うつむき姿勢(スマホ首)

スマホ首 コラム

本を膝の上に置いて読んだり、スマホやタブレットを使うとき、コンピューターを使うときに良くなる姿勢です。頭が15度前傾すると首に掛かる重量は6倍になります。しかも同じ姿勢を長い間とっていると筋肉が動かないために血行がわるくなります。この姿勢をいつもしている人は、頸椎のカーブ(前弯)が逆に(後弯)なってきます。その結果、上肢の血管や神経の流れを妨げるようになります。

うつむき姿勢が原因で起こる症状

肩こりが初期の症状で、寝違いになったり、手首、肘、肩の痛みを訴えられるようになります。それをごまかしているうちに、しびれが出てくるようになります。そのうちうずきも出てきて夜、眠れなくなります。ここまでなっていると簡単には改善しなくなります。握力も落ちてきて、タオルが絞れなくなったり、ペットボトルのキャップが開かなくなったり、魚を食べるのが難しくなったりします。ものをよく落とすようにもなってきます。手を使う仕事をしている人は、仕事をやめなくてはならないのではないかと心配されるようになります。残念ながら薬では改善しませんし、手術をしても数ヶ月で再発する可能性が高いです。なぜなら、普通の生活に戻ると又同じ姿勢をされるようになるからです。

 

42才コック男性。フライパンをふれなくなったと言われて来院。ねこ背が極端にひどくなっていました。夜はうずいて眠れず、手の握力が落ち、左手首の筋力が極端に落ちていました。いつもうつむいて仕事をするのと腹ばいでスマホをいじる習慣がありました。仕事が忙しくなって、残業が続き、寝不足が続くようになって、不調が一層ひどくなったと話されました。首の位置やねこ背は手にいっている神経にとって重要であることを話しました。ねこ背の克服が大切だということを話し、ねこ背の体操をしてもらいました。徐々に手の力が回復し、また仕事が出来るようになりました。