にはコンピューターを使っておられることが多く、猫背がひどいと言われました。元々肩こりだったけれど、最近は痛みがでてきて肩を動かすと痛いと言われました。痛み止めを飲むけれど余り効かないので来院したと言われました。

右肩の可動域は狭まっていて、90度以上は上に挙がりませんでした。また痛みを伴いました。肩は巻くように前に出ていて、首も体より前方に出ていました。首から肩にかけて筋肉は硬直して、全く柔軟性がありませんでした。首の可動域も回旋が右には制限があり、側屈も制限されて痛みを伴いました。

睡眠時間は5時間。大体はよく眠れないので、睡眠薬を使っておられました。食事も余りちゃんと食べられないことが多く、忙しいと食事が抜けることがあると話されました。ご主人にはちゃんと作っておられましたが、ご自分はいい加減だと言っておられました。

横になりながらテレビを見られる習慣がありました。それが首の歪みを作っている一番の原因と考えられました。

カイロプラクティックの施術で頚部と胸椎の柔軟性を回復するようにしました。また、頚椎の柔軟性を回復する体操と胸椎の柔軟性を回復する体操をしてもらいました。仕事の合間にも体操をされるように勧めました。食事をキチンとされるように勧め、睡眠時間も確保できるように勧めました。また目が覚めてもしばらくは体を休めるようにお勧めしました。寝ながらテレビを見ることは控えられるようにお勧めした。

15回の施術で、肩の動きは改善し、首の位置もかなり変化して、よい姿勢になられました。

自分の体は肩こりになる体だから、もうこんなものと思っておられましたが、痛みのためになんとかしないといけないと思われるようになっておられました。そのために真剣になられたのがよかったのでしょう。体操をされなければ、首の位置が変わってもよくはなられなかったかも知れません。思いは大切ですね。

まとめ

肩こりから痛みが出たら危険なサイン。急いでねこ背を改善しなければなりません。待てば待つほど問題が難しくなっていくのです。カイロプラクティックで自分の体の状態を分析してみてもらうことをお勧めします。