あなたの腰痛、もしかしたらストレスが原因かも

ストレスと腰痛 腰痛特集

普通重いものを持ち上げたり、長時間中途半端な姿勢でいたりして腰痛になる人が多くあります。

イメージ的にも肉体労働で腰痛が起こるイメージがあると思います。

しかし、それほど大変なことをしたわけではないのに、腰痛になる方も結構おられます。
受験生や事務仕事をしているような方が腰痛になる場合もあります。

原因がわかるような場合は問題ないのですが、原因がわからないために健康に自信が持てなくなる方もいらっしゃいます。

いろいろなことが怖くて出来ないといわれる方もあります。
「腰痛はストレスからでも起こります。」というと驚かれる方もあります。

今回は腰痛とストレスの関係について考えてみたいと思います。

腰痛は肉体労働してなるんじゃないんですか?

中塚カイロプラクター
中塚カイロプラクター

30万人の施術実績のある中塚カイロプラクティック研究所代表の私がご説明しましょう。

ストレスについて

ストレスは大きく分けると3つあります。

精神的なストレス、肉体的なストレス、化学的なストレスがあります。

ストレスは必ずしも悪いものというわけではありません。
例えばアスリートがオリンピックに出るという目標を掲げて努力するというのは、自分を動機づけるにはとても良い目標で、それが動機付けになります。

しかし同じ目標が重荷になり、追い込まれて夜も眠れなくなったりすれば、悪いものにもなります。

精神的なストレスには高すぎる目標や現実的でない思いがあります。
こういう場合に、睡眠が阻害されたり、否定的な考え方になったり、消化が悪くなったりします。

肉体的なストレスは、動かないことやスポーツのしすぎ、交通事故などがあります

化学的なストレスは加工食品の中の添加物だったり、薬の副作用だったり、PM2.5などの汚染物質、ペンキや建材など、香水などもあります。

ストレスと言えば精神的なものだけだと思っていました。

中塚カイロプラクター
中塚カイロプラクター

ほかにも肉体的なストレスや化学的なストレスがあるので、結構ストレスがあっても不思議でないですね。

ストレスからの腰痛のメカニズム

ストレスがあるときには身体は興奮する交感神経が優位になるバランスになります。
心拍数が上がったり、血糖値が上がったり、血圧が上がったり、消化器系の働きが悪くなります。

このような状況が一時的であれば、身体は平常に戻ります。

しかしいつもそのような影響を受けていると身体が適応できなくなってきます。
ストレスに適応するときに一番影響を受けるのが副腎です。

副腎は経験上骨盤をサポートする縫工筋と関連があります。

そのために働きが悪くなるときに縫工筋も働きが悪くなります。

そのために骨盤が不安定になるので、周りの筋肉が過緊張を起こすようになります
そうなっているときには腰痛を起こすお膳立てが出来ているといってもよい状態です。

また、ストレスがかかるときに消化器系が働きが悪くなると話しましたが、大腸と関係しているのがハムストリングです。

大腸の働きが悪くなるときにはハムストリングが弱くなります
ハムストリングも骨盤の安定に役割を持っているために、腰痛が起こりやすい状態になるのです。

こんな時にはすでに骨盤が安定していないので、特に無理をしたと思わないようなことでさへ腰痛が起こるようになるのです。

確かに椅子から立ち上がろうとしたら痛くなりました。

ストレスから腰痛の危険

多くの人がストレスから腰痛が起きると感じておられません
そのために腰痛は筋肉の問題と考えておられますから、痛み止めを飲んだり、湿布薬を貼ったりして筋肉が良くなるのを待っておられる感じです。

しかし、ストレスが原因でなっている腰痛は、ストレスの原因を取り除かないことには、腰痛を改善することが難しいのです

自分がどういうストレスを持っているかを理解しなければ、ずっと無理を続けるようになってしまうのです。

ストレスについてよく知っていることが大切になるのです。

この場合には精神的なことだけではありません。
過労、寝不足、不良姿勢、食事などを振り返ってみることが自分の問題を解決する早道になることでしょう。

自分の問題がわかれば、半分は改善したようなものです。
自分でわからないときには国際基準のカイロプラクターに相談してみましょう。
きっと的確なアドバイスをしてくれることでしょう。

ストレスがあるときにすべきこと

ストレスをすべて書き出してみましょう。

とにかく自分にとってストレスになっているのではないかと思うことを書いていくことは大切です。

解決が可能かどうかにかかわらずリストアップしてみましょう。

二つに分ける

書き出したものを二つに分けます。
一つは変えることができないもの。
例えば、天気、親、職場などは簡単に変えられません。

もう一つは変えることができるもの。
例えば、睡眠不足、甘いものの食べ過ぎ、アルコールの飲み過ぎ、夜更かしのしすぎなどがあります。

出来ることを実行する

この二つめの変えることができるものを努力して、一つでも二つでも改善すると他のストレスに対処できる余裕が出来ることになります。

ほかに重要なこと

食事を整える。

3回食事を取りましょう。

甘いものを控えめに。

食間を開けすぎない。

食事を抜かない。

果物、野菜をしっかりと。

アルコールは控えめに。

腹式呼吸、日記をつける

睡眠

できるだけいつも決まった時間に寝ましょう。

10時半までに寝る。

真っ暗にする。

カフェインを避ける。

寝る2時間前には飲食は終わっておきましょう。

笑う

健全な笑いはリラックスさせてくれます。

運動

30分のウォーキングや自転車に乗るなど出来ることをやってみましょう。

5分でも出来ることがあればやってみましょう。

神経を整える

カイロプラクティックが役に立ちます。

46才経理事務女性Kさんのケース

Kさんは家族経営の会社の事務をしておられ、腰痛がひどくなって来院されました。
今までお母さんが経理を一手にしておられました。

お母さんがご病気で出来なくなっために、急に経理をしなければならなくなりました。
今までの流れがわからないので、経理事務が遅れ、大変ストレスを感じておられました。

それほど大変なことをしたわけではないのに痛みが出て、夜もなかなか眠れなくなりました。

顎関節の不調や頭痛も出てきて、とても辛い思いをしておられました。
食欲もあまりなく、食事をしても消化しないような感じだと話されました。

腰痛は、腰というよりは骨盤の下の方に痛みがあり、椅子に座ると痛みが余計ひどくなると言われました。

足の方もいやな痛みが膝のあたりに出ると言うことで、心配しておられました。

骨盤が歪んで、足の後ろにあるハムストリングが力が入らなくなっていました。
反対側は、縫工筋が弱くなっていました。

頚部の筋肉も硬くなっていて、頬の筋は触るだけで痛みを感じる位敏感になっていました。

カイロプラクティックの施術で骨盤の歪みを調整し、脊柱全体の柔軟性を回復しました。
筋肉の反射療法を使ってバランスを取るようにしました。

胃腸の調整をした後は腸が非常に良く動くようになって、お腹がポコポコ鳴っていました。

施術中には、いろいろなことを話しながら感極まったように涙を流されました。
しばらく涙を流された後は少しすっきりした表情になられました。

施術ともに少しずつ経理にも慣れてこられて、症状も軽くなったためにとても元気になってこられました。

ストレスが内臓の調子を狂わせ、関連する筋肉が弱くなって骨盤のサポートが出来なくなって出た腰痛でした。

精神的なストレスが不調を作る典型的なケースでした。

痛みはそのままではより不調を作りだしていくようになります。
早い対応が必要です。

まとめ

今はストレスは囲まれるような生活です。
上手にストレスと付き合い、元気になるように出来ることがたくさんあります。

そういう良いことを少しでも行うことが健康になる早道です。

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